足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

驚異的な成果を上げたヘッジファンドに手を叩く・・・今週の戦略?

2004-12-19 18:45:08 | 株式
米国に「A・キャピタル・ファンド」というヘッジファンドがある
ごく最近、その資料を入手した。苦闘するヘッジファンドのなかで、こんなにすばらしい成果を上げる運用者がいたのを見つけて、うれしくなった。われわれにとっては全く未知のファンドである。2002年6月にスタートしたが、その年は+11.6%。2003年は+60.64%、そして今年は11月までに+22.73%。設立以来の成果は+120.05%。その間、S&P500は+9.51%なので、市場平均をこのファンドは大きく上回った。
なぜこんな脅威的な成果を上げた?
このヘッジファンドは米国の小型株を専門に運用するファンドであるからである。
運用者は時価総額が20億ドル(約2100億円)以下の企業、8200社を対象にして調査をし、運用対象にする。この種の中・小型株の株価形成は「合理性の欠如」、「アナリストのカバレッジ(調査対象)が少ない」ことをあげている。もちろん平均以上の利益の成長が期待できる銘柄を選び出す。
かねてわれわれも、投資対象としてきたのは新興市場と中・小型株である(時価総額1000億円以下が中心)。
運用者がこのカテゴリーの銘柄に照準を当てるのは、私がかねて考えてきた理由と同じである。
1.レバレッジは150%以下、2.低い変動率の銘柄、3.ファンダメンタルとテクニカルの両面から毎日、モニター(精査)する 4.ストップ・ロスは20%(下げの限界)-などの運用上のデシプリン(規律)を上げている。
レポートを読みながら「わが意を得たり」と、思わず手をたたいた。われわれも、このファンドへの投資の検討に入った。

今週は先に公開されたアウトソーシング(2427・JQ)、ワールドロジ(9378・HC)、アエリア(3758・HC)、GDH(3755・マ)に引き続き関心を持つ。あるものは中期投資として、あるものはトレーディング対象として。
それに今週も、初値で投資しようと思う銘柄のIPO(新規公開)が続く。