夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

スキーのジャンプ競技に伴う『テストジャンパー』の人々には、私は無知であった・・。

2010-02-16 08:12:14 | 定年後の思い

この一週間は、NHKのテレビ放送でも、『バンクーバ冬季オリンピック』が盛んに放映されて、
冬季競技に殆ど無知な私も、ときおり視聴したりしている。
私はそれぞれの競技の選手の成績もさることながら、それぞれの選手の秘めたる心の葛藤などの思いを発露されたことに、
興味を持ったりしながら視聴することが多いのである・・。

昨夜たまたま、机の上の本、雑誌を整理しながら、NHKのテレビをつけっばなしにしていたのであるが、
『テスト・ジャンパーの人たちは・・』、
と聴こえたので、思わずテレビ番組を注視したのであった。

この番組は、『スポーツ大陸』の中のひとつで、
『大逆転スペシャル「絆でつかんだ栄冠~長野五輪 ジャンプ団体~」』であることが少し判り、
私は読売新聞の夕刊を読み、テレビ番組に於いては、
《長野ジャンプ団体 大雪・原田失敗・
        中断危機を救ったのは脇役 きずなの金》
と明記されていた。

この後、番組の途中からであったが、テレビを視聴したのであった。

番組の内容については、NHKの番組紹介文を、無断であるが転載させて頂く。
《・・
   逆転スペシャル 絆(きずな)でつかんだ栄冠
               ~長野五輪 ジャンプ団体~

圧倒的に不利と見られた状況から逆転勝利を挙げたアスリートたち。
しかしそれは「奇跡」ではあっても決して「まぐれ」ではなかった…。

会心の勝利に向けた周到な準備や壮絶な精進の日々を描くのが、スポーツ大陸・大逆転スペシャル。

第5回は、長野五輪、テストジャンパーたちの決死の飛行で金メダルを勝ち取ったスキージャンプ団体に光を当てる。

1998年の長野五輪、吹雪の白馬ジャンプ台で歴史に残る大逆転劇が起こった。
日本のスキージャンプ男子ラージヒル団体が金メダルを獲得。
金メダリストとなったのは岡部孝信、船木和喜、原田雅彦、斎藤浩哉の4人だが、
その裏には、表舞台に立てなかったテストジャンパーたちによる乾坤一擲(けんこんいってき)の活躍があった。

長野五輪、日本選手団の中で、金メダルに一番近いといわれていたのがスキージャンプ団体だった。
ところが当日、激しい吹雪に見舞われる。
リレハンメル五輪で苦い経験をし、雪辱を期していた原田のスタート時に急激に天候が悪化し、失速。
日本チームは1本目を終えて4位という予想もしない展開となった。

なかなか天候は回復しない。
競技続行か打ち切りかは、テストジャンプの結果で判断することになった。
もしも競技が打ち切られると、このまま1本目の結果で順位が確定する。
しかも競技再開の判断をする最高責任者4人のうち3人は、
この時点の上位3か国から選出されていた。

テストジャンプで安全に、しかも好記録を出さない限り競技続行、そしてメダルはない…。
日本代表にあこがれ、彼らの逆転を信じるテストジャンパーたちが、
前も見えない恐怖の中を次々に飛び立っていく。
耳が不自由な高橋が、絶不調で代表を外された西方が、決死の大飛行を決めた。

そして競技再開。
2本目には4人の代表選手が他を圧倒する大ジャンプを決めた。

番組では、窮地に陥った日本ジャンプ陣が、
テストジャンパーたちとともに勝ち取った、奇跡の金メダルの物語をつづる。
・・》
注)紹介文の原文にあえて改行を多くした。


私はジャンプ団体の競技で、天候が急速に悪化した中で、
原田選手が失速する前の頃から視聴し、
第1回目を終えて日本は4位と期待はずれの結果となったが、
何よりも悪天候で競技が中断となり、競技が続行できなければ順位が確定する状況となった。

こうした中で、テストジャンプの状況により、競技を続行するかの判断となり、
私は初めてテストジャンパーの人たちの重要な存在を知ったのであった・・。

重い責務をかせられたテストジャンパーたちが、その人なりに思いを語りながら、番組は進行し、
私達が知る華やかな競技の選手に隠れたテストジャンパーの人々が、
こうした心の思いを語るのを視聴すると、私でも心が熱くなるのである・。

競技が再開され、2本目のジャンプに挑む前の原田選手は、
テストジャンパーたちに声を掛けた後、数多くのテストジャンパーから声援され、
期待された以上のジャンプを果たしたのであった。

そして、金メダル獲得の受賞インタビューで、原田選手にだけに特にスポットが当てられたので、
『・・俺じゃない・・みんなの・・』
と涙ぐみがら、ふるえるように云ったように私には聴こえ、
私は殆ど無知な原田選手のこれまでの軌跡を重ねた上、テストジャンパーたちの思いも重ね、
こうした発露の言葉に感動させられたのである。

私はスポーツ競技は判らなくとも、こうした心情には感銘さえ受けるのである。

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