夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

時代遅れの年金青年・・♪   《初出2006.6.24.》

2008-05-01 21:49:24 | 時事【社会】
今朝、【NIKKEI NET】を見ていたら、
2つの記事に溜息をついたりした・・。

総務省による調査により、コンテンツ市場11兆円となり、
ネットが急成長している記事であった。

無断引用させて頂きます。



テレビ番組や新聞、ゲームソフトなどのコンテンツ(情報の内容)の2004年の市場規模が、
前年比1.9%増の11兆627億円と初めて11兆円を突破したことが、
総務省が23日まとめた調査で分かった。

ブロードバンド(高速大容量)通信や携帯電話の普及で、
インターネット経由のコンテンツ配信市場が急成長しているためで、
ネット利用は映画、テレビ番組などの大容量の映像系ソフトを中心に28.6%増加した。

ネット利用のコンテンツが占める割合は全体の6.2%と小さいが、
USENの「GyaO(ギャオ)」のようなネットの無料番組配信サービスは、
2005年以降急増しており、
「ネット市場の拡大基調は今後も続く」(総務省)と分析している。

ネット市場のうち、携帯の音楽配信サービスが好調な音楽ソフトは、21.0%増の1868億円。
ケームソフトは、56.6%増の910億円。

コンテンツ市場全体として、映像系ソフトが3.2%増の5兆752億円。
ラジオ番組など音楽ソフトが1.4%、
新聞、書籍などの活字系が0.7%増と縮小傾向に歯止めがかかった。



以上、全文記事を転記させて頂きました。


定年退職後の2年生の私は、ある音楽関係の会社に勤めていたが、
最後の5年は出向となったので、携帯電話が必須の勤務条件でなかった。

従って、国民の多くが学んだ時期を私には不必要と確信していたので、
私は携帯電話が使えない、
家内もこれといった機会もなく、我が家では携帯電話がない。

私は読書が好きなので、小説・随筆、歴史書、現代史を主体として、
5000冊を超えているが、
新たに購入したり、再読したりしている。

映画系に関しては、VCT、DVDが1000本前後の作品があり、
最近の映画に興味が薄れ、過去の名作に慕っている。

音楽に関しては、カセット、CDは、知人などにあげたが、
現在の残りは3000枚程度は残っている。
散歩の折、ときたま音楽を聴きたくなった時は、CDウォークマンで聴いている。

しかし、映画と同様に最近の曲は、殆ど聴いていない。

私もひとりアーティストに気に入れば、熱狂するタイプであり、
音楽に関しては『小柳ゆき』の歌声を2001年頃まで良く聴いたりした。
そして人気のいない所で、


♪壊れそうな 明日に向かい
 信じあう 奇跡を
 傷ついた 翼ひろげ
 飛びたつ true heart

【 『愛情』 作詞・小柳ゆき、樋口 侑 】


と小声で唄ったりした。
私が50代の後半であった。

最近、音楽サイトの【ORICON STYLE】を検索していたら、
『中島みゆき』のコーナーで、
最近、アメリカのロスのスタジオで『歌姫』を公開していた。

無料映像であり、このように時代になったかと、考え深げとなった。


もうひつとの【NIKKEI NET】のニュースとして、

世界の娯楽・メディア市場規模は、5年で40%増の200兆円になる

という記事であった。

無断であるが、記事を転記させて頂きます。



【ロサンゼルス=猪瀬聖】
アメリカ大手監査法人のプライスウォーターハウス・クーパーズは21日、
世界の娯楽・メディア市場規模が今後5年間で約40%拡大し、
2010年に1兆8000億ドル(約207兆円)に達するとの予測を発表した。
インターネットのブロードバンド(高速大容量)通信と、
携帯型通信機器の普及が市場拡大を牽引すると指摘している。

娯楽・メディア市場は、映画や音楽、ビデオゲーム、カジノ、テーマパーク、
インターネット、テレビ、新聞、出版などの分野からなり、
全体で年平均6.6%で成長すると予測している。

主要分野で最も高い成長が見込めるのが、インターネット市場。
契約数の増加とネット広告の伸びで、
年平均12.9%の割合で拡大、市場規模は2650億ドルに達する見通し。

娯楽分野で成長率が1番高いのは、ビデオゲーム。
オンライン・ゲームや最新型の携帯ゲーム機の普及により、
年平均11.4%で拡大し、460億ドルになる見込み。



以上が、記事の全文である。


この記事を読み終った時、インターネットに関しては、
私は日頃から利便性から活用しているひとりである。

本格的に私自身活用したのは、ほぼ2年前であった。
ここまで情報として観られる、という事に正直驚いた。

その後、この世界は日進月歩のように、進化し続けている。
人々はパンドラの箱を開けてしまったかのように、
限りなく進化と退廃を繰り返して行く、と私は想像している。

映画、音楽、出版の分野に於いては、
特に創作者の発想を要求されるので、ソフトの枯渇を心配している。
多くの人々に感動を与え続けるのは、何より創作者の知恵が源泉となっている。

マーケットが表面上、増加しても、感動を感じなければ、やがては衰退する。

私は時代遅れのひとりであるが、最近の娯楽の映画、音楽からは、
感動し、繰り返して観る、聴くことが薄らいでいる。
2000年頃までの時代の方が凄かった、或いはいつの間にか涙を流していたと思う古い人である。
これは単なる年齢、感性の衰えであれば、よいがと危惧している。

ゲーム市場に関しては、私は興味対象外なので、発言の資格はない。

ただ、街中でケームに夢中になっている人々を見かけると、
ときには良質な本を読み、映画を観て、或いは音楽を聴いて、
その人なりに心から感動を味わって欲しい、
と願ったりする時もある。



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