足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ハイテク人気は本物かも知れない

2005-05-28 17:58:52 | 株式
昨日もウォール街でのハイテク株の強さを書いた。
ハイテクのリーダーであるインテルが金曜日も上昇13連騰した。1996年の11連騰を抜いて注目されていたが、また記録の更新だ。
「ハイテクは4月は相場の足を引っ張ったが、一転してリードー役に躍り出た。その意味を考えよう」という投資家の声も日増しに強まってきた。
4月はハイテクにカラ売りが大きく積み上げられてきたが、5月に入ってからはカラ売りは減ってきている。ヘッジファンドを中心にショート・カバー(買戻し)がみられた。それがハイテク株のカタリスト役(上昇の触媒)になっているが、その上にファンダメンタルにも、強気できる材料が増加の傾向。
ハードウエアではPC、携帯電話が牽引役だが、先週の米バロンズ誌には「いよいよHDTV(高画質TV)がフルスイングで稼働を始めた」という書き出しで、この大型商品の普及が始動したことを、カバー・ストーリー(特集)で取り上げた。話題が先行していま一つTV会社が番組の提供に熱心でなかったが、ここへきて力を入れ始めた。2006年からは米国のFCCはアナログからデジタルへの切り替えを義務づける。爆発的に需要がいっきに盛り上がりそう。来年1月のアメリカンフットボールのNFLは初めてデジタルで放映される。専用TVの価格も1台10万円を切る。
ハイテク株買いは一過性のものとみる向きもあるが、テキサスインスツルメント、モトローラ、デル、HPなどの動きをみていると、何かを暗示している感じを強くする。インテルのように・・・
少なくとも夏相場の主役はハイテクとインターネット関連である。われわれのポートフォリオにもハイテク投資にバイアス(力点)を置こう。