台風15号が日本列島を縦断したことにより、特に愛知県や岐阜県を中心に各地で避難指示や避難勧告が出されるなど被害が広がっているようです。財務局に身を置く者としては、土砂災害による公共土木施設や農地農業用施設などの被害を懸念してしまいます。
気温の方は、つい先日まで真夏日のような残暑が続いていたものの、ここ数日は随分涼しくなって秋らしくなってきた気がします。
そういえば、セミの鳴き声もいつの間にか聞こえなくなりました。(九州地方など南の地域はまだ鳴いているのかもしれませんが)
セミといえば、例年と比べて今年は数が少なかったような気がするのは自分だけでしょうか。北陸地方は圧倒的にアブラゼミが多く、ミンミンゼミやヒグラシ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミなどは少数派ですが、今年はそのアブラゼミの鳴き声が小さかった気がします。
ところが、今年はアブラゼミだけが少ないのかと思っていたら、先月に名古屋へ行った際、アブラゼミ以上に「シャーシャー」とうるさく鳴くクマゼミが、思ったよりうるさく鳴いていませんでした。
たまたま、両種ともに今年は数が少ない周期だったのか・・・しかし、アブラゼミとクマゼミでは発生周期が異なるはずでは・・・などと考えてみても答えが出てくるはずもありません・・・。
やはりこれは、このところ頻発する地震の影響や温暖化による異常気象の影響があるのだろうかと訝しく思っているところです。
さて、セミの話はこのくらいにして・・・今月9日~10日に行われた階層別中央行動の実年者集会において、定年延長の問題が議論されました。我々組合員すべてに関係する重要な課題だと思います。
集会では、座長を務めさせていただくなど非常に有意義なものとなりましたが、公的年金の段階的引き上げに合わせ、定年年齢を引き上げていくことについては、制度的に先行する民間の実態をもっとよく分析する必要があるのではと感じたところです。参加された方々からの意見を聴くと、たとえ60歳以降に給与が下がったとしても、本人が必要とされる部署に配置されるような環境づくりが最も大切であるとの意見が印象的でした。
この問題の着地点を見出すのは非常に困難であろうと思いますが、全財務としても全力で取り組んでいく必要があると思いました。
≪北陸ナマズ≫