ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

年度末・・・そして、卒業式シーズン

2012-03-15 22:56:43 | 日記

3月は師走とは別の年度末の慌ただしさがあります。多くの企業や官公庁では決算期を迎え、年度の区切りとして出納整理や書類の整理(年度更新に向けた準備)に追われる時期となります。

また、定年で退職される、新年度から新たな人材が採用されるなど、人の異動が行われる時期でもあり、さらに梅が咲き始める今日この頃、多くの学校で卒業式が行われる季節でもあります。かく言う私の二人の子供も、高校と中学をそれぞれ卒業し、進学への道を歩むこととなりました。

この卒業式に歌われる歌、私の時代には、「仰げば尊し」や「蛍の光」が定番(といいますか常識?)でしたが、今やJ-POPなどが流行っているようで、「3月9日」「卒業写真」「贈る言葉」などが上位ランクを占めているようです。因みに娘の中学校では「YELL(いきものがかり)」が歌われました。時代が変われば卒業式の歌も変わるものだと、感慨をおぼえる今日この頃です。

さて、卒業といえば中学・高校生は進学される方が大半だと思いますが、大学生にとっては社会に進出する極めて重要な時期(実際の就職戦線はその前に始まり、終わっていますが)でもあります。

就職内定率もリーマンショック以降の厳しさ、東日本大震災の影響もあって、昨年12月時点では過去2番目に悪い状況(今年2月時点では3番目の低位水準)のようで、新卒者にとっては、このように厳しい就職氷河期の中で社会に旅立っていかなければなりません。

ところが、更にこれに追い打ちをかけるように、国家公務員の2013年度の新規採用を2009年度比で7割(当初は4割とされていました)削減するという方針が政府から示されています。社会保障と税の一体改革を前に「公務員が身を切る」ことの一環だそうですが、彼らは未だ公務員ではありません。就職がたださえ厳しい中で、国がそれを下支えするのではなく、彼らの雇用の機会を奪うということには、忸怩たる思いを抱かざるを得ません。

また、組織的にも大幅な新卒者の抑制は、組織内人員の年齢構成をゆがめ、中長期的には様々な歪みを生み、知見・ノウハウといった継承にも影響がでることになると危惧するところです。「身を切る」政治判断はあるとしても、国家100年の大計をもって、そして、何よりも若者の雇用の機会を絞るのではなく拡大することこそが、政治の役割ではないかと、一連の状況を通じて感じました。

引き続き、公務を取り巻く環境は厳しいですが、少しでも私たちの主張が政治の場でも活かされるよう、中央段階で運動を進めていきたいと改めて意を強くしたところです【谷】


今日はホワイトデー

2012-03-14 22:43:01 | 日記

お疲れさまです。

私は、ブログの担当日が2回続けて、有名な日です。ちなみに次回のブログの担当日は・・・

題名にも書きましたが、今日はホワイトデーでした。男性のみなさんは、たくさんお返しをされたのではないでしょうか?私もなぜかバレンタインにチョコをあげていない方からもお返し(?)をいただきました♪

今日は長野に来てから知り合った方と久しぶりに会いました。何もわからないまま転勤してきて、いろいろ教えていただきとてもお世話になった方で、会うのを楽しみにしていました。あっという間に時間が過ぎてお別れの時間になってしまい、もっと話したかったなと思いつつ、パソコンに向かっています。

私たちの職場は、転勤が多い。そのため、今話題になっている宿舎も非常に関心の高い問題である。就活をする際に、転勤が多いことは聞いていましたが、自分が実際に転勤してみて本当なんだ!と実感しました。不安な半面、いろいろな方に出会うチャンスが多いということでもあります。今の事務所で、いろいろな人と出会うことができ、非常にいい経験になったと思っています。今日会っていた方と話をして、私はたくさんの人に助けられながら仕事をしているんだと再確認しました。

直接仕事では、関係ない方であっても、廊下ですれ違い一言交わす。そんなことでもその日の気分が変わってくると思います。だから、職場の雰囲気はとても大事だと思います。何気ないことでもその人にとって見たら、素敵な1日になるきっかけかもしれないし、最悪な1日へとつながるかもしれない。職員だけでなく、賃金職員の方々も含めた皆さんが気持ちよく働ける職場になるように心がけていきたいと思います。組合を通じて、風通しのよい職場になればと思います。

