ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

本部の経費節減・・・

2011-09-14 12:39:00 | 日記

みなさん、ボールペンに替芯があるのをご存じでしょうか?シャープペンシルの替芯ではなくボールペンです。

職場などではシャープペンのほか、書類に目印をつける蛍光ペンや修正等に赤ボールペンを使う方も多いと思いますが、ボールペンインクが切れたら皆さんはどうしてますか?

私が職場でボールペンを使っている時は、ボールペン自体捨ててしまっていた気がしますが、各メーカーではボールペンの替芯も製造販売しているようです(10本セットで5百円程度でしょうか)

中央本部も定員削減や組織率の低下などの影響もあって、組織財政検討委員会で財政基盤の強化を主要課題として検討を重ねていますが、収入増を確保することは勿論のこと、歳出削減、支出の効率化などにも取り組んでいます。

寄与度の大きな項目では、機関紙の白黒化(以前は2色刷り)、新聞・定期刊行物の購読見直し、コピー機リースの見直しなどで相当程度の削減成果をあげていますが、「塵も積もれば山となる」で、先ほどご紹介したボールペンも替芯を購入して、極力、経費削減に努めています(実を言いますと、私は替芯の存在を知らず、O書記が教えてくれました。書記さんには感謝です)。

組合も労働基本権回復を見据えて、組織・執行体制の強化や交渉機能強化のため、しっかりした財政基盤の強化も図っていく必要があります。給与削減等公務を取り巻く環境が厳しい中、組合費の値上げといった環境にもないことから、組織率(実組合員数増)の向上と経常経費の削減などを当面実施していく必要があると思います。

本部の台所事情にもご理解いただきつつ、組織率の向上に向けて組合員の皆さんのご協力をよろしくお願いします。【谷】

↓ボールペンの替芯

 


夏休みと引っ越し

2011-09-13 20:37:24 | 日記

先週は涼しかったのに、また暑くなってきました。長野に住み始めて2カ月経ちましたが、長野も非常に暑いようです。

今週は、待ちに待った夏休みです。この時期なので秋休みになるのではないかと思いましたが、暑すぎて9月にも関わらず正しい夏休みになってしまいました。

せっかくの夏休みなのに、実家の引っ越しが重なり(上司の分析:両親の陰謀により、引っ越しを私の夏休みに被せてきた)ばたばたしております。夏休みになる前に慌てて人事評価の目標を設定し、課長に提出してきました。今回は、どのように書いたらいいのか悩み、課長に相談する事にしました。親身に相談にのっていただき、なんとか提出しましたがもう少し考える必要があったように感じています。昨日のikemotto-@さんも書いていらっしゃいましたが、この人事評価制度を知らない自分を知るためにツールにするのも手と言う考えに賛成です。毎日毎日、生活していても自分を見つめ直す機会は多くはないものだと思います。

今日、引っ越しの片付けをしていて小学校と中学校の通知表を発見しました。成績は言わずもがな… 出席日数は、至って健康優良児!

そして、小学校の時の先生からのメッセージに、今でもあてはまると思う事が書いてありました。それは6年生の時のメッセージですが、「思い込みで間違える事がよくある」と書いてありました。確かにそうかもしれないと改めて納得しました。今でも、思い込みで物事をみて失敗をするという事があるのです!気をつけなければいけないと思いました。そして、中学生の時には、掃除の時の話しかありませんでした。公共物にも目を配ることができると書いてありました。公共物って何だろうと考えた結果、一人で黒板消しクリーナーをこつこつと洗っていた事ではないかと思います。仕事も同じですが、目立たない事でもこつこつとやっていれば、誰かがきちんと見ていてくれるというのはやっぱり本当だと痛感しました。私の通っていた中学校では、毎回定期試験等のあとに一言反省を書いて提出をしなければいけなかったのですが、常に頑張ると書いてあり、どこをどのように頑張るかが書いてありませんでした。おそらく、今の私が人事評価の目標設定で悩んでいるのと同じで、どこをどのように反省したらいいのか分からなかったようです。つまり、中学生の頃から成長していないという事が発覚した一日でした。今後は、もう少し具体的に物事を考える努力をしなければいけないと思います。

スガシンさん、実家がかなり近くなるのでよろしくお願い致します。

(こくざわ)


