夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

この時節、昨年は大和路を旅して・・。 【上】

2010-01-23 13:39:58 | 旅のあれこれ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、NHKのニュースを視聴していたら、
奈良の『若草山 山焼き』が本日の夜に盛大に開催されます、
と報じられて、私は早くも一年の月日が過ぎたのか、と感慨深く感じたりしたのである。

一度は『若草山 山焼き』を観てみたいわ、と家内のかねてからの要望で、
ある旅行会社の団体観光ツアーに私達夫婦は昨年のこの時節に参加して、
『若草山 山焼き』を初めて拝観し、この前後に大和路にある名所の一部を観たりした。


このことに関しては、このサイトに於いて、程々に投稿したので、
私は読み返しながら、微苦笑をしたりしていた・・。


昨年の2009(平成21)年1月23日に於いては、
【 齢を重ねた私に、優(やさ)しい『奈良の歴史・文化』の教科書は・・♪ 】
と題して、投稿している。

【・・
ここ数日、4日ばかり『カラー大和路の魅力 ~寧楽(なら)~ 』という本を、
ときおり読んだりしていた。

昨日は霧雨降る1日であり、散髪屋(理容店)、買物に行ったぐらいで、
居間から霧雨降る主庭の樹木を眺めたりしていた。

そして、近日中に、奈良のほんの1部を中学の修学旅行以来ほぼ50年ぶりに訪れるので、
少しボケた年金生活5年生の私は、改めて『奈良の歴史・文化』を学ぼうとして、
『カラー大和路の魅力 ~寧楽(なら)~ 』を読んでいたのであるが、
ネットでも色々と検索していたのである。
5分ぐらい検索していた時、これなら私にびったり、と私は思わず微笑んだのである。

《なら修学旅行ガイト 奈良の歴史文化》

というサイトで、

http://www.narasyugaku.jp/

四つのエリアに区分された地域で、この中から訪れたい名所、旧跡が見られのである。
何より私にとって心強いのは、解説はもとより、
『ゆかりの人物、文物』、『関連ある仏像』などが優しく解説されている。

私は少年が、やったぁ、と歓声をするように、しばらくの間、検索したのである。


尚、過日にこのサイトで、
【 『カラー大和路の魅力 ~寧楽(なら)~ 』を再読しはじめて・・♪ 】
と題して、投稿しているので、
今回の付録として、再掲載をする。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
家内と共に、近日に奈良の『若草山焼き』を観る為に、
奈良に1泊2日のある旅行会社の企画された団体観光ツアーで訪れる。

『東京駅』から『名古屋駅』まで新幹線の《こだま》に乗車した後、
観光パスで、『西大寺』を観た後は、奈良のホテルに宿泊する。
翌日は、『長谷寺』と『室生寺』を鑑賞した後、帰路する短かな旅行である。


昨日、朝のひととき、私は奥の書棚で奈良に関して、何かと探していたのである。
まもなく、ひとつの懐かしい本の一冊を抜き出したのある。

『カラー大和路の魅力 ~寧楽(なら)~ 』(淡交社)と題された美麗な本で、
大和の情景を写した入江泰吉氏のそれぞれの名所の一葉の写真に、
美術史学者の杉山二郎氏の綴りを寄せた大和路の風土、歴史、文化を醸し出した一冊である。
そして、発行日は昭和47年9月20日と印字されていた。

この本は、私が二十歳過ぎた頃、作家・立原正秋氏に心酔していた時から10年足らず頃、
偶然に本屋で見かけて購入した本である。


私は二十歳まもなく大学を中退し、映画・文学青年の真似事をしていた時期に、
作家・立原正秋氏の小説、随筆、そして短歌も熱愛しながら、
多少の私なりに濾過し、古都の奈良にも思いを馳せたりしていた。

私は奈良に関しては、中学時代の修学旅行の時に、
京都・奈良の名所を鑑賞したりしたが、
京都は大学を中退する前後に2回ばかり各名所を観たり、
そして新婚旅行の時に桂川に隣接したホテルに2泊したが、
何かと古都に気後れて西芳寺と桂川の遊歩道を散策した程度であった。

特に奈良については、整然とした歴史と文化を学んだ後で、
鑑賞しなければ単なるうわべの観光客に過ぎないと、
東京の郊外の田舎者の私は、伝統の前に怖気づいたのである。

そして私は、拙(つたな)いなり学べば学ぶ程、古都・奈良と京都は、遠のいたのである・・。


このようなことであったが、今回たまたま奈良のわずかな名所を訪ねるので、
この本『カラー大和路の魅力 ~寧楽(なら)~ 』を35年ぶりに開いたのである。

私は風邪気味であったので、朝の10時半にこの本を布団の中に持ち込んで、
『西大寺』、『春日神社』、『東大寺』などを読んだりしているうちに、
眠り込んでしまったのである。

夕方の5時過ぎに目覚めたが、夢の中か、現(うつつ)か定(さだ)かでないが、
奈良の旧跡の情景がぼんやりと現れたのである。

・・】

このように古都の思いをありのままに発露している。



この後、1月24日に於いては、
【 本日より、奈良の『若草山 山焼き』観る短かな旅行に・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
家内と共に、本日より奈良の『若草山 山焼き』を観る為に、
奈良に1泊2日のある旅行会社の企画された団体観光ツアーで訪れる。

『東京駅』から『名古屋駅』まで新幹線の《こだま》に乗車した後、
観光パスで、大和路の『西大寺』に寄り、
『若草山 山焼き』観た後は奈良市内のホテルに宿泊する。
翌日は、『長谷寺』と『室生寺』を鑑賞した後、帰路する短かな旅行である。


私達夫婦の共通の趣味は、国内旅行であり、
子供に恵まれなかったせいか、若い頃から四季折々各地を訪れているが、
読売新聞が過日に『平成百景』の候補の300の候補地を見たりしていると、
まだ半分程度である。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/heisei100/


私はB型の思い込みの激しく、魅了されたことには熱中するが、
平素の多くは、きまぐれ言動をしたりしている。
家内は何事も整理整頓好きなA型の几帳面タイプであるので、
私のことをときおり戸惑いながら、35年近く過ごしている。

そして私と同世代の夫婦を見かけ、仲良し恋しのご夫婦の言動に接すると、
私は微苦笑したりしている。

このような少しばかり風変わりな私達夫婦であり、
今回の旅に於いて、『若草山 山焼き』は家内のお好みで、
私は何より未知の『室生寺』にあこがれがあるので、小雪が舞い降る中で『室生寺』の情景が観られれば、
無上の悦(よろこ)びと思っている程度の男である。

さて、今宵は奈良市の郊外は、雨降ることなく『若草山 山焼き』が予定通り施行され、
そして私の秘かな願いである『室生寺』を訪れた時、小雪が舞い降るかしら、
と私は暗い早朝の空を見つめながら、天上の気候の神々に祈願したりしている。
・・】


                                   《つづく》

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