夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

改めて、『ハナミズキ』に心を深めて・・♪

2009-04-22 17:02:09 | 定年後の思い
東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の私は、
子供に恵まれなかったので、家内と2人だけの家庭となり、
古惚けた一軒家に住んでいる。

昨日の午前10時すぎから小雨の後は、ときおり南風が吹く中、
本降りの雨となった。
今朝の未明まで降り続いていたが、日の出前には雨は上がり、
樹木の枝葉は雨粒をたたえて、清々しい、潤(うるお)いのある情景となっていた。

若葉の色合いは、萌黄色からこの二週間ばかりで黄緑色から新緑色に染められ、
私はさりげない日ごとにうつろう枝葉を眺めたりしていた。

9時過ぎには陽射しが差し込み、空は青く、
ときおり微風が吹き、まさしく風光る情景となっている。
そして、私は皐月晴れかと感じていたが、6月初旬のような陽気となり、
私は戸惑いながらも主庭の樹木、草花を眺めたりしていた。


このような移ろいの中、私は昼下がりのひととき買物、散策をしたが、
躑躅(ツツジ)、皐月(サツキ)、花水木(ハナミズキ)を誉(ほ)めたり、
アヤメの白色、薄紫色の花に心を寄せたりしていた。

落葉樹の多い公園は新緑となり、ときおり微風が吹き、
小枝の若葉も揺れ、私は微笑んだのである。

小公園にある花水木(ハナミズキ)の樹木は、
可憐な白い花は三本あり、それに並ぶように淡い桃色の花は二本あり、
私はしばらく見惚(みと)れていたら、
ひとつの歌が脳裏に浮かび、心の中で静かに唄いだしたのである。

そして遊歩道に人影が少ないのを確かめて、小声で唄いだしたのである。


♪薄紅色の可愛い君のね
 果てしない夢がちゃんと 終りますように
 君と好きな人が 百年続きますように

【 『ハナミズキ』 作詞・一 青窈、作曲・マシコタツロウ、唄・一 青窈 】


私なりに、残された歳月で私自身の夢を実現をさせる命題もあり、
そして私たち夫婦は、この先いつまでも恵まれた生活が続くわけでなく、
いずれ片割れになる・・。

このような思いを重ねたりしたのである。


一年前頃、無料音楽の【You Tube】サイトに於いて、
何かしらのテレビの音楽番組収録された一 青窈さんと徳永英明さんが
デュエットでこの歌を唄っていた。
私はここ数年この一 青窈ちゃんの『ハナミズキ』に魅了されて折、
改めてこの歌をお二人が唄うのを視聴したのであるが、
胸が熱くなり、やがて涙を浮かべそうなくらい感銘を受けたのである。

私としては【You Tube】を添付するのは初めてであり、
異例であるが、感銘を受けたひとりとして、あえて添付させて頂く。


http://www.youtube.com/watch?v=Fk7ldepb3Zw


私は彼のように透明感あるシルキー・ヴォイスのようには唄えないけれど、
私なりに齢を重ねた64歳の身であるが、心を込めて精一杯唄ったのである。


♪僕の我慢がいつか実を結び
 果てない波がちゃんと止まりますように
 君と好きな人が百年続きますように

 君と好きな人が百年続きますように


【 『ハナミズキ』 作詞・一 青窈、作曲・マシコタツロウ、唄・一 青窈 】


私は小声で唄っているうちに、胸が熱くなり、
そして瞼(まぶた)も熱くなり、齢を重ねると涙もろくなる、
と実感しながら家路に向ったのである。


帰宅すれば、主庭にある紫木蓮(シモクレン)は満開となり、
そよ風を受けると、大きな花びらが揺れ、
モミジの小枝の若葉も揺れている。

このような情景を眺めながら、庭先で煙草を喫ったりしていると、
6月初旬のような陽気につつまれ、ときおり薫風のそよ風を心身で受けたりしていると、
政局の混迷や社会の騒動も遥か彼方の出来事のように思える。

そして私なりに、残された歳月で私自身の夢を実現をさせるのに、
つたない才能ときまぐれな努力で果たして、と思考したり、
私たち夫婦は、いずれは片割れになるので、この先いつまで恵まれた生活が続くのかしら、
と思いを重ねたりしている。



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