来週、オルグで(東海の釣好き)さんがいらっしゃると聞いております。当日はよろしくお願いいたします。その頃には、少し暖かくなっているといいのですが・・・。

本日は、夕方から地震が続いていますがもうこれ以上何も起こらないよう心から祈ります。

(こくざわ)


PSI-EASRACに参加して

2012-03-13 23:09:43 | 日記

皆様お疲れ様です。

今回は、3月11日から13日まで日本で開催されましたPSI-EASRACについて、少しご紹介させていただきます。

PSIとは、国際公務労連 (Public Services International, PSI) の略でありまして、公共部門労働者の国際的な労働組合連合組織です。154ヵ国、640の労働組合が加盟、2,000万人公共部門労働者数を誇り、我々国公連合も加盟しております。

そして、EASRACとは、東アジア小地域諮問委員会という日本・韓国・香港・台湾・モンゴルなどの国で構成する枠組みであり、毎年委員会を開催(今年は東京開催)して各国の課題を共有しています。私は今回、PSI-JCという日本組織のユースメンバーとして参加してきました。

今回、会議に参加して驚いたのは、どこの国も公務部門労働者は非常に厳しい状況におかれており、日本を含む東アジア小地域の課題がとても類似しているということでした。そして、今回の会議では、各国の公務部門労働組合がそのような状況下でどういう運動をしているのかということを共有出来ましたし、各国青年層のリーダーとも色々な話が出来て大変刺激的でした。(詳細は機関紙で後ほど掲載予定)

全財務の青年委員会では、来月以降、中央での交渉及び青年交流集会等を予定しておりますが、今回の会議に参加しまして、それらをより良いものに成功させたいというモチベーションが高まりましたので、しっかりと全財務の青年層を引っ張って運動を進めていきたいと思います!以上(スガシン)

 


覚えていますか?

2012-03-12 20:19:24 | 日記

早いもので、地震から1年・・・。1年前を覚えていますか・・・?

当時私は、14階という高層階におり、船で揺られるがごとく、ビル揺れに身を任せ、悲鳴とキャビネットの扉の音が鳴り響き、ただ揺れがおさまるのを祈るのみでした。

帰るときには、電車は止まり、ひたすら4時間歩いて帰る、その帰り道、大勢の人が歩いて帰宅するという異様な光景に、ゾッとして鳥肌が立ったのを覚えています。

帰って、テレビをつけては、火災と津波が次々に家やビルといった建物、田畑、道路・・・すべてのものをことごとく飲みこんでいく脅威をまざまざと見せつけられ、ただ恐れるしかなかったです。

数日過ぎても、余震と計画停電と原発事故の危険に、心休まることはなく、地震酔いもかなりひどいものでした。

あれから1年、今も、不便な生活を強いられたまま、必死に頑張っている東北の方々には、本当に頭が下がります。同時に、多くの方の東北を想う温かい気持ちが感じられ、胸が熱くなりました。

不幸にも本当に多くの人が、様々な想いを抱きながら犠牲になりました。その方々のためにも、この経験を忘れずに、仕事に生かしていきたいと決意を新たにしたのでした。

[A.Okada]               

 


出会いの季節。

2012-03-09 20:13:04 | 日記

 お疲れさまです。

気づけば3月に突入していました。

小学生の頃、3学期の始業式の校長先生からの話で、「昔から『1月行く、2月逃げる、3月去る』というように、3学期はあっという間に過ぎていくので、気を引き締めて1年のまとめをしましょう。」と毎年のように言われていたのを今でもなぜかよく覚えています。子どもながらに、またその話か・・・。という気持ちで聞いていたからでしょうか。1月はお正月があり、2月は元々28日で普通の月より短く、3月は年度末でやることが多いことなどから、年初3ヶ月は通常より早く時が過ぎるように感じられ、このように言われているようです。ついこの間年越ししたよなーと思いながら、大人になってもなお校長先生の定番挨拶を思い出しています。

3月と4月は出会いと別れの季節です。九州財務局からも多数の方が定年を迎えられて退職され、新規採用者が入ってきます。自分としては採用から丸3年が経つということで、ここでも時間の速さを感じずにはいられませんが、多少は社会人っぽくなったことを願いつつ、新たな出会いを楽しみにしているところです。

