スマートフォン市場で、今、劇的な変化が起きている。携帯電話市場は一時期、フインランドのノキアが簡単な電話機器を武器に、市場を席巻した。その後、カナダのリサーチ・イン・モーッション(RIM)が先駆的なスマートフォン「ブラックベリー」を売り出して、市場で先行したのだが、アメリカのアップルや韓国のサムスンなどの追い上げを受け、市場での競争についていけなくなっているようである。報道によれば、赤字化に転落したようで、人員の削減などを迫られているようである。このように、きわめて、短期間に市場の様相が変わる時代には、過度な設備投資はリスクが大きすぎる。設備投資の分散が必要で、たぶん、アップルもサムスンも、携帯機器の総てを自社生産することにはなっていないはずである。たとえば、サムスンの機器の部品の多くが日本製だったりする時代へと移ろうとしているのである。製品のブランド名とは違う、中身の国際化、分社化の時代へと入っているのである。
Y-FP Office Japan
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