Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

高齢者は堂々としていいのだ

2023-12-12 05:58:13 | Weblog

母がタクシーに乗った時に、運転手から「ばあちゃん」と声を掛けられたと言っていた。運転手は母よりは若いのかもしれないが、60代くらいだったようだ。

女性の高齢者だから「ばあちゃん」か?

親しみを感じてもらえると思って言ったのかもしれないが、「お客さん」と呼べば良いと思う。

僕の母は誰かの「ばあちゃん」ではない。孫はいない。

この運転手は、高齢の男性には「じいちゃん」と呼びかけているのだろうか?40代、50代の男女には何と呼びかけるのか?「にいちゃん」、「ねいちゃん」とでも呼ぶのか?

女だから、高齢者だからなめた口をきくのか?母はこんな馬鹿にしたような口をきかれても抗議らしい事はしなかった。でも、おかしいと思ったから僕に言ったのだろう。

こんなものなのだ。田舎のタクシーの運転手なんて。



ある時母とファミレスで食事をした。店内は他に客はいなかった。母がもうすぐ食べ終わるくらいの時にウェイトレスが現れて、皿をさげられてしまった。

料理を持ってくる時には、「ごゆっくりどうぞ」と言って立ち去るのに。まだいくらか残っている皿を、家族の会話に割り込んで下げなければならないのか?

その時僕はウェイトレスに抗議した。なぜ食べ終わってもいないのに、皿をさげなくちゃならないのか?と。

食べ終わる瞬間をこいつは見ていて、客が皿をテーブルに置いたら次の瞬間には皿を下げてしまおうとねらっているのだ。「ごゆっくりどうぞ」なんて言ってるのはマニュアルにあるからで、こいつはこれっぽっちもそう思ってない。

皿をどんどん下げてしまえば、客は席に座ってる口実がなくなる。居づらくしてとっとと帰らせよう、ぐらいに思っているのだ。面倒な事はさっさと済ませよう。客がいなくなればスマートフォン見てられる、ぐらいなものなのだろう。

こういう時にも母は僕をたしなめる。「いいんだよ。来れなくなっちゃうから」。

自分より若い人達が中心の社会で暮らさせてもらってる。だから多少の不愉快は我慢しよう。そういう気持ちなのかな?

田舎は店が少なくて選べない。行きにくくなると自分が困る。低レベルな接客で不愉快な気持ちになっても気にしないでおこうと、自分の気持をごまかしているのだ。

高齢者はちょっと前まで社会の中心にいて、苦労して頑張ってきた人々なのだ。堂々と文句を言っていいのだ。

自分が悪くて注意をされても、反省せずに感情的になって仕返しみたいに嫌がらせをする奴がいる。不当な間違った言動を甘受しなければならないなんておかしい。

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