先日、宮崎大学で行われた企業合同説明会へ宮崎財務事務所の若手職員として参加させてもらいました。今大学3年生で来年度の公務員試験を目指す学生さんが話を聞きに来てくれたのですが、やはり財務局の認知度はまだまだ低いようです。しかし、財務局の存在をよく知らないながらも真剣に話を聞いてくれる眼差しにこちらも気が引き締まる思いでした。来年度から財務専門官試験が始まり、国家2種試験日とは別日に試験が実施されます。例年通りにいけば国税専門官の試験日と重なっているとのこと。強力なライバルにどれだけ太刀打ち出来るかは、試験までの期間の財務局アピールにかかっているようです。

今週、政府は平成25年度の国家公務員の新規採用数を政権交代前の平成21年度比で4割超、24年度比では2割超の削減を行う方針を確認した。との報道がなされました。本日に至っては岡田副総理の7割減発言も報道されています。国家公務員給与削減、人事院勧告のさかのぼっての実施が慌しく決定され、さらに新規採用者の大幅削減・・・。公務員を目指す若者の目にはどう映っているのでしょう。置かれる状況はますます厳しさを増す一方ですが、今後のためにも状況を甘んじて受け止めるのではなく、声を上げていくことが大切だと思います。

【にゃんきゅう★】

 

 


緊急署名行動へのご協力をお願いします!

2012-03-08 23:40:46 | 日記
3月になり、啓蟄も過ぎて気温も春らしく暖かくなってきたかと思えば、また冬のような気温に逆戻り。寒の戻りでしょうか?三寒四温とはいうものの、体がついて行かない気温差です。

ついていけないほど動きが激しいのが、私たち公務労働者の労働条件に関する諸問題です。給与の減額措置に係る問題、被用者年金一元化に伴う共済年金職域部分の廃止削減に係る問題、退職金水準に係る問題、高齢雇用に係る問題、新規採用抑制、国家公務員宿舎に係る問題、女性職員の登用に係る問題など、ざっと列挙しても、こんなにも多くの課題があり、いずれも私たちの労働条件に係る重要な課題ばかりです。

このうち給与の減額措置に係る問題は、昨年5月に政府との間で将来の自律的労使関係制度を先取りする交渉を行い、東日本大震災の被災者とともに歩む強い決意を持ち、臨時的な給与の減額措置に合意しました。しかしながら国会という労使合意の外の事情により、この合意内容と異なる決着となりました。極めて遺憾なことであり、こんなことが今後繰り返されるとした場合、上記の私たちの労働条件に係る問題について非常に憂慮される事態となります。やはり一日も早く労働基本件権を取り戻し、対等な立場での交渉を行う仕組みを整えることが喫緊の問題であることが、改めて認識できたといえます。

現在、国会に提案されている国家公務員制度改革関連四法案により形成される労使関係制度は、まだまだ民間の労使関係制度と比較すれば不十分なものでありますが、第一歩を踏み出さなければ何も前には進みません。提案から審議が進まない状況を打ち破るために、また昨年5月の労使合意を確実に履行させるために国公連合として主体的に緊急要請署名行動に取り組むことになり、全財務としても積極的に取り組むこととしました。短期間での取り組みとなりますが、ご協力宜しくお願いします!

(東海の釣好き)


体裁

2012-03-07 23:57:13 | 日記

「体裁」(大辞泉)
 1 外から見た感じ・ようす。外見。外観。「料理を―よく盛りつける」
 2 世間の人の目にうつる自分のかっこう。世間体。みえ。「―ばかりを取り繕う」
 3 それらしい形式。「企画書としての―をなしていない」
 4 相手を喜ばせるような振る舞いや口先だけの言葉。「―を言う」


今朝、靴下に穴が開いておりました。出勤直後に気が付きました。
「ありゃま。今日、靴は脱げんな」と靴に履き直そうとしたら、その靴の踵も随分摺れていました。
“オシャレは足元から”などと言いますが、完全に失格なのであります。

「お前が結婚できないのは、乗っている車のせいだ。早く良いの買え」
2~3年前、先輩から言われた事があります。
「ハァ~?(゜Д゜ )?。車でモテるなら何台でも買いますわ」
と冗談でかわしましたが、その人に言わせれば、「もう少し体裁に気をつけろ」とのこと。

確かに私、体裁というかオシャレに疎いという残念な性格を持ち合わせているのは事実です。

さて、形態安定シャツが世に出てから何年になるでしょうか?すっかり毎日お世話になっております。
洗濯してから、パンパンと叩いて干すだけ。
お日様のチカラに任せるまま乾かし、シワは形態安定の機能に委ねるがまま。アイロンなどかけるはずもない。
ただ、残念ながら形態安定の機能も永遠ではないようです。
“形あるものは何れ壊れる”という悲哀は、形態安定シャツを以っても例外ではありません。
盛者必衰の理を顕すわけであります。

