夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私達の生活信条・・♪   《初出2006.6.11.》

2008-04-30 19:51:00 | 時事【団塊の世代】
一昨日、インターネットのニュースを観ていたら、
セイコー株式会社が『時の記念日』に際し、課題を設定し、
毎年アンケートをしている事を初めて知った。

今年は、日本国内に在住する団塊の世代の男性と、
団塊の世代を夫に持つ女性に、
『時間の過ごし方』についてアンケートを実施された結果を私は見て、
色々と考えさせられた。

1)自分の人生の《時の流れ》・・
2)パートナーの人生の《時の流れ》・・
3)定年後に1番大切にしたいのは・・
4)定年を機にバートナーに贈りたいメッセージ

私が考えさせられたのは、【3】であった。

夫側
 ①妻との時間・・33.3%
 ②趣味の時間・・29.4%
 ③旅行の時間・・10.7%
 ④家族との時間・・9.7%
 ⑤ひとりで過ごす(自分の)時間・・9.4%

妻側
 ①夫との時間・・28.8%
 ②趣味の時間・・26.9%
 ③ひとりで過ごす(自分の)時間・・13.3%
 ④旅行の時間・・11.0%
 ⑤家族との時間・・10.4%

と順位が明示されていた。

私達夫婦は、少し違った信条をしているのかしら、と家内と笑った。

尚、詳細に知りたいお方は、セイコー株式会社のホームページでご覧下さい。


私はサラリーマンを定年退職して、二年生の身であるが、
私共は少し団塊世代のお考えと違っているかも知れない。

お互い愛を感じ結婚し、子供には恵まれなかったが、今日まで迎えている。

私は欠点も多く、家内の長所、短所は解っているつもりであるが、
短所は見ないで、長所を伸ばすように心がけてきた。

それぞれ人は、長所と個性はあるので、これを出来だけ磨き上げれば、
その人なりに素晴らしくなるはずだ、
と私は歳を重ねた今でも信じている。

結婚生活を続ければ、何かしらお互いすれ違う心情になることもあると考え、
私は帰宅時間が遅くなっても、晩酌、夕食時、今日の一日は・・、とお互い話し合った。

たとえ深夜の12時を過ぎても、翌日の睡眠不足を承知の上、
今日の出来事の話をしてきた。

私の悩みも話し、アドバイスを貰ったり、
住宅ローンの重圧で家内はパートを突然に始めたり、
親族との確執もあったので、共に苦楽の日々を過ごしてきた。

私は家内のことを、戦友だなぁ、と言ったりすると、
家内は照れている。

このように家庭を築き上げてきたが、
私の定年の5年前、私は出向の身分となった。

この時、私共は経済的な事を含め、
私達の退職後、それぞれ何をしたいか、
と退職後の人生設計の話し合いをした。

お互いの趣味を尊重し、共通の趣味は国内旅行とした。

多くの人々が旅行と言っているが、
月の内、常識的に想像すれば一週間前後であろう。
それ以外の日が日常生活である。

お互いの時間を共有するといっても、多くの時間がある。
結果として、ひとりで過ごす自分の時間となるので、
お互いそれぞれの趣味を持ち、
自分を大切にすることが肝要と思った次第である。

その前提としては、日常生活の食事、洗濯、掃除は付き纏(まと)うので、
家事分担をした。
私は買い物、庭の手入れ、そして茶坊主をしている。
家内の方が圧倒的に負担が多いので、
家内の目覚めの頃、家内の枕元にそれぞれのマグカップにコーヒーと牛乳を置く。

日中、私が家内の傍にいた時は、茶坊主する。
或いは予期しなく日常用品が不足した場合、買い物に行って来る、
と私は明るい声で言っている。


私達夫婦は、それぞれの趣味を尊重しているのは、
その人なり人生があり、どちらかが亡くなり、
独り身となった場合でも心身立ち直れる、
と基本的に思っている。

尚、結婚生活を充実させるのは、
お互いに思いやりの言動であることは云うまでもない。

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10年、ひと昔・・♪   《初出2006.6.10.》

2008-04-30 19:42:23 | 旅のあれこれ
先程、昔の日記を見ていたら、ほぼ10年前、
家内の両親と川治温泉に2泊3日、
と綴っていた。
この時は、金曜日に振替休日を頂き、金曜、土曜日に観光ホテルに宿泊した。

