夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

終末期医療へ「リビングウィル」、残すなら元気なうちに、77歳の私は、改めて学び・・。

2021-11-24 13:34:09 | 喜寿の頃からの思い

昨夜、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中、
『 「自然死させてください」父が記した言葉…
     終末期医療へ「リビングウィル」 残すなら元気なうちに 
』、
と題された見出しを見たりした。

こうした中で、いつの日にか、どちらかがあの世に旅立つが、
何かと気弱な私は、末期に病院で治療を受けると思われるが、
出来る限り痛みが少なく、この世とサヨナラをしたい、と念願したりしている。



過ぎし18年前、漠然としながら、「ピンピンコロリ」と死去できれば・・
と思ったりしていた。

しかしながら11年前の頃、私は「ピンピンコロリ」は難しい、
とネットの記事で学んだりした・・。

がん医療の権威で終末期医療に詳しい大野竜三医師(愛知県がんセンター名誉総長)は、
『・・ピン・ピン・コロリ。それは中高年なら、誰もが願う生き方でしょう。
でも、そう簡単なことでは、ありません。

現実的に60歳以上の日本人がコロリと逝くとしたら、
心筋梗塞か、脳出血か、脳血栓かと思いますが、 

救急搬送されれば、救命措置が施されるでしょう・・』
と私は学び、苦笑したりした。





この後、老衰死は、なぜ安らかに逝けるのか、
江別すずらん病院認知症疾患医療センター長の宮本礼子さんが、
公表された記事より学んだりしてきた。

《・・「老衰になり死が近づくと、私たちは食欲がなくなり、
飲み込む力も衰えます。

体が栄養を必要としていないのです。
飢えているわけではありません。

その時、点滴や経管栄養を行なわず、
食べられるだけ飲めるだけの自然な経過に任せることで、
老衰死を迎えられる。

最近の研究では、動物を脱水や飢餓状態にすると、
脳内麻薬の一種である『β-エンドルフィン』や、
肝臓で生成され脳の栄養源となる『ケトン体』という脂肪酸の代謝産物が
増えることがわかっています。

これらには、鎮痛・鎮静作用があります。
そのため、眠るように死に至ると考えられています」・・》

何かしら痛みがないどころか、
この脳内麻薬によって快楽さえ感じながら、絶命すると考えられている、
と別の専門医師からも付記されていた。



このように学んできた私は、今回の《・・終末期医療へ「リビングウィル」、残すなら元気なうちに・・》
って、
改めて学びたく、記事を精読した。

この記事は、読売新聞社の公式サイトの医療【 ヨミドクター 】に於いて、
11月23日に配信され、無断であるが記事の大半を転載させて頂く。


《・・
読売新聞(ヨミドクター)


☆備える終活

☆法的効力なし



☆話し合い、考え共有が大事

終末期の医療やリビングウィルについて、
日本臨床内科医会の近藤彰副会長に聞いた。  

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 

 
 

今回、《・・終末期医療へ「リビングウィル」、残すなら元気なうちに・・》、
改めて深く学んだりした・・。


過ぎし16年前の頃、親戚の叔父さん3名も、終末期に3年から5年も入院され、
こうした中、ふたりの叔父さんは御自身の意思はなく、多大な手厚い延命治療を受けて、
やがて病院で亡くなってきた。

こうした話を私は聞いたりしてきたが、 自分で食物を口に運び、食べられなかったら、
もとより延命治療は断り、 痛みだけを執(と)って下さる平穏死を選ぶょ、
と私は家内に幾たびも言ったりしてきた。

家内も胃ろうや人工呼吸器などの延命治療は、お断りですから・・ と私に言ったりしている。

このような話を私たち夫婦は、幾たびも話し合ってきた・・。



結果としては、それぞれ延命治療は断念して、
「延命治療は望みません。痛み止めだけは処置をお願いします」
と明示するために、
私たち夫婦は、それぞれ『日本尊厳死協会』に入会したりしている。




しかしながら終末期、そしてあの世に旅立つことは、
自助意志も大切なことであるが、
やはり神様か仏様の采配する世界かしら、と私はときおり思ったりしている。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医療費控除の「対象になるも... | トップ | 【健康長寿ネット】、遅れば... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (holisticmomo)
2021-11-24 17:18:35
初めまして。具体的なお話、勉強になりました。ありがとうございました。80代の母も同じことを考えており尊厳死協会に入っています。私も少しづつ考えてゆきたいです。
返信する
幾たび話し合い・・。 (夢逢人)
2021-11-25 15:15:39
holisticmomoさま。

先程、コメントを頂いた事に気付き、
大変失礼を致しました。

>初めまして。

こちらこそ、初めまして・・。

>具体的なお話、勉強になりました。ありがとうございました。
>80代の母も同じことを考えており尊厳死協会に入っています。
>私も少しづつ考えてゆきたいです。

私たち夫婦も、70代になりまして、晩年期のことを、
ときおり話したりしてきました・・。

こうした中で、たまたま延命治療について、
幾たび話し合い、お互いに『尊厳死』を選定した次第です。

コメントありがとうございました。

寒さが増す時節、御身体を程々に御自愛されて、お過ごしして下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

喜寿の頃からの思い」カテゴリの最新記事