エイプリルフールに失恋した刑事223号(金城武)は恋人の事を忘れるため、その夜出会った女性を新しい恋人にしようと決めた。彼は偶然入ったバーで金髪にサングラスの女(ブリジット・リン)と出会う。一方、軽食・喫茶の店員フェイ(フェイ・ウォン)は、店の常連客である警官633号(梁朝偉トニー・レオン)あての手紙を店主から託される。それは警官633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込む・・・。ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー。
二つの話が描かれている。「Midnight Express」という香港島のランカイフォン(蘭桂坊)に実際にあった店が共通しているが、関係は無いようだ。僕は金城武の話はあまり興味が持てない。つまらない。トニー・レオンとフェイ・ウォンの話が圧倒的に面白いと思う。
金城武の話の中で何度も出てくるポケベルのような物が僕はなつかしかった。今は無いと思うが携帯電話が無い時代、pagerページャーだったと思うがこれで呼び出していたのだ。確かオペレーターに電話して呼び出したい人あてのメッセージを預ける。そうするとオペレーターがその人のページャーを呼び出す。呼び出された人はオペレーターに電話してメッセージを聞く。
トニー・レオン 若くてカッコイイね。不法侵入だけど愛する男のために、シーツやせっけんやタオルを新しくしたり、金魚を買ってきたりするフェイもかわらしい。633(トニー)が住む家がけっこう映るから、香港人の家の様子がわかる。しかし、一人で住んでるとしたらけっこう贅沢。金持ってるという事になると思う。不動産が高いから、結婚しても親と同居は普通と聞いた事がある。まして一人暮らしなんて。
なぜフェイはデートに現れなかったのか?女ごころは変わりやすいのか?
香港は今はもう、この時とは全然違うんだろうな?行ってみたいけど。