私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
9月下旬に恥ずかしながら満67歳を迎えることになる。
こうした誕生日の月に対応して、私の住む調布市では国民健康保険に加入している40歳以上は、
年に一度の『特定検診』と称されている健康診断がある。
私は2004(平成16)年の10月に定年退職した身であり、
この後から年金年金に入り、勤めていた企業の保険グループに加入していたが、
翌年度の2005〈平成17〉年4月から国民健康保険に切り替えて、
今回は6回目の健康診断を本日の午前中に受診した。
今回の検診は、私にとっては昨年の検診の結果が、余りにも惨(みじ)めな状態であったので、
敗者復活戦のような決意で、受診した。
思い馳せれば昨年の夏、猛暑の日々が多く、散策もさぼったりし、
エアコンの冷風の中で、簡易ベットに横たわりながら、本を読んだり昼寝をすることが、
平年より多かったので、
体重が増えて困ったなぁ、と苦笑しながら受診したのであった。
この検査が終って、3週間過ぎた頃に、健康診断の結果表が郵送配達されて、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』
と明記されていたので、私は青ざめた・・。
そして、翌日に自宅から徒歩10分の内科の専門の病院に行った。
私は定年退職した時は、身長は170センチ、体重は70キロ弱であったが、
採血、心電、尿検査、血圧測定、そして胃がん、大腸がんの検診も含めて、
至って健康のマークを頂いていた。
私は退職後、直ちに年金生活に入り、
純米酒の辛口好きの私は、晩酌の時は、現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或いはビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んできたので、
この結果、毎年少しずつ体重が増えたのである。
そして2008(平成20)年の秋になると、健康診断の結果、
78キロとなり、私としても何とか対策をしなければならないと自覚し、
この後、市の斡旋する『メタボの研修』を翌年の2009(平成21)年2月より、
6か月ばかり受講した。
この時は、うら若き保健師の女医さんの優しい指導で、
ビールでしたら350mlの缶ビールを2本までにして下さいね、
と言われりしたのである。
そして、軽い室内体操を毎日10分ばかりした。
そして『メタボの研修』以降は、
国内旅行、冠婚葬祭、或いは懇親会などに限り、地酒をある程度は呑んだりしたが、
缶ビールの350mlを2本までを殆ど守ってきた。
もう少し呑もうかしら、と思うと、
何故かしら優しい保健師の女医さんの笑顔が蘇(よみがえ)り、
缶ビールの350mlを2本まで夜が圧倒的に多かったのである。
そして一昨年の2009(平成21)年秋に健康診断を受診した時は、
体重は3キロばかり減少て、75キロとなり、
優しい保健師の女医さんのおかげかしら、と私は微笑んだりした。
そして私は悦びながら、家内に伝えたら、
『あなたの健康にも良いし・・家計費のアルコール代も減りますから・・』
と家内は私に微笑みながら、云われたりしたのである。
この後、私は相変わらず缶ビールの350mlを2本までを守り、
幾たびか旅行を重ねた時は、昼はビール、夕食の時は地酒も呑み、
日常生活は散策と買物ぐらいの運動不足、その後の猛暑でエアコンの冷風に頼ったりしたので、
昨年の健康診断の結果、ふたたび78キロに戻ってしまったのである・・。
この結果の上、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記され、
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、
そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。
私は定年の5年前の頃から、60代は五体満足で生かしてくれ、その後は余生である、
と公言してきたが、家内との共通趣味は国内旅行であり、
糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内は旅行先の美味しい夕食を頂いていた場合、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりしたからである。
医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、
軽い運動を毎日して下さい、と私は云われた・・。
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら料理を作って貰い、
朝夕頂いている。
そして私は晩酌の缶ビールの350mlを2本さえも取りやめて、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、煎茶を飲んだりしている。
昼食は婦女子のようなフルティ・ランチで、リンゴを一個、そして柿一個としていた。
その上、散策は時速3キロぐらいの歩みから、時速6キロぐらいのウォーキングとなり、
汗をかきながら最低30分は歩き廻り、ほぼ毎日していた。
この結果、体重は74キロとなり、4キロばか減少し、
ズボンの腰回りも楽になり、ベルトについている穴も2つばかり減り、
何かしら身体が軽快に成ったと微笑んだりしていた。
しかし、以前ゆっくり歩いた散策の時は、
この時節の晩秋の朱紅色、黄色に染められた錦繍の情景に、深い心を寄せられることができたが、
ウォーキングとなれば、風景が通り過ぎるように心を寄せる瞬時の思いが、
なくなってしまうのである。
やむなく私は、公園を目指して、ウォーキングに専念した後、
公園内で汗をふきながら、ゆっりと散策して過ぎ行く美麗な錦繍の情景に心を寄せ、
そして帰路は、ウォーキングして、日中のひとときの定例事項としてきた。
この間、私は最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、今年の3月の初旬であった。
そして私としては何よりも不思議と感じたのは、
冷蔵庫の中にビールがあること、
台所の片隅の収納所に日本酒の一升瓶、四合瓶も忘れてしまっていることである。
かって呑兵衛と自任してきた私は、平素の夕食に煎茶でもまったく違和感が感じることなく、
10ヶ月ばかり過ぎている・・。
《つづく》
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9月下旬に恥ずかしながら満67歳を迎えることになる。
