夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の神は、仏さまに代(か)わって・・♪   《初出2007.8.25.》

2008-05-30 11:15:16 | 定年後の思い
私は宗教に無関心であり、それぞれの神にすがったりしていない。

生家に於いては、仏教の曹洞宗であり、神棚もあるごく一般の家であるが、
私は自己形成には何の影響も特に受けていない。

私は日常に於いて神社、仏閣に接した時は、手を合わしている程度である。

私が毎朝、手を合わせ、自己の教訓とか心をいさしめているのがある。

居間にあるビデオテープ棚の上に、
ひとつの立替えた日めくり厚いカレンダーのような物を置いている。

トイレ用の日めくり『ひとりしずか』と題され、
みつ、とさりげなく署名されている。

10数年前、家内の両親と4人で伊香保温泉に滞在旅行をした時、
街の中のお土産屋さんで、偶然に目に留まり、買い求めた品である。

書家、詩人と知られていた相田みつを氏の作品のひとつである。

例えば本日の25日には、


そんかとくか

人間のものさし

うそかまことか

佛さまの

ものさし

       みつを


と明記されている。

私は年を重ねた62歳の身であるが、つたない心しか持ち合わせていないが、
ときおり独断と偏見で断定する悪い癖がある。

裏打ちされた国文学、比較文化などの専門学問を学んだこともなく、
単なる独学であるが、日常生活で発言したり、文書に綴ったりしている。

そして後で学んで知ったりした時、
下を向きながら赤面をしたりしている。

こうした時は、根拠のない自信ばかりの私は、
年を重ねていても、自己形成が今だ未達のかしら、と思ったりしている。




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