足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

餅つき相場・・・アウトソーシングとウェルネット

2004-12-21 18:55:01 | 株式
「餅つき相場」が始まった。上下への変動の激しい相場展開である。日経平均だけをみていると「本当?」と首を傾げたくなるが、いま個人の資金が流入している仕手株や新興市場の銘柄は、ちょっと横を向いている間に、上下に大きく変動する。
本欄で注目した新興市場のアウトソーシング(2427・JQ)は、この日に上値抵抗線の128万円を抜けて、普通の株ならば一段高をするところだが、引けはだれた。オンライン取引とトレーダーのホットマネーが動いている証明。
12月15日に公開したが、出来高がよくできるので短期売買の対象になる。この株にはおそらく機関投資家の資金も流入してきているのではないか。日本では、はじめての生産工程の1ラインを一括して請け負うPEOというビジネス。これからの成長性は十分あるし、なによりも新鮮な魅力がある。新年1月の活躍銘柄でもあるとみる。
新鮮さといえば、この日にIPO(新規公開)されたウェルネット(2428・JQ)は公開値16万円に対して48万円カイで終わった。ジャスダックなので寄ると思ったが当てが外れた。
22日は午前中の早いうちに寄るだろう。この日の引けに比べて大きくかけ離れなければ、注目したい。私の理論株価に比べては大きくかけ離れた。携帯電話のネットを利用して、航空、長距離バスなどのチェックインができる。ほかにはコンビニの決済も携帯電話でできる。
PER(株価収益率)や私の理論株価モデルでは株価は評価が不能。PSR(=株価÷1株当たり売り上げ)を利用するしか手はない。同社の1株当たり売り上げは4万8,000円。これに対して10倍に買うか、15倍まで買うか。
ここが思案のしどころだ。