自分を知ること

2011-09-12 22:44:32 | 日記

誕生日をむかえ38歳になりました。
酒を飲めば記憶を失くし、人の名前がすんなり出てこず、普通に歩いている時でさえつまずく昨今。。
我ながら「おっさん臭いな、、」とがっかりする始末です。

生年月日の記載を要する書類に未だ慣れない数字を記載する。
1年間親しんだ37を何度か間違って書いては、訂正、訂正。
そうそう私は38歳。立派なアラフォー。

さて、人事評価。目標設定の時期になりました。
この様式には名前は書いても年齢は書かないもんねぇ。よっしゃ。よっしゃ。
年齢は書かなくとも目標その他諸々は書かねばならぬ。何度かやったが未だ慣れないこの作業。正直面倒。。

ただ、目標設定や自己評価の際、実績や自分自身の素行を見つめ直しているつもりでも、文章にしようとすると気付かなかったことに気付くことがないですか?
分かっているつもりでいたけど、文章にしようとすると何とも書きづらいと言うか、意外に分かっていなんじゃないかと気付くこともあるんですよね。

知っているつもりでも、知らない自分。勘違いしている自分。ってところでしょうか?

さてさて、新しい人事評価制度。
「評価先行」、「人材育成の効果に疑問」との指摘もあり、未完成な制度かもしれませんが、でも制度そのものは予定通り進められていきます。
どうせなら前向きに考えて、知らない自分を発見するツールにするもの手なのかもしれません。
文章にしてみて初めて気が付くってこと、結構あると思います。

実際、今日このブログを書いている最中に気付いたことが1点。

最初に自分を評して「おっさん臭い」と書きましたが、ひょっとしてもうおっさんなんじゃない?
「臭い」っての余分じゃない??そうか、立派なおっさんか!

今日、またひとつ自分を知ったよ。よっしゃ。よっしゃ。

【ikemotto-@】


住めば都!?

2011-09-09 20:18:47 | 日記

おぉ、ミスド!?

さてさて、最近同僚の部署が、朝霞の宿舎の関係で忙しいらしい・・・とのこと。万年超勤縮減キャンペーン中の私は、それをよそ目にさっさと帰ることに。

そして、ふと思うのである。そんなに非難される程、裕福な暮らししてるのかと。

そこで、私の住まいをここで堂々と紹介したい(今週も紹介ネタですいません)。

場所は、東京都北区西が丘にある。近隣には都営の高層住宅が軒を連ね、国立スポーツ科学センターなんて、ハイカラな建物まであって、近代的な街の中に、2m程の塀に囲まれた昭和の香り漂うレトロな建物がそれだ。

部屋は、4畳半で、引戸なもんだから、出るときには、畳に上がらなければならず、不便だ。

そこへ、タンス、パソコンラックと冷蔵庫、テーブルが鎮座してるものだから、活動範囲兼就寝場所は2畳程度。なかなかの窮屈っぷりである。

トイレと洗濯機は各階にあり、私のフロアは6人で日々闘っている。ちなみに壁はベニア並の薄さだから、電話など丸聞こえだ。

お風呂は、1階に1つあり、シャワーは5つあるものの、狭いため2,3人が限界。湯船は1人がせいぜい。

とまあ、批判をすれば切りがないが、良いところもあるわけで、池袋や新宿へは、玄関から30分あれば着くし、寮母さんがしっかりもので、トイレ掃除とゴミ捨てをやってくれる。

最近などは、洗濯機が新しくなったので、昭和の奥さん張りに喜んでしまった。

平成の世になり、だいぶ経ち、上をみれば果てしないが、今のところ、まだ住めないことはない。住めば都なのだ。

ただ、地震が起きて、一番心配だったのは、当時いた庁舎でも、実家の建物でもない。この寮だった。帰って寮が無事だったのを見たとき、ホッとするとともに、何か貧乏な寮生のために、何とか必死で耐えて立っているようであった。長く、我々若手を支え続けてきたこの建物も、そろそろ終わりにしてあげてもいいのかなぁと思うのである。

労働環境の重要な1要素をなす公務員宿舎、長い目で考えねばとつくづく思うのでした。

[A.Okada]


夢のひととき。

2011-09-08 17:30:40 | 日記

 お疲れさまです。

 先々週末、Mr.Childrenの熊本初ライブに行ってきました!!

