備忘録として

タイトルのまま

Manchester By the Sea

2017-08-07 00:01:08 | 映画

『Manchester by the Sea』2017、監督:ケネス・ローガン、出演:ケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)、ミシェル・ウィリアムス、カイル・チャンドラー、故郷を捨てた男が、兄死亡の知らせを受けて故郷に帰ってくる。映画のタイトルのManchesterをイギリスのマンチェスターだと思って映画をみていたらボストンが出てくるのであれって感じだった。男は悲劇的な事故を起こし、妻と別れ故郷を捨て、ボストンでは何でも屋として将来の希望も持たずその日暮らしをしていた。故郷に戻り、兄の葬式の準備しながら、遺児の高校生の甥の養育をどうするか奔走する中、ずっと避けてきた過去の事故や別れた妻と向き合わなければならなくなる。事故を知る故郷の人々と触れ合い、傷を深くするだけのときもあれば、癒されるときもある。父親を亡くした甥も精神的に不安定になり自暴自棄になるが、主人公との触れ合いの中で現実を受け入れるようになる。死んだ兄も、10年ほど前、心臓病で50歳まで生きられるかどうかわからないと宣言され妻が去り一人息子を育てながら人生を生き死んだ。過去と向き合おうが過去を避けようが、時は流れ現実の人生を生きるしかない。人生ってこんなんだなと思う。この映画でケイシー・アフレックはアカデミー主演男優賞を獲得していたが、最初はなんてかったるい映画だろうと思いながら眠気をこらえてみた。最後まで放り出さずに観てよかった。 ★★★★☆

『Hidden Figures』2016、監督:テオドール・メルフィ、出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネル・モネイ、ケビン・コスナー、NASAの初期、差別されていた黒人女性がそれぞれ能力を発揮し、宇宙開発に貢献する実話をもとにした映画。能力と成果を重視する偏屈なNASAの責任者ケビン・コスナーの存在感がよかった。★★★☆☆

『ローガン』2017、監督:ジェイムズ・マンゴールド、出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュアート、ダフネ・キーン、年老いたウルバリン・ローガンとエグゼビア教授が痛々しい。ずっとX-menシリーズを観てきた責任で気乗りしないまま観た。ローガンは自分のDNAを受け継ぐ女の子と徐々に心を通わせていく。時間つぶしのバイオレンスアクションのつもりで観ていたのに、DNAがつなぐ親子の情はTouchingだった。ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュアートはこれが最後のX-men出演にするということである。妥当な判断で、自分も余程のことがない限りX-menシリーズは最後にするつもり。★★★☆☆

『X-men Origines』2009、監督:ガビン・フッド、出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュライバー、リン・コリンズ、テイラー・キッシュ、ライアン・レイノルズ、『ローガン』を観るため復習のつもりで観たが面白くなかった。★☆☆☆☆

 上の4作は、いずれも時間つぶしにはなった。『Kong』はやはり人間の美女が好きだった。『The Great Wall』(万里の長城)には、不思議な知的化け物「饕餮(とうてつ)」が出てくる。『Live by Night』の最後、マフィアのボスへの反撃はボス側が不用意すぎる。それは『Spectre』の悪者も同じ。娯楽アクションだとしても、もう少しリアリティーが欲しかった。いずれも星1つ。それともう1作『John Wick:Chapter2』は残念ながら星ゼロ。上の4作以上にありえない設定に驚く。でもIMDbの評価は5作品の中でこれが一番高いことにもう一度驚いた。


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