あの頃は家内の父が体調が良く、私共4人は年に少なくとも1回は旅行に行っていた。

浅草駅で待ち合わせ、東武の特急を利用した。
私の通路に挟んだ隣の座席の若い女の子が、
CDウォーマンでスピッツ、カーペンターズを聴いていた。
CDのケースで解った次第である。

川治温泉は、その昔、火災があり、昔ほどの賑わいがなく、
散策した折も、
お義父さん、少し寂しいですね、と私は言ったりしていた。

その翌年に家内の父は、最初の入院をし、その後、入退院を2年ごとに繰り返し、
一昨年の秋、死去した。

10年前をふと想いだしたが、長いようで、過ぎてしまえば、
余りにも短かかった、と思い返している。

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ある空家から教示してくれたこと・・♪  《初出2006.6.10.》

2008-04-30 19:37:16 | 現役サラリーマン時代の想いで
先程、二軒のスーパーに買い物に行ったが、
半袖のスポーツ・シャツが最適の陽気となった。

私の家から、ある程度の距離に広大な団地がある。
この団地は、私が高校2年頃に完成されたので、45年以上の前のことである。

この団地と私の住む家との間に、100軒前後の住宅街が出来たのは、
団地の方達が新入居された頃であった。


この住宅地の道路に面した一軒のお宅が、空家風になったのは、
20年前以上であった。

まもなく風の噂として、ご主人の転勤に伴い、赴任地にお住いになっている、
と聞いたりした。

私は40歳の頃であり、会社のシステム開発等で多忙であった。
睡眠不足の目をこすりながら、このお宅の空家を見て、
システムが予定通り稼動し、成果を収めないと、本社から放り出される、
と思ったりした。

私の勤める会社は、中小業であるので、地方は営業所しかない。

一戸建を持ち、私にしてみれば多額の住宅ローンを返済している身なので、
地方の営業所に転勤させられるのは、何とか避けたい、と思ったりした。


目の前の業務を何とか軌道にのせ、システムとしての成果を浸透させるしかない、
と思ったりした。

一年後は、私はシステムを軌道させ、ある程度の評価を得た。


数年後、この空き地のお方が、庭の整理をされていて、一休みしている所であった。

私が以前、通勤する時にバスので中でお会いした方で、
面識の記憶があった。

私は目礼し、立ち去ろうとした時、
『しばらくでしたね・・地方の支店に勤めていましたが、定年を迎えました・・
ここを処分して、赴任した近くに場所に永住することにしましたよ・・』
と吹っ切れたかのような明るい声で私に言った。

『寂しくなりますが、お元気で・・奥様によろしく・・』
と私は言った。

私の人生は、こうしたお方達のお陰で、
今の自分がある、と振り返ったりした。




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『時の記念日』の由来・・♪   《初出2006.6.10.》

2008-04-30 19:32:47 | 時事【社会】
本日は、時の記念日であるが、なぜこの日に決められたのかしら、
と思ったりした。

色々と調べたのであるが、知識人・藤野邦夫・氏の解説が解り易いので、
引用させて頂きます。



6月10日は『時の記念日』。
その根拠は、720年(養老4年)に天皇の命令で出来た官製の歴史書『日本書紀』に
次のような記述にある。

【天智天皇10年(671年)4月25日に、
新しい台に漏れる漏刻(ろうこく)を置いたところ、
鐘が鳴って時を告げた】

この旧暦の4月25日を、今の太陽暦に直すと6月10日になる。
そこで《生活改善同盟会》が、この日を時の記念日にしたのは、1920年(大正9年)。

その趣旨は、【時間を守り、大切にして、合理的な生活を送る】ことにある。



以上、引用させて頂きました。


由来はともかく、趣旨には賛意する。

私は日常だらしがない生活を送っているが、時間の約束だけは重視している。

人との約束した時間を軽視すると、その人の人格まで疑われる、
と幼少の頃からの私の考えである。



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めかぶ、私の嗜好品・・!?   《初出2006.6.9.》