ということで、最近では、形態安定機能があったことなど全く偲ばれないシワだらけのシャツで過ごしております。
形態安定シャツの機能の限界について話をしたら、後輩から、
「当たり前でしょ。アイロンくらい掛けなさいよ」と怒られたこともあります。
かなりズボらな姿で、日々過ごしているのであります。
いつぞやの先輩のアドバイスではないですが、少し体裁にこだわった方がいいかもしれません。

さてさて、政府は、消費税増税への環境整備のためなのか、このところ色々な政策案を打ち出そうとしています。
その一環でしょうか、国家公務員の新規採用を4割超削減という報道もなされています。
増税のため、国が自ら身を切るという姿勢を見ようと、体裁ばかり取り繕うことに必死なのかもしれません。
一部のメディアは「増税のために、なりふり構わない姿勢」などと表現しています。

私の身なりの体裁と、増税のための体裁とを引っ掛けるのは、かなり無理があったかもしれません。
ただ、「どちらも中身が大事だよ」などと皮肉を言いたくなるのは、何れの当事者でもある私としては本音のところ。

増税のための体裁のほうは、何かと政争の具にされがちです。。。
「でも、訴えるべきことは、組合活動を通じて訴えなければならんなぁ。」
今朝は、いつの間にか、穴の開いた靴下を見ながらそんなことを考えていました。

で、私の身なりの体裁は、、。
靴下とシャツを買うべく、まずはユニクロに走ることから始めようと思います。


【Ikemotto=@】


組合活動

2012-03-06 23:39:41 | 日記

 先般、金沢市において、五十嵐副大臣と15名の参加者との間で対話集会が行われた。私はスタッフの1人として現場にいたのであるが、参加者はそれぞれ自分自身の境遇の中で、思っていること、感じていることを真剣に伝えようとしていた光景が印象的であった。この対話集会を通じて感じたことは、まだまだ永田町や霞が関が伝えようとしていることと、多くの一般の人が抱いていることの間にはかなりのギャップがあるということであり、この情報の非対称性を解消するためにはまだまだ時間をかけて労力を費やす必要があるということである。他の地域で開催された集会をYouTubeでみても、どちらかと言えば批判的な意見が多いのもそのためであろう。

 労働組合役員とその他一般の組合員についても同様のことが言えるのではないだろうか。例えば全財務で言えば、中央本部に入ってくる膨大な情報は各地区本部へ流れるが、その情報は一般の組合員へどれだけ浸透しているのか疑問である。私も地区本部の執行委員であるが、教宣紙を配布しただけで自分の役割は終わったと勘違いしてないだろうかと自問自答してしまう。この状況を解消するためには、組合が取り組んでいる活動について、組合員同士がコミニュケーションを図れる環境づくりが必要であるが、日々の仕事以外でそのような時間をつくることは困難な状況である。

 自律的労使関係制度が確立することで、主体的な組合活動が生まれ、組合員の自覚も変わってくると思うが、このねじれ国会の中で合意に至るには相当な困難が予想される。

  今日の新聞でも2013年度国家公務員の新規採用を4割超削減するとの報道がされていた。人は減らされるが仕事は減らされず、むしろ増加する傾向にある。このような状況下にあるからこそ、労働組合が立ち上がり存在意義を示さなければならないが、労働基本権の制約の中では選挙を見据える政治家に理解を求めるしかない状況となっている。

  組合にとって明るい話題のない状況であるが、我々が必要とされていることは紛れもない事実であり、仕事や組合活動に前向きに頑張っていこうと思う。

≪北陸ナマズ≫


選挙イヤー

2012-03-05 23:09:54 | 日記

今日、ロシアのプーチン首相が大統領選挙に勝利したことが大々的に報じられています。得票率は60%台半ばとのことですので、「圧勝」といっても過言ではないでしょう。3日(土)付の朝日新聞に掲載されたインタビュー記事によれば、プーチン氏は北方領土の解決に意欲を示したとのことですので、今後の動向が注目されます。

