足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

外人に頼らなくてもよい市場がある

2004-12-07 18:57:00 | 株式
外人投資家の買い→個人の追随というのが、今年の上昇局面での循環であった。それが最近は崩れてしまい、外人の買いに対して個人投資家が売りをぶつけるという図式がしばしば見られるようになってきた。年末を控えて、今年の総決算を考えてみて、利益の出てる投資家は節税対策として損を出すということか?
そのような図式が見られないのは、いまのところの新興市場である。特に人気が最近公開した銘柄に集中する傾向が強いが、この世界は外人買いは株価形成の面ではそんなに大きなものではない。従って個人のエネルギーがそのまま、相場の上に現れる。
新興市場への投資には「難しい」と偏見を持つ向きがいまだに多い。確かにそうもかもしれない。大手証券、準大手もアナリストがカバーしている新興市場の銘柄は少ないので、情報は自分でネットを通じて集めるしかない。ただ株価の判断は、第1部市場を判断するのと同じで、別世界ではない。投資のコツを身につけたら、最近のような株価の低迷期でも「おおきな成果を上げている」投資家も身近にみられる。日本の産業構造が変貌しようとしている時代の背景を考えてみようではないか。年内にはユニークなビジネスモデルのIPO(新規公開)も散見される。机上での投資でもよい。来年に備えて実験をして見られたどうだろうか。トリトン通信では3分の1ぐらいを新興市場への投資に当てている。