2008-04-30 19:29:27 | 食べ物、お酒
私は晩酌をする身なので、家内が夕食前の付け出しとして、
数品を出してくれる。

季節感があり、素材が明確な食べ物が私の好みであるが、
スーパーの店頭にあるものが殆どである。

今の季節は、酢橘(スダチ)を輪切りにしたり、
新生姜、胡瓜(キュウリ)を味噌で誉(ほ)めたり、豆腐を冷やしたり、ごく一般的な品である。
これ等の品に1年中ある2品が加わる。

ここ数ヶ月、めかぶを毎晩食べたりしている。
わかめの根元にある肉厚のヒダ状の胞子葉で、ぬめりを舌触りに感じるが、
お酒を呑みながら、食感が合う・・。

先程、インターネットで検索したら、

めかぶ(芽株、雌株)は、わかめの生殖器官

と書かれていて、ドキッとした。
葉や茎に比べ、栄養素が集約されている、と表示されていた。

めかぶのヌルネバは、食物繊維であり、便秘解消、
体臭と口臭予防、育毛促進のある上、
髪とお肌にツヤと潤いがあり、
愛煙者の味方、とも綴られていた。

このような効用は私は知らなかったが、
わかめ、こんぶ類は元々私の好きな食べ物であり、
お酒の友として口に含んだりして、頂いている。

尚、こうした素材の食べ物は、国内産に私はこだわる。

色々とめかぶを味わってきたが、
私は宮城県産で保原商店から発売されている品を嗜好している。



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読書、そして昼寝・・♪   《初出2006.6.9.》

2008-04-30 19:27:22 | 定年後の思い
少し疲れを感じたので布団にもぐり、『新潮45』を読んでいた。

屋根の雨音を感じながら、読み耽(ふけ)っていたが、
いつも間にか寝てしまった。

目覚めた後、冷めた煎茶を飲んだ後、庭先の軒下で煙草を喫ったりした。

雨は霧雨となり、ときたま風が吹き、樹木の枝葉を揺らしている。
そして枝葉に付いた雨粒を周囲に拡散させている。

少しぼんやりとしているが、初夏に相応しい茶花を思ったりした。

薊(アザミ)、杜若(カキツバタ)、がく紫陽花(ガクアジサイ)等は私好みである。

そして夏になると、夏椿(ナツツバキ)、宗旦木槿(ソウタンムクゲ)に待ち焦がれる。

ときおり、居間に独断と偏見の我流で挿したりする。

尚、茶室と玄関内は、家内の専有化であるので、
私は見詰め、眺めているだけである。


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雨の降るなかの白い花・・♪   《初出2006.6.9.》

2008-04-30 19:25:17 | 定年後の思い
先程、玄関庭の軒下で、小雨が舞い降りてくる空を眺めたりした。

煙草を喫いながら、樹木の枝葉を観たりしていたが、
下草として植えている雪ノ下(ユキノシタ)が小雨の降る中、白い花を咲かせている。

湿度を好む雪ノ下であるので、梅雨時を迎えた今、
紫陽花(アジサイ)、杜若(カキツバタ)と同様に、
この季節に相応しい花のひとつと思ったりしている。

この雪ノ下の白い花は、幾つかのかんざしを合わせたかのような可憐な容姿で、
小雨が降り、そして微風に揺れながらも凛(りん)した気品をたたえている。

昨今の若い女性にいるかしら、と余計なことを思ったりした。

葉は緑色、黄緑色といったように幼い葉は萌黄色の色合いを見せてくれる。

パソコンのある居間に戻ると、
主庭の外れに半化粧(ハンゲショウ)を10数本植えているが、
黄緑色した葉が微風で揺れている。

小雨の降る中、静寂なひとときが過ぎていく。




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梅雨入りの時は・・♪   《初出2006.6.8.》

2008-04-30 19:22:43 | 定年後の思い
先程のニュースに於いて、九州北部、中国、四国地方に続き、
近畿、東海地方も梅雨入り、と気象庁は報じていた。

