ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

旅行先での困惑を楽しむ

2008-06-17 17:52:22 | 旅行
現在、ミュンヘンに来ている。毎日雨が降っていて肌寒く、写真を撮る機会がない。

今回はホテルから会議場まで地下鉄に乗って通っている。 ミュンヘンは3度目であるが前回来たのは相当前で、あまり覚えていない。空港からホテルまで地下鉄で行ったのだが、色々とトラブルがあった。

ホテルの場所をきちんと把握しておらず、「確か中央駅の近くだった」というようなあやふやな記憶であった。たいていの場合始めていくところでは空港からホテルまでタクシーに乗るのだが、駅の近くと書いてあったので地下鉄で行くことにしたのだが、色々とトラブルがあった。

まず、切符をどうやって買えばよいかがなかなか分からない。ドイツの公共の乗り物は改札がなく切符を持っていなくても乗り降りできる。ただし、時々検察にきて、もしその時に切符を持っていないと1万円くらいの罰金を取られる。従って社内での乗り越しという概念はなく、必ず目的地までの切符を買わなくてはならない。ただし、運よく検察に合わなければただ乗りができるというシステムである。 そういう訳で切符を買わないといけないのだが自動販売機にはドイツ語しか書いていなく、料金はいくらかもなかなか判読できなかった。結局周りの人に聞いて買い方を教えてもらった。

地下鉄自体は快適だったが、降りてからが大変だった。中央駅と言っても大きいので出口もたくさんある。とりあえず適当な出口で降りて、どちらに行こうか、近くに見えているホテルにでも行って聞こうか、と考えていると若い女性がどうしたのと声をかけてきた。個々のホテルに行きたい、とホテル名と住所を言うと、多分あっちの方向だ、という。途中までその女性と歩いて礼を言ってから別れてホテルに行った。受付で聞くと、同じ系列だが別のホテルだという。しかも駅の反対側だという。地図をくれて説明してくれた。 7分ほどで駅まで戻ってそこから3分ほどの所に目的のホテルはあった。重い荷物を持って30分ほどうろうろしたことになる。

強がりを言うようだが、私はこの種のトラブルが嫌いではない。おかげで地元の女性と話ができたし、他のホテルの受付の対応も良かった。歩き回ったので街の雰囲気もわかった。タクシーですんなり来たのではできない経験だったといえる。 それに、この種のトラブルは初めてだから起こすことで、一度わかってしまえば何でもないことである。2度目からはすいすい行くので「一度経験することでものにした」という実感があり、自分が成長したような気分になれる。この感覚が好きである。

他の人と一緒にどこかへ行く場合には巻き込むことはできないので、計画を立てていくが、一人旅の時はあえて雑な計画で動き失敗談がいろいろできるのが楽しみでもある