ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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桃に重ねる新内閣への思い

2011-09-01 17:48:01 | 日記

 昨日実家から桃が届きました。父が食べきれないくらいたくさんの量を購入したため、我が家にお裾分けということで送ったそうです。わたしは辛党なので普段甘いものはあまり食べないのですが、フルーツは別で、特に桃は大好物です。冷蔵庫で程よく冷やし、皮をむいてそのまま丸かじりします。滴る水蜜と華やぐ甘い香り、そして濃厚で官能的な果肉の旨味がたまらなく、何個でも食べられます。今日の夕食後にいただく予定です。

 

 実はこの桃福島県産の桃なのです。父が福島県に住む友人から購入したのですが、何でも「未だに放射能の影響で福島県の農家が苦しんでいる。とにかく売れない。理解を示している人もいるが、一部では福島県産の農作物を避ける企業や消費者がいるのも現状。」とのこと。そんな農家の人たちを少しでも応援できればと桃を購入したそうです。もちろん検査をクリアし、市場に流通させてなんら問題のない桃なので安全・安心なのは間違いありません。わたしは何の疑いもなく口にするつもりですが、その逆で口にするのはちょっと気が引けるという人もいます。理由は多々あると思いますが、中には政治不信から国の検査は信用できない、だから買わないし、食べないという人もいると思います。

 

 野田民主党代表が内閣総理大臣に任命され、明日にでも新たな内閣が発足されようとしています。震災復興が最優先なのは日本国民共通の願いですが、たくさんの課題を抱えるこの国をどう立て直し、指揮していくのか。そして、内閣支持率が示す失墜した政治への信頼(支持~13.3%、不支持~71.2%※2011年8月時事通信調査による)をどう取り戻すのか。昨今の政治不信の根源はいつからなのか。自民党政権下からなのか民主党政権下からなのか。震災前からなのか震災後からなのか。ただ、問題は政治不信がいつから根強くなったかではなく、いかにして国民の信頼を取り戻すかであり、野田総理大臣の手腕が問われます。

 

 桃栗三年柿八年ということわざがあります。発芽から結実まで桃や栗は三年、柿は八年かかるといわれていることから、物事を成し遂げるにはそれ相応の時間がかかるという意味のことわざです。今月から民主党政権は三年目へと突入しますが果たしてどんな実を結ぶのでしょうか。ひとりの国民として注視していくとともに,不信感を払拭すべく迅速かつ民意を最大限尊重した政治を望みます。機を逃し、熟れ過ぎた果実はだれも口にせずただ捨てられていくだけです。(大将)


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