開始直前までバケツをひっくり返したようなどしゃ降りと、「コレ、会場に落ちるんじゃない!?」という雷の連発でしたが、開始時間にはぴしゃりと収まり、3万8千人が大大大興奮のステージでした。

熊本でライブを見たのはほんの一握りのファンだと思いますが、あれだけの人を一瞬にして魅了し、パワーと感動を与えられるって本当にすごいと思います。

この歌を聴いたらあの頃を思い出すみたいな、思い出と一緒に残っている歌、感傷に浸っちゃう歌が誰にでも少なからずあると思いますが、私がいつもしんみりしてしまうMr.Childrenの「彩り」という歌のなかには、

「僕のした単純作業が この世界を回りまわって まだ出会ったことのない人の笑い声を作ってゆく」

というフレーズがあります。知り合いの方に教えてもらった歌なのですが、どんな些細な仕事であってもそれはどこかで誰かにつながっていて、私が今こうして生活しているのも誰かの些細な仕事によって支えられているからなんだ。ということをしみじみ感じさせてくれる歌です。

ミスチルほど他人に影響力を与えられる人になるのは無理ですが、これからも人とのつながりを感じながら生活できたらいいなと思います。

 今年日本は、東日本大震災に、このたびの台風12号と甚大な被害が発生しています。現在も困難な状況にいる方にもどこかでつながっているという自覚を持って、自分のやるべき仕事をしっかり努め、応援する気持ちを持ち続けたいと思います。

組合活動においても、今のこの環境があるのはこれまでの戦いや支えがあってこそであり、今の自分たちの行動は先々へと繋がっていくのだという意識が必要ですね。明日からの階層別集会では、全国の地本から各世代の代表の方にお集まりいただきます。過渡期にある今だからこそできる闊達な議論を今後の運動へつなげていきましょう。

おわり。        

【にゃんきゅう★】


リーダーの発言とは

2011-09-07 08:16:24 | 日記

 政治情勢については先行きの見えない状況が続いておりましたが、新たに野田新内閣が誕生し、財務大臣に安住淳氏が就任しました。就任にあたって職員に対する訓示で「申し訳ないが、この1年は10年分働くつもりで頑張って」、「(定時退庁でデートができる職場づくりについて)私は率直に言って逆である」との発言がありました(もう皆さんご存じだと思いますが…)。

 財務省は、菅前首相が財務大臣の当時、「財務省が変わるための50の提言」取りまとめられ、職員に周知がなされました。財務省の使命を見直し、国民に信頼される存在となるために何を行う必要があるのか、50の提言がされています。その中でも象徴的にメディアに取り上げられたものに「定時退庁でデートができる職場づくり」があります。これは言葉の一部を切りだしたものですが、要は財務省を含む霞が関全体の長時間勤務、無定量・無制限の超過勤務について、業務の効率性・生産性を向上させ、在庁時間の縮減のみならず、個々の職員の生活の充実を目指すというものです。

 安住大臣はまさに東日本大震災の被災地から選出されておられ、被災地の惨状も目の当たりにされているわけですから、とにかく早期復興を果たすために頑張ろうという想いから、職員に檄を飛ばす意味でご自身の思いを率直に伝えられたのだと思います。被災地の早期復興のため、また経済社会を取り巻く課題を解決するため全力で頑張ろうというのは本当にその通りであると思います。震災対応等から、1か月遅れてスタートした概算要求作業、税と社会保障の問題など、この秋は本当に大変な状況になると思います。しかしながら、職員自身の家族・生活を犠牲にして本当にいい仕事ができるのでしょうか?50の提言は、これまでのそのような仕事の仕方を見直していかなければ、財務省として国民の信頼に応え得る仕事を行う組織になれないとの想いから取りまとめられたのではないでしょうか?

 提言が出されて1年が経過しますが、依然として深夜まで及ぶ勤務を余儀なくされている職員が多くいる状態は変わっておりません。このような状況を改めてご認識いただき、多くの職員がしっかりと正面を見据えて仕事に取り組んで行く気持ちになるようなメッセージを発していただきたいと願います。

(東海の釣好き)


ライバルは当局のHP!

