夢をかなえるキャッシュフロー表

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老後の必要資金を考える(6)。

2013-05-31 08:58:52 | FP
昨日とは、がらりと違う話しをする。老後生活の最大の特徴は夫婦ふたりで、一緒に生活する時間が長くなることである。だから、夫婦仲が良いか、悪いかで、老後の資金は大きく変わる。家でも、狭い一部屋に一緒に暮らせば、光熱費なども安くなる。一緒にいたくないと片方が、あるいは両方が出歩く頻度が高まれば、高まるほどに、食料費や遊興費などの出費はかさむ。だから、夫婦仲があまり良くないと自覚している人達は、事前に、蓄えを多くしておく必要がある。だが、夫婦仲というものは、二人一緒の生活になれば、突然に良くなるということは無い。良くなるきっかけというものは、えてして、例えば、片方が重い病気や交通事故などにあい、連れ合いが柄にも無く、懸命に看病したりして、見直される場合で、このような試練に委ねられる場合が多いのである。だから、夫婦仲がよくなることが良いか悪いかは別にして、試練はありがたい呼びかけなのである。それが老後資金の改善につながることもある。そもそも、夫婦仲良く、共に長く生活することができるなら、少ないと言われる国民年金の受給の範囲でも、二人合わせれば、何とか、最低限の生活はできるのである。しかし、ひとたび、一人になれば、多くの世帯で、国民年金だけでは生活できない現実が待っている。

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老後の必要資金を考える(5)。

2013-05-30 11:23:46 | FP
昨日の続きである。年齢を重ねることで、支出の変わるものと変わらないものとがあるというお話をした。問題はある世帯から子供達が独立をして、夫婦二人となり、やがて、どちらかが先立つ。衣食住で考えてみれば、住まいに関する出費は二人でいようが、一人になろうが、家を所有している世帯では変わらない。賃貸世帯であれば、より狭い、家賃の安いところへ移ることも可能ではある。だが、広さが1/2になったからと言って、家賃が1/2になることはない。老人には家を貸さないという悪い噂が広まった事があったが、これからは人口減で、空き家は増える。貸し手はいくらでもいる。行政の後押しも利用できるようになる。次に衣料費だが、これは二人なら二人分、一人なら一人分である。一般的には、母と娘のような関係ならば、着物をお互いに着合うということもあるだろうが、夫婦間ではまずない。しかし、老後というのはお金を稼いでいた時期の利息で生活するという部分も大きいので、衣服というのも、その例にもれない。メタボにでもならないかぎり、身体は大きくならないし、活動的でも無いので、痛む度合いも少ない。さらに衣服を大事にする気持ちも高まるので、これまですることもなかった繕いなどもして、長く着るようになる。その分、流行などにも左右されない。それが老後というものだ。

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老後の必要資金を考える(4)。

2013-05-29 10:14:37 | FP
昨日は基盤費と社会保険料の話をした。今日はその変化について、話を進めてみたい。電気代やガス代などの光熱費だが、この費用は年を重ねても、ご夫婦のうちの一方の方が亡くなられても、それほどの大きな変化はない。食料費もそうなのだが、例えば、5人家族の食料費は独身生活をしている人のそれの5倍ではない。せいぜい2倍程度なのである。そして、世帯を持った20代から後は、年齢による大きな変化はない。つまり、独身で生涯を暮らす人ならば、この光熱費や食料費などはほぼ一定の額で推移するのである。逆に言えば、これらに影響を与えるのは、私たちサイドの問題ではなく、電気器具の節電効率の進化などの技術革新や為替などの影響による電気料金の値上げ、さらには、原発廃止に向けての社会負担など、外部環境によるものが大半なのである。ところが水道料金は違う。私たちは年をとればとるほどに、自分の健康に気を使うようになる。水道代の大きさを左右するのは風呂に入る回数や時間である。その回数や時間が増えるので、水道代は上がる。もちろん、若い時から風呂に入ることを趣味としている人には関係のないことである。電話代は固定も携帯も話し相手が少なくなるので、いつか基本料金に近づいていく。NHK受信料は一定だが、2015年からは誰もがBS放送料金も払わなければならなくなる。インターネット接続料金だが、マンションによっては、管理費に組み込まれているところも有り、さらには、将来、テレビが自動的にインターネット放送を受信するシステムになることも予想される。さらに言えば、生活の必需品ともなっているので、なくなることは無いと思っていたほうが良いだろう。

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老後の必要資金を考える(3)。

2013-05-28 11:02:25 | FP
昨日の続きである。老後の生活費は逓減するというお話はした。出発点での支出は会社生活をしていた人なら、そのときの支出になるということもお話した。では、最終時点での支出は幾らになるのだろうか。この前提の最初は病などとは縁遠い、今の健康な状態が続いたとしたらということである。人間には生活をする上で欠かせないものが幾つかある。基本的には衣食住と呼ばれるものだが、現代生活をおくる上では、それだけでは済まない。テレビを見なければならないし、携帯電話で人と話をしなければならない。いわゆる基盤費と呼ばれるものである。私は基盤費として、次のようなものが必要と考えている。電気代、ガス代などの光熱費、水道代、NHK受信料、新聞購読費用、固定電話代、携帯電話代、インターネット接続費用などで、主に口座振替により、毎月、あるいは2ヶ月ごとに、あるいは1年に1回引き落とされるものである。さらに、衣食住とは別に必要なものとして、年金にかかる所得税や地方税、さらに土地不動産を所有していれば固定資産税がある。さらに健康保険、介護保険料などで、社会保険料と呼ばれる出費がかかる。一般的には所得税や介護保険料などは年金から源泉徴収されているので、手取り額はそれだけ減っているということである。

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老後の必要資金を考える(2)。

2013-05-27 10:41:29 | FP
昨日の続きである。生活費というのは個々それぞれ違うので、当然、老後の資金というのも人によって異なる。大きな家に住んでいれば、その維持費もかかるだろうし、賃貸住宅に住んでいれば、生涯、家賃の出費が必要になる。さて、昨日はその出費が老後の生活中、全く一緒ではないという話をした。逓減していくのである。では、その出発点での支出と最終的な支出はいくらなのかということである。出発点の支出はサラリーマンならば、その会社生活をしている時の支出である。人間、収入がなくなったとしても、すぐには、生活を変えることは出来ない。しばらくは、同じような生活をしてしまうものだ。むしろ、自由時間が増えるので、支出増さえ考えられる。しかし、その浮かれた時期はすぐに終わる。支出と収入の差が気になりだすのである。将来の老後の生活全体を考えれば、少しずつ節約へと向かわざるを得ない。スーパーでは恥ずかしくて、一品だけの買い物などできなかったお父さんもやがて、200円ほどの買い物ができるようになる。生活習慣が変わっていくのである。週刊誌やパブロイド版の新聞を次々に買い求めていた人も、床屋さんに置いてある本で済ませるようになる。好きな曲があれば、迷わずCDを買い求めに走った人も、自分の好きなのは、今や懐メロと呼ばれる曲で、YouTubeや図書館で借りるCDで十分だと感じるようになっていくのである。

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