足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

夏相場が助走

2005-05-20 18:42:35 | 株式
今日はニューヨーク株について考えてみよう。
私が注目しているヘッジファンドは「現在の相場は2000年初めをピークとする長期の下降トレンド上にある。2002年秋から始まった上昇相場はベア・マーケットの中の中間反騰で、相場の基調を反転させたものではない」という。
それに米連銀の引き締めが加わって、世界的に景気が減速して来年かけて下降トレンドが続くとみる。極端にポジションを落としてしまってる。特に来年は米国では中間選挙の年で歴史的に見ても株価は不振。
いまひとつ多少異なる見方はメリルリンチのテクニカrチーム。2002年秋を底とする上昇相場は、一つのブル・マーケットであり、現在の相場の基調はその延長線上にあるという。春以来の不振はあくまで上昇相場における調整場面で、今年は夏相場がある。ただそれが2002年を基点する上昇相場の終着点になる可能性も強いとみる。
この2つの見方の共通点は夏相場があることでは一致しているし、その先には警戒的。
今週から始まったNY株は夏相場への助走とみられる。
それにしても夏相場があるとすれば、そこは手をすかす一つのチャンスとみたい。
今日は住友チタニウム(5726)と東邦チタニウム(5727)がともにストップ高。2日前の説明会で住友チタニウムは「昨年末に金属チタンの30%の値上げが実現したが、スポット市場の気配はさらに60%上だ」と、現在の需給関係の状況を語っていた。
両銘柄とも相場の位置は1年後には大きく変わっいる。
航空機、石油化学プラント、中東での淡水化装置、そして軍事用にと、珍しく全分野の需要が全開。株式相場のトレンドいかんにかかわらず、人気を集めるだろう。

コメント
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