2011年が暮れようとしている。11という数字は私たち人類にとって、忌み嫌う数字になるかもしれない。今年、私たち、日本人は3月11日、震災と大津波と原発事故という苦しみを味わうことになった。アメリカ人は2001年9月11日、NYの貿易センタービルを瓦解させる同時多発テロが起こった日である。私たちが3.11を忘れないように、アメリカ人は9.11を忘れない。そして、10年後の今年、テロを指導したとされるビン・ラデイン氏がアメリカ軍の手によって、死んだ。私たち日本人は10年後、この大災害から何を学び、何を教訓として、新しい10年を迎えるのだろうか。はたして原発はどのような進化を遂げているだろうか。自然エネルギーがどのように私たちの生活に密接なものになっているだろうか。2011年は悲しい年ではあったが、原発に頼らない。化石燃料に頼らない時代への幕開けの年になったのかもしれない。けれど、そう思いながらも、今年があまりにも悲しみの深い年であっただけに、その未来を告げる声も芯から明るいものになりきれない私が・・・いる。
Y-FP Office Japan
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