10年ほど前だったと思いますが
当時一世を風靡していた次長課長の河本さんがギャグとして使っていた
「おめえに食わすタンメンはねえ!」ですが
これ実はビジネスの世界で応用して理解しなければいけない一言なんです。
つまり
自社の「客」を見極めろということです。
100円の商品は100円を握りしめて来た「客」に提供するもの
10,000円の商品は10,000円を握りしめて来た「客」に提供するもの
100万円の商品は100万円を握りしめて来た「客」に提供するもの
1億円の商品は1億円を抱えて来た「客」に対して提供するものです。
100円しか持って来ない人に10,000円の商品を渡す訳にはいきません。
即ち客ではありません。
従来の日本人の考え方からいえば
次は10,000円を持ってくるかもしれないから丁寧にだったのですが
いまは今回は今回、次は次です。
10,000円を持ってきて買う意欲を見せたなら丁寧に接客で良いのです。
値引きしろとか分割にしろなどと言おうものなら
店からつまみ出すレベルです。
従来から見ると厳しい、冷たい対応に見えるかもしれませんが
従業員は成果が無ければ単なる「給料泥棒」です。
売れもしない
買っても貰えない
客じゃない邪魔者(言い過ぎ?)に時間を費やす余裕は無いのです。
世界のインフレの影響が日本にもヒシヒシにと伝わってきています。
ロシアのウクライナ侵攻の影響も
中国のコロナロックダウンの影響も
あらゆるところで影を落としています。
売ってなんぼのもんと言いますが
売る相手を間違えないように心しないと
自社が持たなくなってしまいます。