カラスが頭の良い鳥であることは間違いない。ヤタガラスなどは日本サッカーの守護神になっている。秋田県大仙市大曲金谷町の交差点では、以前から道路にクルミを置いて、自動車にクルミの殻を割らせるカラスが目撃されていた。しかし、この4年間、くるみ割りカラスは現れなかった。多くの人が死んだのだろうと思っていた。しかし、再び、あのカラスが現れたのである。くるみ割りカラスだが、そのクルミはカラスがどこからか運んできたものではない。人間が与えたものである。最初のきっかけは分からないが、人間がクルミをカラスに与える。カラスはその固い殻に入ったクルミを自動車が通りそうな場所に置く。試行錯誤を繰り返し、カラスはクルミの場所を、自動車が良く通る場所へと移したりする。その様子を人間が見て喜ぶ。「なんて、頭の良いカラスなんだ。」と感嘆するのである。でもまあ、これは考えてみれば、オームに芸を仕込んでいるようなものだ。(くちなし亭、2021.02.28)
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