夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

あの頃の映画は・・♪

2006-08-30 09:07:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、どんよりと曇った朝を迎え、
少し蒸し暑いが、日中の最高気温は28度前後と予測されている。

この一週間、読書の時間で過ごすことが多く、
秋に向かい益々多くの時間を費(つい)やしている。

映画界が娯楽の王座の頃の昭和30年代の初めの頃を思い出し、
田中純一郎・著『日本映画発達史 Ⅳ ~史上最高の映画時代~』(中公文庫)を読み返したりしている。

私が独りで映画館に通い始めた頃は、
東映の時代劇『笛吹童子』(三部作)、『里見八犬伝』(五部作)、『霧の小次郎』(三部作)が上映されたのは、
昭和29年のことであった。

私は無邪気に映画の楽しみを見つけた小学三年生を過ぎた頃であったので、
あの頃、社会環境の中で映画界はどのようであったのか、
再認識をしたくて、この本を再読した。


社会情勢はもとより、映画界の経営に於かれた中で、どのような作品が公開されたか、
まぎれない映画界の正史である。

『二十四の瞳』は学校で小学校四年生以上の生徒全員で、
近くの映画館に観に行ったりしたが、この時代に上映された名作は知るよしもなかった。

後年、高校生の頃からは、『にごりえ』、『東京物語』、『雨月物語』、
『女の園』、『七人の侍』、『山の音』等の昭和28、29年に公開された映画を
遅ればせながら観ることになる。


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