夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

生きた心地もしない時間

2011-05-31 10:24:44 | FP
最近のビルの中には、情報の漏洩、特に個人情報の漏洩を防ぐために、事務室に関係者以外の入室を防止しようと認証チェックシステムを設置しているところが増えつつある。これまでのこの種のセキュリテーと言えば、せいぜい会社の入り口や大型のコンピュター室などに備えつけられていたのだが、ついに、個々の会社の事務スペースにまで、細かく、対応しはじめたようだ。それもこれも、個人情報の漏洩で、企業は多大な信用を失うばかりでなく、ソニーのように実質的に大きな経済的な損失を被る事件が頻発し始めたからである。ところで、この間の震災時に、思わぬ事件が起こった。それはこの種のセキュリテーを施していたある事務室で、電気が止まり、システムも作動しなくなり、ドアが開かなくなって、中にいた人たちが閉じ込めれたのである。ガラス張りの事務室は外からは中にいる人たちの悲痛な表情は見える。しかし、そのガラスは当然、強化ガラスで、割れるわけもない。大型のコンピュター室ならば、自家発電装置も完備しているので、このようなことは起こらないのだが、また、マンションのオートロック機能などは停電時には、手動で開けることが出来るのだが、この種の自家発電の設備もない事務室は停電時には、更なるロックがかかる。こうして、中にいた人たちは生きた心地もしない時間を過ごすことになったのである。

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不意をつかれた当方

2011-05-30 10:19:47 | FP
会議資料の席上配布か。事前配布か。について、その重要性を認識していない人が多い。孫子の兵法ではないが、その選択は立場や会議を行う方々の関係により異なる。会社の会議のような場合には、共通の利益のために行うのであるから、席上配布でかまわない。むしろ、多くの人に分かってもらうために説明は詳細になるはずである。他方、原発事故の住民説明会などは、責める側と責められる側である。責められる側は出来るだけ、穏便に、会議を終わりたい。このようなときの会議では主催者側の資料は必ず、席上配布である。資料はどちらかと言えば、分かり難い。金融商品などを売るセールスマンがお客との打ち合わせのための資料は、必ず持参である。事前に、郵送で資料を送るというのは、よほど、内容に自信があるか。資料にトリックが潜んでいるためである。つまり、セールスマンはお客が自分の手の内いる間に、即効で、勝負を決めるべきで、「この資料を後で、読んで、回答するよ。」などと言われてしまえば、勝負は負けである。さて、私の住むマンションでは、管理組合と管理会社の定期的会合があるが、管理会社はこの兵法の極意を知ってか知らずか。再三、資料の事前配布をお願いしても、いつのまにか、また席上配布に戻っている。しかも、事前通告もなく、本来なら、じっくりと腰をすえて、話し合う相手などを急に連れてくる。準備が出来ている相手と不意をつかれた当方では勝負にならない。

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津波の高さ

2011-05-29 10:02:38 | FP
3月11日の津波について、調査はまだ十分に進んでいない。福島原発事故の影響で、立ち入り禁止地区や飛行禁止地域が多くあるからである。そのような中でも、少しずつ、私たちが知りたい情報も明らかかにされている。そのひとつが、津波の高さはどのくらいまで達していたのだろうということであった。私たちが津波から生き延びるためには、津波の速さと高さと強さを知らなければならないからである。広島大学の研究チームの発表で、福島原発地域では高さが22mにも達したそうである。最近の高層マンションの7階を越える高さである。勿論、福島の場合は前面に崖があって、津波はそこを駆け上がっていったので、そのような高さになったのだが、他の平地部分では13m~18mと、それでもビル6階相当の高さである。三陸の4~5階のビルが見るも無残に、津波によって、崩壊したのもうなづけるのである。私は今後も、大小の津波は襲ってくるのだから、防潮堤の建築は必要だと思うが、今回のような400年に1度の大津波には、防潮堤は役に立たない。そのようなときには、人の命を守ることが優先で、そのためには、この地区には、8階以上のビルを造り、人が逃げ込む場所を設けるべきだと提案している。財産は保険なり、共同体の助け合いで、補うしかないのである。

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高層マンションと地震保険

2011-05-28 10:10:17 | FP
地震保険が注目を集めている。今回の震災でも、仙台のあるお宅はFPに勧められて、地震保険に入り、とても助かったと話をされている。ところで、家屋と家財が対象となる地震保険というのは火災保険と同時加入となっている。それというのも、地震保険という名まえだけれど、地震と共に発生した火災による損害も、この地震保険で支払われ、一般の火災保険では支払われない。だから、構造的に燃えやすい木造家屋は鉄筋の建物に比べて、保険料は高い。つまり、地震保険料も高い。また、地震により、倒壊し難い耐震構造の建物は大幅な割引もある。そこで、今回の大震災である。建物の倒壊など、比較的少なかった東京近郊でも、実は多くの支払いがなされている。ひとつは液状化だが、もうひとつは高層階マンションの家財の損害だった。液状化も保険料算出根拠からは想定外だったかもしれないが、もっと、想定外なのは高層階マンションの家財の損害だった。ビルは耐震構造ゆえに、大きく揺れた。当然、家財の損害は1階建ての木造の家の家財損害よりも高い。にもかかわらず、保険料は木造の家よりも大幅に安い。この逆進性はたぶん、しばらくすれば、是正されるだろう。入っていない方は是非、家財に地震保険をおつけすることをお勧めする。

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フアイナンシャルプランナーの余計な推理

2011-05-27 09:27:43 | FP
5月25日午前3時半ごろ、名古屋市瑞穂区豊岡通2丁目の野田功さん方から出火し、木造2階建ての2階部分約60平方メートルを焼き、5人が死に、2人が重態となった。その家に居たのは79歳の功さん、功さんの長男の修さん、妻の弘江さん、そして、修さん夫婦の長男、長女、次女、三女の7人暮らしであった。私が関心を持ったのは二つある。ひとつはその出火原因であった。愛知県警の調べでは、出火元は修さんの部屋の3台のパソコンをつなぐ蛸足配線が何らかの理由でショートし、火がついたものらしい。今、私たちの家庭はパソコンに限らず、電化製品で溢れている。家のコンセントは数限りなくあるわけではない。当然、蛸足配線になる。それも電化製品の数が増えるにつれて、増えていくので、蛸足のほうも自然増殖し、1匹では収まりきらず、数匹の足がからみつく配線となっている。それをつないだ本人さえ、どこがどこの配線なのかもわからなくなっているほどある。その中には、常に、電源を流し続けなければならないものもあるはずで、このような事故はこれからも発生するような気がする。将来的には家の構造か、リフォ―ムの必要性が求められるかもしれない。さて、もうひとつのことは、野田さんの家の状況である。写真を拝見すると、とても裕福なご家庭のように見える。家も広いし、車もお持ちだ。しかし、新聞報道によれば、ご高齢の功さんが無職なのは分かるが、実質的な世帯主の修さんも無職だという。しかも、お子さんはご長男が17歳で、その下に女の子が3人ととても、お金のかかる時期である。功さんが年金で暮らされていたことは想像がつくが、修さん夫婦がどのように暮らしを支えていたか、気になるところだ。火事の時、奥さんの弘江さんだけが1階に寝ていたというから、弘江さんが働いていて、この日は帰りが遅くなったのかもしれない。余計な推理である。

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