備忘録として

タイトルのまま

Irene Adler & Moriarty

2014-03-02 21:15:44 | 映画

  今年のオスカーはどの作品、俳優、監督に授与されるだろうか。アカデミー賞は明日だ。ブログをUpするのは明日まで待って、アカデミー賞の感想でもつぶやいてみようかとも思ったけど、「Gravity」が作品賞を取ったりすると何か毒づかなくては気が済まなくなりそうなので待たないことにした。

「Sherlock The Reichenbach Fall」2013, イギリスTVの現代版シャーロックの7作目(Season 2 Episod 3)は1月のフライトで観た。プチ・シャーロッキアンとして、このシリーズは見逃せない。本作でシャーロックは最大の敵モリアーティの術策にはまり、世間から世紀の詐欺師とされ追われる身となる。追い詰められたシャーロックはビルの屋上でモリアーティと直接対決する。そこでモリアーティは勝利宣言しシャーロックは自殺する。The Reichenbach Fallの回はシャーロックがビルの屋上から身を投げる場面で終わったため、ホームズがほんとうに死んだのか、どう生還するのかが気になって2月のフライトが待ち遠しかった。そして2月13日早朝5時、機体トラブルで出発が4時間遅れた機内に乗り込むやいなや、シートベルト装着ももどかしくCAの機内放送による中断に毒づきながら「S3 Ep0、Many Happy Returns」8作目にかじりついた。もちろんホームズは生還するが、種明かしはやめておく。8作目は7作目ライヘンバッハの蛇足で、前回の衝撃が強烈だっただけに少し間延びしてしまった。このあと眠気に抗しがたく気が付けば朝食の配膳が始まっていた。昼前には自宅に着くはずが結局夕方になった。2月26日のシンガポールに戻るフライトも1時間遅れシンガポールの自宅に着いたのは夜中の2時だったように最近はフライトの遅れが多い。ボーイング787の所為だろうか。フライトの愚痴は置いといて、Sherlockは、これまでS3 Ep0まで全8作を観ているが平均点は星4つ、ボヘミアの醜聞を脚色し妖艶なアイリーン・アドラー(下の写真Lara Pulver)の出る「S2 Ep1 A Scandal in Belgravia」と、このモリアーティ(下の写真Andrew Scott)と最後の対決をする「S2 Ep3 The Reichenbach Fall」は星6つでもよい。★★★★★

 写真はいずれもIMDbより

以下はおまけの映画になってしまった。

 

「Miss Congeniality、邦題:デンジャラス・ビューティー」2000、監督:ドナルド・パトリエ、出演:サンドラ・ブロック、ベンジャミン・ブラット、マイケル・ケイン 人前でゲップはするし汚い言葉を周りに投げ続ける「The Heat」の相棒(こっちはBeautyとは言えない)と似た男勝りキャラのFBI職員サンドラ・ブロックがテロを阻止するために、水着審査もあるビューティーコンテストの出場者になって潜入捜査をする。観てないが続編「Miss Congeniality 2」も出ている。Congenialityとは相性の意。この映画になんとキャンディス・バーゲンが美人コンテスト幹部として出演していた。彼女が主演した騎兵隊のインディアン虐殺を扱った「ソルジャーブルー」やならず者に心惹かれる人妻の「さらば荒野」は高校生には少しハードルが高く、理知的で演技派で気になる女優ではあったが、1970年代当時同級生の間で人気の高かったキャサリン・ロスやオリビア・ハッセーやラクウェル・ウエルチやジャクリーン・ビセットの中には入らなかった。サンドラ・ブロックも自分の中では正統派ハリウッド女優には入らないが演技派に脱皮してから気にはなっている。正統派ハリウッド女優とは、古くはエリザベス・テイラー、グレース・ケリー、イングリッド・バーグマン、オードリー・ヘップバーンらであり、最近ではエイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、エマ・ストーンあたりを推したい。単に個人の好みにすぎないのだけど。★★★☆☆

「About Time」2013、監督:リチャード・カーティス、出演:ドムナル・グリーソン、レイチェル・マックアダムス、ビル・ナイ、過去に自在にタイムスリップできるという血をひく若者が、失敗を都合よく手直しするためにタイムスリップを繰り返し、意中の女性と結婚し家庭をもつ。父親も同じ能力があるのだが、自分が末期癌であることを知ったとき、それを治療するためのタイムスリップをせずに運命を受け入れる。人生を都合よく変えたいという願望はあるが、簡単に人生をリセットできるとすると真剣に瞬間瞬間の人生を生きなくなってしまい、結局つまらない人生を送ることになるのだという教訓なんだろう。同じレーチェル・マックアダムスの「The Time Traveller's Wife、邦題:君を見つけた日」の方がよかった。アダム・サンドラーのコメディー映画「Click」からコメディー的な部分を取り除いただけの映画だった。★★☆☆☆

「What Maisie Knew、邦題:メイジーの瞳」2012、監督:スコット・マクゲヒー、デイビッド・シーゲル、出演:オナタ・アプリル(Maisie)、ジュリアン・ムーア(母親)、スティーブ・クーガン(父親)、ジョアンナ・バンダーハム(子守のマーゴット)、離婚することになった両親の自分勝手な都合主義には腹が立った。最初は双方とも親権争いをして娘の取り合いをするのだが、そのうち娘の世話をもてあまし、相手に押し付け、最後は放置する。たまに会って親の振りをして愛してると言う上辺だけの親たちなのである。それでもMaisieにとっては頼るべき身寄りで掛け替えのない親なのである。最後は血のつながらない母親の恋人や子守だった女が親身になってメイジーのことを心配してくれる。★★★☆☆

「Safe House、邦題:デンジャラス・ラン」2012、監督;ダニエル・エスピノーザ、出演:デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ、CIA職員になって間のない若いマット(ライアン・レイノルズ)は南アフリカのCIA連絡所(Safe House)で何事もなく一人退屈な毎日を送っていた。ある日、元CIAでCIAの秘密を握る男フロスト(デンゼル・ワシントン)が南アフリカで身柄を拘束され、Safe Houseで尋問が行われることになった。フロスト尋問は大勢のCIA職員に厳重に警備され秘密裡に行われていたが、突然、武装勢力に襲われた。CIA職員がことごとく殺される中、マットはフロストを拘束したまま運よくSafe Houseを出ることができ、CIA幹部の指示で別のSafe Houseを目指した。しかし、そこで二人は別のCIA職員に命を狙われたことで、CIA内部にフロストを抹殺しようとする内通者がいることを知る。誰も信じられなくなったマットは自分自身の判断で独自の行動を始める。超人的な元スパイ、内通者、裏切りなどこの手の映画は数限りないが、若い新人CIAがフロストと行動するうちに一人前のCIA Agentに成長していく姿は魅力的だった。★★★☆☆


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