こうした誕生日の月に対応して、私の住む調布市では国民健康保険に加入している40歳以上は、
年に一度の『特定検診』と称されている健康診断がある。
私は2004(平成16)年の10月に定年退職した身であり、
この後から年金年金に入り、勤めていた企業の保険グループに加入していたが、
翌年度の2005〈平成17〉年4月から国民健康保険に切り替えて、
今回は6回目の健康診断を本日の午前中に受診した。
今回の検診は、私にとっては昨年の検診の結果が、余りにも惨(みじ)めな状態であったので、
敗者復活戦のような決意で、受診した。
思い馳せれば昨年の夏、猛暑の日々が多く、散策もさぼったりし、
エアコンの冷風の中で、簡易ベットに横たわりながら、本を読んだり昼寝をすることが、
平年より多かったので、
体重が増えて困ったなぁ、と苦笑しながら受診したのであった。
この検査が終って、3週間過ぎた頃に、健康診断の結果表が郵送配達されて、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』
と明記されていたので、私は青ざめた・・。
そして、翌日に自宅から徒歩10分の内科の専門の病院に行った。
私は定年退職した時は、身長は170センチ、体重は70キロ弱であったが、
採血、心電、尿検査、血圧測定、そして胃がん、大腸がんの検診も含めて、
至って健康のマークを頂いていた。
私は退職後、直ちに年金生活に入り、
純米酒の辛口好きの私は、晩酌の時は、現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或いはビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んできたので、
この結果、毎年少しずつ体重が増えたのである。
そして2008(平成20)年の秋になると、健康診断の結果、
78キロとなり、私としても何とか対策をしなければならないと自覚し、
この後、市の斡旋する『メタボの研修』を翌年の2009(平成21)年2月より、
6か月ばかり受講した。
この時は、うら若き保健師の女医さんの優しい指導で、
ビールでしたら350mlの缶ビールを2本までにして下さいね、
と言われりしたのである。
そして、軽い室内体操を毎日10分ばかりした。
そして『メタボの研修』以降は、
国内旅行、冠婚葬祭、或いは懇親会などに限り、地酒をある程度は呑んだりしたが、
缶ビールの350mlを2本までを殆ど守ってきた。
もう少し呑もうかしら、と思うと、
何故かしら優しい保健師の女医さんの笑顔が蘇(よみがえ)り、
缶ビールの350mlを2本まで夜が圧倒的に多かったのである。
そして一昨年の2009(平成21)年秋に健康診断を受診した時は、
体重は3キロばかり減少て、75キロとなり、
優しい保健師の女医さんのおかげかしら、と私は微笑んだりした。
そして私は悦びながら、家内に伝えたら、
『あなたの健康にも良いし・・家計費のアルコール代も減りますから・・』
と家内は私に微笑みながら、云われたりしたのである。
この後、私は相変わらず缶ビールの350mlを2本までを守り、
幾たびか旅行を重ねた時は、昼はビール、夕食の時は地酒も呑み、
日常生活は散策と買物ぐらいの運動不足、その後の猛暑でエアコンの冷風に頼ったりしたので、
昨年の健康診断の結果、ふたたび78キロに戻ってしまったのである・・。
この結果の上、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記され、
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、
そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。
私は定年の5年前の頃から、60代は五体満足で生かしてくれ、その後は余生である、
と公言してきたが、家内との共通趣味は国内旅行であり、
糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内は旅行先の美味しい夕食を頂いていた場合、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりしたからである。
医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、
軽い運動を毎日して下さい、と私は云われた・・。
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら料理を作って貰い、
朝夕頂いている。
そして私は晩酌の缶ビールの350mlを2本さえも取りやめて、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、煎茶を飲んだりしている。
昼食は婦女子のようなフルティ・ランチで、リンゴを一個、そして柿一個としていた。
その上、散策は時速3キロぐらいの歩みから、時速6キロぐらいのウォーキングとなり、
汗をかきながら最低30分は歩き廻り、ほぼ毎日していた。
この結果、体重は74キロとなり、4キロばか減少し、
ズボンの腰回りも楽になり、ベルトについている穴も2つばかり減り、
何かしら身体が軽快に成ったと微笑んだりしていた。
しかし、以前ゆっくり歩いた散策の時は、
この時節の晩秋の朱紅色、黄色に染められた錦繍の情景に、深い心を寄せられることができたが、
ウォーキングとなれば、風景が通り過ぎるように心を寄せる瞬時の思いが、
なくなってしまうのである。
やむなく私は、公園を目指して、ウォーキングに専念した後、
公園内で汗をふきながら、ゆっりと散策して過ぎ行く美麗な錦繍の情景に心を寄せ、
そして帰路は、ウォーキングして、日中のひとときの定例事項としてきた。
この間、私は最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、今年の3月の初旬であった。
そして私としては何よりも不思議と感じたのは、
冷蔵庫の中にビールがあること、
台所の片隅の収納所に日本酒の一升瓶、四合瓶も忘れてしまっていることである。
かって呑兵衛と自任してきた私は、平素の夕食に煎茶でもまったく違和感が感じることなく、
10ヶ月ばかり過ぎている・・。
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お久しぶりです。
御体良くなりつつあって良かったですね。
僕も1年間お酒飲まないでいたことあります。
でも飲み始めるとまた癖がでますね。
お父さんは多分意思が固いと思います。
では