電車に乗って周りを見る。スマートフォンを見ている人ばかりなのだが、本を読んでいる人が時々いる。
会社の休憩室でも、同じ様にスマートフォンを見ている人、何か文章を打ち込んでいる人ばかりだ。
本を読んでいる人はわが営業所では一人だけのようだ。
今日電車の中で文庫本を読む人を見かけた。書店のカバーをせずに持っていたので、ページをめくる時にタイトルを見た。
『古事記に隠された・・・・・』というタイトルが見えた。意外なタイトルに驚いた。文庫本を持っていたのは高校生くらいの少年だったのだ。
僕は高校生の頃、「古事記」に興味を持った事はなかった。日本の歴史を記しているので、読んでおくべき書だというのはわかっているが、古文だし、現代語訳だとしても面白いと思えないから。
とりあえずアマゾンのサイトで検索した。
その後紀伊國屋書店で購入した。
自分が知らない作家の本で、面白い本があるなら読みたいと常に思っているから。