夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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名曲『イエスタディー』の私の想い・・♪

2006-04-10 17:35:00 | 定年後の思い
ビートルズの数多くの名曲の中に、『イエスタディー』がある。

私はこの曲を知ったのは、妹がビートルズを熱愛して、
数多くのレコードを聴いていた。

1966年(昭和41年)の初めの頃だったと思う。

この頃の私は、大学を中退し、映画、文学青年を気取っていて、
音楽には興味がなかった。

妹が応接間にあるステレオで、
ビートルズを大きな音量で聴いていても、
うるさい音楽としか聴こえてこなかった。

ある時、メロディー・ラインが良く、英語の詩も良い、
と直感した曲が、妹に曲名を教えて貰ったのが『イエスタディー』であった。

その後、妹はビートルズが来日公演の時、
学校では禁止されていたが、日本武道館に行って、
公演には満足した、と言っていた。

私はビートルズからは、音楽の影響は受けなかった。

私が1970年(昭和45年)にある企業に中途入社して、
音楽から影響を受けたのは、サイモンとガーファンクルであった。

私はメロディーも大切であるが、何より作詞を重要視していた。
このアーティストは、何を伝えたいのか、と思っていたからである。

その後、私はシャンソンに魅せられ、色々と聴き込んだ。
中でも、シャルル・アズナヴールには魅了させられた。

ある程度の年齢になり、若き日の青春時代を表現した『帰り来ぬ青春』(1964年)、
そして『遠い想い出』(1971年)は、友人達に絶賛した。

この時、『イエスタディー』(1965年)が甦ってきた。
ビートルズのメンバーが、あの若い時に《青春時代》を凝縮させた表現出来たのは、
天才という以外、言葉は見つからない。

この『イエスタディー』の曲は、世界の著名の歌手に多く歌われ、
日本に於いても名のある歌手が取り上げていた。

私は、少なくとも10人以上の歌い手をレコード、カセットで聴いている。

その後、映画の『ワンス・アホン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年)に於いて、
ロバート・デ・ニーロが扮する主人公が駅構内で過去を回想するシーンに、
この曲が流れた。
この感覚には、私は絶賛した。

映画の音楽は、このように使うと映画の画面が引き立ち、
効果のある見本でもある。

このことは、監督・脚本のセルジオ・レオーネ、
そして音楽のエンニオ・モリコーネの功績であるのは、いうまでもない。

私はビートルズからは影響は受けてはいないが、
この『イエスタディー』の一曲は、
最初に聴いてから、ここ40年は絶賛している。




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