私の住む東京の郊外も明日は雨の一日が予報されているので、
まもなく梅雨入りと思われる。

小雨の中、傘を差(さ)しながら、近くの小さな公園に行き、
花菖蒲(ハナショウブ)、杜若(カキツバタ)、そして紫陽花(アジサイ)の
花の色合いを誉(ほ)めるのも風情があり、
情感があると思ったりしている。

私の庭では、半化粧(ハンゲショウ)の葉の色合いを誉めようと思う。

いずれにしろ、大きな公園、著名な寺に行かなくとも、
手短にご近所に見つけられ、時節を彩(いろど)るの花のひとつである。


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ときには、文学を想う時・・♪   《初出2006.6.7.》

2008-04-30 19:18:15 | 青年時代の想いで
先程、お風呂から上がり、庭に下り立ち、
夜風に吹かれながら、煙草を喫ったりしていた。

日中、読んでいる水上 勉、瀬戸内寂聴の両氏による対談集を主体とした
『文章修行』を思い返していた・・。

私は大学中退をし、映画青年、文学青年気取りの生活をし、
挫折した後、企業に身を投じて、サラリーマンを35年間をした後、定年退職となった。

あの頃、熱狂した自分を振り返り、懐かしくも苦い思いの日々である。

今回、1冊の本を読み耽(ふけ)っていると、周りの時間が忘れ、
文学の深さを思考したりしている。



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読書、そして夕寝・・♪   《初出2006.6.7.》

2008-04-30 19:15:56 | 読書、小説・随筆
3時過ぎに『文章修行』を読んでいたら、寝てしまった。

ここ数日は、夜の10時に布団にもぐり込んで、朝は日の出と共に起きているが、
本を集中して読み込む為、布団に横たわり本を読んでいた・・。

本の内容が濃いためか、ここ45年間の歳月の流れを振り返りながら読んでいた為か、
或いは疲れが出たせいか寝てしまった。

今、ぼんやりとした状態で庭の樹木を眺めている。


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時が過ぎて・・♪   《初出2006.6.7.》

2008-04-30 19:13:44 | 読書、小説・随筆
家内と10時前に自宅を出て、駅前まで出かけた。

川べりの遊歩道を歩き、隣接した処は区立の公園となって、季節の花で彩っている。

家内は歯科医院で治療を受けている間、
私は『ドトール』でアイス・コーヒーを飲みながら、
持参した1冊の本を読み始めた・・。

過日購入した水上 勉、瀬戸内寂聴の両氏の対談集が主体の『文章修行』(岩波書店)である。

水上 勉・氏に関しては、推理小説を5冊ほど除けば、殆どを愛読している。
35年前頃、私は成城学園の住宅街の外れにある古本屋に行く時に、
車椅子に乗ったお嬢さんを彼は車を押しながら前方から近づいてきた。

私は愛読者のひとりの立場であったが、
敬愛の意味で、思わず目礼をした。
彼も面識があったかしら、と想いだすかのような表情で目礼をした。


瀬戸内寂聴・女史に関しては、初期の作品は愛読していた。
昭和42年頃まで、瀬戸内晴美の名で作品を発表されていた。

こうした2人に対する想い、文学に対する真摯な対談、
と思われたので購入した一冊の本であった。

『ドトール』でアイス・コーヒーを飲み、
煙草を喫いながら、読み込んだ。

両者は純文学からスタートし、やがて中間小説で著名となり、流行作家になったが、
その後、純文学に回帰する過程、動機に思わず涙ぐんだりした。

帰路、家内と遊歩道を歩いていたら、
サクランポウの樹木が多く植わっている処を通り過ぎる時、
風が吹いており、豆粒ほどのサクランボウの実がはらはらと落ちて来た。

遊歩道は赤紫色の実が数多く散乱していた・・。

水上 勉・氏は故人となり、あの世に行かれたが、
彼が残こされた作品は、私は今後も数年おきに読んだりするだろう。




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私の欲しい物・・♪   《初出2006.6.6.》

2008-04-30 18:06:18 | 定年後の思い
18日は『父の日』のようであり、
新聞のチラシの中に、デパート系の広告が入っている。

本日は『高島屋』のデパートに於いて、
【お父さんに、贅沢な時間を。】とメイン・タイトルで、
心躍る美しさに出会ったり、新しい楽しみを見つけたり、いつもとは違う休日を過ごしてみたり・・。
毎日の暮らしのなかで、お父さんにほんのりと幸せを感じていただける贈りものを揃えました。

