不動産の影響は弱まりました。多分、これからの四半世紀は日本人は住宅の取得にそれほど苦労することはなくなるでしょう。あるとすれば、中国人などの外国勢の取得競争が激化するかもしれません。けれど、それは軽井沢とか、箱根とか、六本木とか、田園調布とか、ごく限られた地域になると思います。インフレは私たちの家計を直撃します。バブル期はインフレであったのですが、給料も年金受給額もインフレのスピードと同程度に上がっていきましたから、それほどの影響を受けませんでした。けれど、次にくるインフレは違います。給料の上がらないインフレであり、年金の受給額の据え置かれたままのインフレなのです。では、デフレからインフレに移るタイミングはいつ頃でしょうか。それは中国沿海部の人たちの賃金水準が相対的に、日本人の平均賃金に近づいた時です。現在の彼らの成長から考えれば、5~6年先のことでしょうか。
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