2011-09-06 18:15:18 | 日記

みなさんお疲れ様です。

昨日からブログ背景を変更したのですが、いかがでしょう?(ドーナッツを見て甘いものが食べたくなってしまった方にはすいません…)

背景を少し変えるだけでイメージがだいぶ変わるもので、今後も十五夜~紅葉~初冬など、季節に合わせた形でお届けしたいと考えております。ただ、皆さんもブログを見て、「コレはないなあ」とかいうものがあれば、遠慮なくご連絡ください。いかんせん、センスの無い私のセレクトですので。

 

ブログとともに、全財務のホームページ(以下HP)については、私が管理して2カ月が経ちましたが、これまで写真の更新・運動の紹介・機関紙(HPの機関紙はカラーで見やすいです)の掲載など、なるべく最新の情報を組合員の皆様に届けるよう更新に努めています。( http://www.zenzaimu.or.jp/ )

 

ただ、まだまだ私もHPについては勉強中であり、他のサイトを色々見ると、閲覧者が見やすいように様々な工夫がされていることが分かります。例えば、1ページが長くなる場合に、ページ上部に<目次>を作ったり、トピックスに<NEW>や<注目>などの絵文字を使って読んでほしい記事を強調したりと、非常に勉強になります。その辺の活用術については、全財務HPにおいても今後参考にしていきたいと思います。

 

そういえば、最近本省のHPも見やすくレイアウトが変更されましたよね。当局側もHPを使った広報・PR・行政サービスには非常に力を入れていて、私も勝手に当局のHPをライバル視して、負けないようにせねばと各局のHPをよくチェックしています。当局では震災情報に関するツイッターなんかもしていて、見つけた時は「なにー!?色々と試みていて凄いなあ!」とライバル相手に焦っていたのですが、よく見るとフォロアー数が少なく苦戦しているようなので少しニヤリとした次第です。

 

いずれブログを含め全財務のHPについては、組合員の皆さんが何となく気軽に閲覧してくれるような存在を目指し、見やすくシンプルな構成とスピーディーな情報提供を基本に、今後も管理していきたいと思います。以上(スガシン)


どじょう

2011-09-05 23:15:24 | 日記

相田みつをの「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」という作品を野田新首相が代表選の演説で引用し、ドジョウ演説として話題となっている。

ドジョウと金魚、一見して全く違う魚のように思えるが、実は同じコイ科の淡水魚で同じルーツの魚なのである。

金魚は「金魚すくい」の和金や出目金のように比較的なじみのある魚であるのに対し、ドジョウは「柳川鍋」くらいしか思いあたらないかもしれない。

しかし、実はドジョウはエラ呼吸、皮膚呼吸、腸呼吸の3種類の呼吸方法を持つスーパーな魚で、僅かな水たまりでも生息でき、深いところでも酸素が薄くなれば水面に上がって腸呼吸したりする生命力の強い魚なのである。

  

ところで、野田新首相のドジョウ演説では、自らをドジョウに例え、知名度もルックスもないから人気は期待できないが、ドジョウのように泥臭く地道に努力していきたいという意味が込められていると捉えられている。

金魚=派手なもの、脚光を浴びるものであるかようであるが、果たしてそうであろうか。

金魚は元来、自然界から生み出された魚ではなく、フナの突然変異であるヒブナから人工的に交配を重ねて創り上げられた魚である。

つまり、金魚は人が手を加えたものであり、金魚のまねとは、周りの人から手を加えられ、操り人形と化すもののごとく考えられるのではないか。

 

政府は与党多数派グループの操り人形となることなく、自律的労使関係制度の確立等の公務員制度改革にまい進できるのであろうか。震災復興、社会保障と税の一体改革、財政再建、円高、TPP、普天間問題など問題は山積であり、次期国会でも法案のスムースな審議は困難な状況となっています。

 

我々公務員を取り巻く情勢が益々困難となる中、全財務もドジョウのように泥臭く、要求実現のために努力していかなければならない・・・。

 

≪北陸ナマズ≫


5年連続の首相交代で危惧すること

2011-09-03 14:09:11 | 日記

 

また、内閣総理大臣が代わりました。わが国は、2007年の安倍晋三元総理の退陣以降、5年連続でトップ・リーダーが交代するという異常事態に陥っています。わが国周辺の米韓露中の各国のリーダーは4~5年間、政権を担っており、その違いが際立ってしまっています。