今年は、ロシアの他にも、フランス、中国、韓国、アメリカで大統領や国家主席の選挙等が予定されているという、文字どおりの「選挙イヤー」です。制度上、中国及び韓国の元首は必ず交替することになりますし、フランスも現職のサルコジ大統領の苦戦が伝えられているところです。アメリカは、スーパー・チューズデイを前に未だ共和党の候補者選びが混沌としており、資金量に優るオバマ大統領が優位のようにも思われますが、同国においては、テレビ討論や演説等で有権者の動向が大きく左右される傾向にあり、余談を許しません。場合によっては、主要国の首脳が総入替えとなる可能性すらあります。

翻ってわが国の状況はといえば、衆・参のねじれ国会の下、与野党協議も滞りがちの状況です。そのようななか、野田総理と谷垣自民党総裁の「極秘会談」報道もあり、まことしやかに「話し合い解散」という言葉がメディアで踊っています。しかし、わが国は2006年の小泉純一郎総理の退陣以降、毎年、総理が交替するという異常事態が続いており、政策もつぎはぎだらけのものとなっています。今は解散のために話し合うのではなく、政策を進展させるために話し合うべき時ではないでしょうか。

進展させるべき政策には、国家公務員における自律的労使関係制度の確立も含まれてしかるべきです。昨年、片山善博総務大臣からの申出により、「自律的労使関係制度が措置されるまでの間においても、その移行を先取る」ということで行われた労使交渉において、労組は復興財源を前提に時限的な給与削減を受け入れ、政府は「自律的労使関係制度に係る法案の同時成立に向けて努力する」ということで労使が合意した事実を、現野田内閣も重く受け止めるべきです。このまま、解散・総選挙に突入してしまえば、「先取った」はずのものが影も形もなくなり、昨年の政府の申出そのものが詭弁と化してしまいます。政府の対応として、そのようなことが許されるはずがありません。それでも解散を行うというのであれば、労使間の約束を守れなかった責任をとっていただく必要があろうかと思います。

【ふく福】

 


ONE STEP

2012-03-02 20:57:23 | 日記

 1997年に北海道札幌で結成され、クラブシーンで全国的な知名度を手に入れた後も、札幌を拠点に活動し続ける「THA BLUE HERB」というヒップホップグループをご存知でしょうか。一般的な知名度はまだまだですが、2~3年前に錦織圭が出演した清涼飲料水「ゲータレード」のCMでタイアップされたこともある、と言えばピンとくる人が・・・いないですね。

 

 彼等の曲の中には地元札幌に関するフレーズや、北海道の大地を連想させるフレーズが度々出てきます。それは、彼等が地元を愛しているからであり、適当に語呂のいいフレーズを選んで韻を踏む事よりも、本当に伝えたい言葉を選び、訴え、その中で北の大地に係るフレーズを用いているようです。彼等の曲の中に、「東京にでて音楽なんて古いんだ 地元も仕切れずになに歌う気だ?」という詞があり、東京に進出することが必ずしも重要ではなく、地元に根を生やしながらでも成功を掴む事が出来るというメッセージを感じる事が出来ます(紹介した詞だけでは、そこまで読み取れないと思うので、興味の有る方は「天下二分の計(COAST2 COAST3)」という曲を是非聞いて欲しいです。)。兎に角、彼等は地元を愛しています。

 

 もうすぐ、東日本大震災から一年が経とうとしていますが、法務省の調べでは昨年1年間に救済手続きを始めた人権侵害事案のうち、学校等でのいじめに関する被災者からの相談が491件も寄せられたといいます。「福島から避難してきたことを理由に、保育園の入園を断られた」「震災の時に死んでいれば良かったのに」等心ない言葉を投げられたと被害(差別)を受けた人がいるそうです。最もあってはならない風評被害だと思います。被災者は親族を亡くし、地元を追われ、生きるために新たな地で生活する事を余儀なくされているにも関わらず、新天地でも理不尽な扱いを受けなければならないなんて、察しと思いやりを信条としている日本人の心はどこにいってしまったのでしょうか。

 

 平成23年3月11日以降、いままで通り地元に根を生やし生活することが出来る人と、地元を追われた人がいます。地元に根を生やし生活している人は、その生活が当たり前なようで当たり前ではない事を、ほんの少しでもいいので頭の片隅においていただきたいと思います。そうすることで、地元を追われ当たり前の生活が出来ない人がいるという事を忘れない、震災被災者の存在を忘れないことに繋がるのではないでしょうか。そして、そんな被災者・被災地のことを早急に救済することができるよう、我々国家公務員の給与削減分を十分に活用していただきたいと思います。すべては復旧・復興のために。【大将】