綴られている。

A商品~Z商品を選定していた。
各商品は、良質な商品であったが、私は見たが、
これといって欲しい物はなかった。


私が欲しい物は、強(し)いていえば、
パソコンのディスクトップを買い替え、
メモリーが1GBで、CPUがある程度高性能である。

私の使用しているパソコンは、
5年前頃に発売された富士通のディスク・トップで、
メモリーは256MB、CPUはAMD1800+であり、
当時としては富士通の市販カタログとしては高性能であり、高価格であった。

この時、家内が一番欲しいと思ったのをお買いになったら、
と言われて決めたパソコンである手前、
今日、最新版を買うのに、引け目を感じるので、
決心が付かない。

退職後の身として、余り贅沢はいえないので、
ときおりカタログを見たりしている。


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定年後の夫婦は、互いの自由を・・♪   《初出2006.6.5.》

2008-04-30 18:02:44 | 時事【団塊の世代】
日中、『サライ』の雑誌を読んでいて、笑ってしまった。
作家であり、日本芸術院院である三浦朱門・氏は、
80歳のお歳であり、奥様は作家の曽野綾子・女史とおしどり夫婦で知られている。

《夫婦円満の秘訣は、何でしょう》との問いに、
三浦朱門・氏は明快に答えている。



【私達のような例を円満というのであれば、
その秘訣は助け合ったきたからというより、
お互いの自由を認め合ってきたからでしょう。

(略)

例えば会社員である夫は家族を守るため、
定年を迎えるまで胸を張り、背伸びを続けなけれはならない。

妻は、そんな夫の顔を立てるため、
様々な我慢を強(し)いられて腰を曲げることになる。

しかし、定年後は夫の背伸びも必要となくなります。
ということは、妻ももう腰を曲げなくてもいいんです。

給料を入れていた時代は、《おおい、お茶》なんて威張っても、
妻は我慢してくれたけど、
定年後もそんな態度だったら、《おおい、金》って逆襲されますよ(笑)】



三浦朱門・氏は、ご年配であるが、心身ご健在である。
後進の団塊世代への至言である。

私は退職後の2年生であるが、
現役時代の休日、退職後の毎日、積極的に茶坊主を実践している。

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日の出と共に・・♪   《初出2006.6.5.》

2008-04-30 17:53:27 | 定年後の思い
東京の郊外は、穏(おだ)やかな朝の陽が差し込んできている。

小鳥達は庭に舞い降りて、樹木の枝を行き来している。
ときおり微風が枝葉を揺らしている。

昨夜、ここ数ヶ月、朝は日の出と共に、
という私自身の心の約束が破棄されているので、
9時過ぎに布団にもぐり、本を読んで寝た。

今朝、目覚めた時、何時ごろかしら、と寝室を出て、
1階に降り、時計を見て、4時と解った。

庭先に下り立ち、晴れ間を予感させる空と雲の流れを見詰めた。

早朝のひととき、清々(すがすが)しさもさることながら、
何より心の余裕が欲しいからである。

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日曜日の夜の想いで・・♪   《初出2006.6.4.》

2008-04-30 17:46:25 | 現役サラリーマン時代の想いで
先程、庭に下りたって、夜の庭を観ながら煙草を喫った。

静寂な時、ふと現役時代のことを想いだした。


私の現役の最後の五年間は、出向となり、
朝は4時45分に目覚め、6時の始発のバスに乗り、出勤していた。
帰宅は早くとも9時過ぎであったので、お風呂に入った後、遅い夕食を食べたりしていた。
このようなサイクルを月曜日から金曜日を繰りかえし、
ときには土曜日まで出勤していたりしていた。

日曜日は何時もの時間に起き、昼寝をして睡眠不足を補(おぎな)っていた。

日中、夕食後は映画のビデオ、DVDを観たりしていたが、
11時過ぎると、明日から大変だと、やむ得ず時間を気にしながら観ていた。

読書に関しては、通勤時間が片道1時間半は要したので、
この間に読み耽(ふけ)っていた。


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