先程、愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイヘルスケア 】を見ている中、
『 1日10分歩く時間を増やすだけで 死亡リスクは28%軽減する 』、
と題された見出しを見たりした。
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年を過ごしてきた。
過ぎ去りし2004年の秋に、私は定年退職時を迎え、
多々の理由で年金生活を始めた・・。
そして専業主婦だった家内は、これからは専業主婦の延長戦だわねぇ・・、
と微苦笑しながら、家事全般をしてもらうことなったりした。
私としては、せめて平素の買い物ぐらいと思い、自主的に我が家の買い物専任者を宣言して、
これ以来、家内から依頼された品を求めて、
殆ど毎日スーパー、専門店などに行っている買い物メール老ボーイとなってきた・・。
この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園、
或いは住宅街の小道などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。
しかしながら昨年の新春より新コロナウィルスの烈風に伴い、
感染が怖くて、平素の買い物は3日に一度に集約にしているが、
散策だけは、人気の少ない処、時間帯を選定して歩き廻ったりしている。
このような午前中を過ごしているので、
《・・1日10分歩く時間を増やすだけで・・死亡リスクは28%軽減する・・》、
改めて学びたく、記事を読んだりした・・。
この記事は、国際医療福祉大学 医学部教授の坂本昌也さんの連載寄稿文のひとつであり、
【 日刊ゲンダイヘルスケア 】に於いて、8月31日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。
《・・ 糖尿病をはじめ、生活習慣病予防に、
運動がいいことは、よく分かっているが、
仕事や家事、育児で忙しくて運動をする時間がない・・・。
自分自身に置き換えても、その気持ち、理解できます。
運動する時間があれば、寝たり休んだり、家族とのだんらんや趣味の時間に使いたいですよね。
米国心臓協会は、成人向け運動ガイドラインで、
週にウオーキングなどの中強度の運動を150分以上、
あるいはランニングや水泳などの高強度の運動を75分間行うことを推奨しています。
しかし近年、日常的に使えるスマートフォンの健康アプリやウエアラブルデバイスが登場したことで、
ウオーキングの歩数やさまざまな体の動きを測定できるようになり、
さらに一歩踏み込んだ運動に関する研究結果が発表されています。
参考になるのが、米ノースカロライナ大学の発表。
2011年から2015年にかけて、
60歳以上、平均72歳の女性1万6732人にウエアラブルデバイスを身につけてもらい、
週4~7日間の身体活動を追跡。
そして短い時間での身体活動の内容を、
「中断の少ない10分以上のウオーキングなどの運動」、
「掃除や洗濯などの家事、階段の昇降、車まで歩くなどの日常での移動や運動」の2種類に分け、
さらに2019年まであらゆる原因による死亡について調査しました。
すると、1日2000歩以上の人は、死亡リスクが32%減少したのですが、
特に運動をしていなくても、1日の歩数を1000歩増やすだけで、
歩数が少ない場合に比べて、死亡リスクが28%減少。
長生きするには、1日4500歩増やすと最高とのことですが、
何もそれはウオーキングのような「中断の少ない10分以上の運動」でなくてもよいとの結果でした。
■座る時間を少し減らすだけでもOK
カリフォルニア大学の研究でも、同様の結果が出ています。
同大学の学生を対象にしたこの研究では、長時間座っていると、
心臓病、がん、うつ病、2型糖尿病、肥満などのリスクを高め、
1時間に1回は立ち上がって体を動かすと、そのリスクが低くなるとのこと。
1日の歩数を1000歩増やそうと思ったら、10分くらい歩けばいいといわれています。
10分=1000歩。
これくらい、何てことなく稼げそうじゃありませんか?
それも、10分間歩き続けなくてもいいのです。
1回買い物に出掛ければ、
家から店までの往復と、店内を見て回る時間とで、10分なんてすぐです。
「1日1000歩増」は、日常生活の中で、すぐに実現できてしまう目標設定なのです。
5分、いえ3分、いえいえ1分でもいい。
立ったり動いたりする回数を、できる限り多くする。
必要なのは「体を動かそう」という気持ちだけ。
(略)
日常生活の中で、ちょっとだけ活動量を増やすことを習慣化できれば、ベスト。
座っている時間を、少し短くするだけでもいい。
「1時間仕事したら、トイレに行ったり、洗面所で歯磨きしたりする」、
「昼の休憩時間で家や会社の周辺をぐるりと歩く」、
「駅から自宅までの帰り道、近道ではなくやや遠回りをする」など、
自分ができる範囲で行ってみてください。 ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。