その要因は、御案内のとおり、国会の衆・参のねじれにあります。それを解消する方策は選挙しかないのですが、被災地の惨状に思いを致せば、とても選挙など行える状況でないことは自明の理です。したがって、与野党で協議を重ねて政策を決定していくほかはありません。国家公務員制度改革法案をはじめ、多数の法案が前通常国会で処理されずに継続審議となっており、次期臨時国会での迅速な処理が求められるところです。野田総理が提唱された“大連立”の実現は困難かと思われますが、新内閣の下でも、とにかく協議だけは続けていただかなければなりません。それにしても、2009マニフェストに固執されている方々には、今、この国に何が起きているのかが見えてはいないのでしょうか。

さて、政権の不安定につけこむかのように、周辺諸国は北方領土、竹島、尖閣諸島への実行支配の強化、あるいは強硬な領有権の主張を行ってきています。くしくも、昨日、9月2日は第二次世界大戦の終結の日でした。「大戦が終結したのは8月15日では?」と思われる方も多いかもしれませんが、8月15日は日本がポツダム宣言の受諾を表明した日であって、実際に降伏文書に調印した日は9月2日です。ロシアはその点を重視し、「1945年9月2日までに占領した領土は自国のものである」と主張しています(実際、千島列島(=クリル諸島)は8月15日以降に占拠しています。)。かの国が北方領土の返還に全く応じようとしない根拠も、この点にあります。まぁ、彼らにすれば「敗戦国の分際で、ガタガタぬかすな!」ということなのでしょう。外交においては、「血も涙もない」大国のエゴというものが、どうしても拭い切れませんから。

例え国土が焦土とはならなくとも、領土・領海を掠め取られ、内政の課題は何ら解決されず山積状態のまま、などという状況は、“敗戦”にも等しいものです。そのような事態になどには絶対になってほしくはありません。民主党代表選挙だけでなく、永田町全体で“ノー・サイド”としていただき、政争を繰り返すことなく、冷徹に現実を直視した“舵取り”を行っていただきたいものです。

【ふく福】


桃に重ねる新内閣への思い

2011-09-01 17:48:01 | 日記

 昨日実家から桃が届きました。父が食べきれないくらいたくさんの量を購入したため、我が家にお裾分けということで送ったそうです。わたしは辛党なので普段甘いものはあまり食べないのですが、フルーツは別で、特に桃は大好物です。冷蔵庫で程よく冷やし、皮をむいてそのまま丸かじりします。滴る水蜜と華やぐ甘い香り、そして濃厚で官能的な果肉の旨味がたまらなく、何個でも食べられます。今日の夕食後にいただく予定です。

 

 実はこの桃福島県産の桃なのです。父が福島県に住む友人から購入したのですが、何でも「未だに放射能の影響で福島県の農家が苦しんでいる。とにかく売れない。理解を示している人もいるが、一部では福島県産の農作物を避ける企業や消費者がいるのも現状。」とのこと。そんな農家の人たちを少しでも応援できればと桃を購入したそうです。もちろん検査をクリアし、市場に流通させてなんら問題のない桃なので安全・安心なのは間違いありません。わたしは何の疑いもなく口にするつもりですが、その逆で口にするのはちょっと気が引けるという人もいます。理由は多々あると思いますが、中には政治不信から国の検査は信用できない、だから買わないし、食べないという人もいると思います。

 

 野田民主党代表が内閣総理大臣に任命され、明日にでも新たな内閣が発足されようとしています。震災復興が最優先なのは日本国民共通の願いですが、たくさんの課題を抱えるこの国をどう立て直し、指揮していくのか。そして、内閣支持率が示す失墜した政治への信頼(支持~13.3%、不支持~71.2%※2011年8月時事通信調査による)をどう取り戻すのか。昨今の政治不信の根源はいつからなのか。自民党政権下からなのか民主党政権下からなのか。震災前からなのか震災後からなのか。ただ、問題は政治不信がいつから根強くなったかではなく、いかにして国民の信頼を取り戻すかであり、野田総理大臣の手腕が問われます。

 

 桃栗三年柿八年ということわざがあります。発芽から結実まで桃や栗は三年、柿は八年かかるといわれていることから、物事を成し遂げるにはそれ相応の時間がかかるという意味のことわざです。今月から民主党政権は三年目へと突入しますが果たしてどんな実を結ぶのでしょうか。ひとりの国民として注視していくとともに,不信感を払拭すべく迅速かつ民意を最大限尊重した政治を望みます。機を逃し、熟れ過ぎた果実はだれも口にせずただ捨てられていくだけです。(大将)