《・・東京都の小池百合子知事は4日、
都庁で行った職員への新年あいさつの冒頭、元日に起きた能登半島地震や、
2日に羽田空港で発生した日航機と海上保安庁の航空機の衝突事故に言及しながら、
亡くなった方への哀悼の意を表した。
【写真】焼け焦げた日航機
羽田の事故については、炎上した日航機から乗客乗員379人が全員が脱出したことに触れ、
「奇跡と言えると思います」とも述べた。
小池百合子知事は「新しい年の幕開けでございます」と切り出し
「お祝いから始めたいところですが新年早々、
能登半島で地震、津波が発生し、翌日には羽田空港で海上保安庁機と民間機が接触事故を起こした。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、
被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げたい」と口にした。
その上で「羽田空港の事故では、400人近い乗員乗客全員が避難できたことは、
奇跡と言えると思います」と述べ
「どんな状況にあっても、整然とした行動を取れることができるのは、
日本ならではだと思う」とも指摘しながら、当時の対応をたたえた。
一方「(5人が亡くなった)海上保安庁の皆さんは、
被災地へ救援物資を届ける任務を粛々と行っておられた。
我が国を守る崇高な任務についておられた皆さんに、謹んで感謝と哀悼の意を申し上げます」と、追悼した。
能登半島地震を受けて、都は警視庁と東京消防庁の部隊を石川県に、
水道局の給水車を富山県にそれぞれ派遣したことを明かし、
「すでに人的、物的支援を行う準備を整えており、
速やかに副知事をトップとする能登半島地震支援対応調整会議を立ち上げる。
知恵を絞り、被災地に安心を届けてまいりましょう」と、職員に呼びかけた。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。