ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

大学1年生への講義

2009-08-10 16:48:39 | 生活
今日は首都大学東京で1年生を対象に移動通信に講義をしてきた。

まだ1年生のうちは比較的おとなしく聴いているが3-4年生になるともっと態度が悪くなるような気がする。講義の最後の方で簡単な演習をやって発表してもらうのだが比較的素直な感じで例年とそれほど違いはなかったと思う。

私の講義は夏休み特別講座の一環で今日だけ話をするのだがこの講座全体の担当である教授の話によると今年の1年生は積極性が例年より高いそうである。

私としてはそれほど感じなかったのだがずっと見ていると例年よりは手を挙げて発言する学生が多いと言っていた。「ゆとり教育が定着してきたのかなー」と言っていた。

そうだとすると喜ばしいことである。これからは知識の価値が下がり、知恵の価値が上がる。知恵とは知識間の関連であり、自分から動く方がつかみやすい、という趣旨の話をしてきたので、その方向に向かっているなら多少受験勉強の平均点が下がってもゆとり教育は効果があるといえるだろう。

私などは「先生が楽をしただけで何の効果もない」などとゆとり教育の悪口を言っていたのだが、見なおさなくてはならないとすると嬉しい誤算である