今日は3月31日、いわゆる年度末です。企業経営者やサラリーマンにとっては大変重要な日で、忙しい日でもあるのですが、まあ、私がサラリーマンをやっていたころに比べれば、その忙しさも随分と緩和されたと思われます。でも、日本では忙しい年度末さえ終われば、サラリーマンにとっては、待ちに待った年に一度の、ゆっくりしたお正月を迎えることができるのです。4月だけは成績も気にせず、桜も咲いていますから、仲間とお花見を楽しムコトができるのです。心が浮かれるのも分かります。キリスト教国にとっては、この時期はイースター、復活祭です。復活祭とは日日が決まっていません。春分の日の後で迎える最初の満月の日の後で、最初に迎える日曜日という何とも分かりにくい設定日なのです。でも、キリストが復活された日を祝うものですから、それくらい、複雑で、分かりにくいものでも良いわけです。そして、今年は3月27日でした。国によっては、次の月曜日も休みなるところもあるようで、余韻は続くわけです。日本のサラリーマンが必死になっているころ、これらの国々の人たちは、いわゆるイースターエッグをプレゼントしあっているわけです。ブラジルではこのイースターエッグ、楕円形をしたチョコレートのボールなのですが、オヴォ・パスコアと呼んで、この時期欠かせないものです。でも、カカオの不作と通貨レアルの通貨安が直撃していて、オヴォ・パスコアもお手頃なものは半分くらいの大きさに縮小してしまっているそうです。何事も、外国の催しを広めて、商売にしたがる日本人も、さすがに、このオヴォ・パスコアは広まっていないみたいです。忙しい時期ですし、何よりも、2月14日に、大量のチョコレートを消費しきってしまったからです。(2016.3.31)