ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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リーダーの発言とは

2011-09-07 08:16:24 | 日記

 政治情勢については先行きの見えない状況が続いておりましたが、新たに野田新内閣が誕生し、財務大臣に安住淳氏が就任しました。就任にあたって職員に対する訓示で「申し訳ないが、この1年は10年分働くつもりで頑張って」、「(定時退庁でデートができる職場づくりについて)私は率直に言って逆である」との発言がありました(もう皆さんご存じだと思いますが…)。

 財務省は、菅前首相が財務大臣の当時、「財務省が変わるための50の提言」取りまとめられ、職員に周知がなされました。財務省の使命を見直し、国民に信頼される存在となるために何を行う必要があるのか、50の提言がされています。その中でも象徴的にメディアに取り上げられたものに「定時退庁でデートができる職場づくり」があります。これは言葉の一部を切りだしたものですが、要は財務省を含む霞が関全体の長時間勤務、無定量・無制限の超過勤務について、業務の効率性・生産性を向上させ、在庁時間の縮減のみならず、個々の職員の生活の充実を目指すというものです。

 安住大臣はまさに東日本大震災の被災地から選出されておられ、被災地の惨状も目の当たりにされているわけですから、とにかく早期復興を果たすために頑張ろうという想いから、職員に檄を飛ばす意味でご自身の思いを率直に伝えられたのだと思います。被災地の早期復興のため、また経済社会を取り巻く課題を解決するため全力で頑張ろうというのは本当にその通りであると思います。震災対応等から、1か月遅れてスタートした概算要求作業、税と社会保障の問題など、この秋は本当に大変な状況になると思います。しかしながら、職員自身の家族・生活を犠牲にして本当にいい仕事ができるのでしょうか?50の提言は、これまでのそのような仕事の仕方を見直していかなければ、財務省として国民の信頼に応え得る仕事を行う組織になれないとの想いから取りまとめられたのではないでしょうか?

 提言が出されて1年が経過しますが、依然として深夜まで及ぶ勤務を余儀なくされている職員が多くいる状態は変わっておりません。このような状況を改めてご認識いただき、多くの職員がしっかりと正面を見据えて仕事に取り組んで行く気持ちになるようなメッセージを発していただきたいと願います。

(東海の釣好き)


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