人の一生は悲しみだらけ。

人の一生にはいつも不安や心配の絶えることが無い。受験地獄を潜り抜け、就職氷河期に出くわし、結婚、子育て、失業、リストラ、離婚、ケガ、病気、定年退職、介護・・・・すべてに出くわすわけではないが、誰もが、どれかに遭遇しているはずである。私たちの人生は、どんなに有頂天な時代があったとしても、差引して、喜びよりも、悲しみのほうが多いことは、釈迦、キリストの時代から変わらない。だから、いつの時代にも、こうした、悲しみや苦しみから逃れようと、様々な対応を行ってきたのが人間の歴史である。（西澤芳雄氏の文から抜粋）

山下明・夢をかなえるキャシュフロー表

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まともに眠ることが出来ない。

私は今日まで入院をしていた。私の隣のベッドの老人は肺にガンが出来ていて、気もうつろだ。そんなことも重なってか、看護婦さんへの注文も多い、お医者さんには頭が痛いと訴える。ツーンと響く痛みに耐えられないと言うのである。そして、その痛さの原因は心配から来るもので、夜眠れないからだという結論に至る。だから、頭が痛くなるとしきりに不眠を訴える。暑いせいだ。布団のせいだとやかましい。医者は観念して、睡眠薬を渡す。一回では足りなくて、二度目に起きたときに飲む薬と細心の注意まで払う。そして、朝になれば、「昨夜は良く眠れましたか？」と尋ねる。患者は無造作につぶやく。「眠れねえー。」でも、皆さん、隣のベッドで寝ている私はもっと、不幸だったんですよ。この患者の一晩中の熟睡をものがたる高いびきで、私は入院中、まともに眠ることができなかったのですから・・・・。

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オバマ新大統領

黒人系として、初めてアメリカの大統領となるオバマ氏であるが、その側面だけが大きくクローズアップされている。だが、もうひとつ大きな変化がある。それは彼がケネデー以来の北部を拠点とする大統領であると言うことである。ケネデーの死後、アメリカの大統領は南部や西部のアメリカの暖かい地方出身者で占められてきた。当然、彼らの背後には南西部を拠点とする巨大な石油資本や情報産業がある。それらの産業に勤める人達には低所得労働者というイメージは無い。政府の政策の主眼はむしろ、経営を守ることに置かれていた。けれど、「チェンジ」の時を迎えたのだ。多くの選挙を終えた人達がオバマ氏の勝利に涙し、歓喜の声を上げたのは、この「チェンジ」である。絶対にこの世の中が変わるはずだと言う期待感と現実にそれを成し遂げたと言う自分たちの充実感である。当然、アメリカではこれからエネルギー革命が起こるだろう。低所得労働者への配慮がなされるだろう。これまでの過剰金融は終焉を迎えるだろう。金持ち優遇から中流社会重視へと回帰するのである。そのためには超大国としての軍事活動は収縮しなければならないのだが、それでも、誰もが実感できる「チェンジ」の時までには４～５年は必要とするだろう。

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傘がない。

今にも雨が降りそうな雲行きである。秋の雨はもの悲しさが募る。どこからか金木犀の甘い香りが風に乗って流れてくる。「冷たい雨」「傘がない」など、雨にまつわる名曲も多い。それだけ、この日本という国が雨に恵まれている証拠だろう。この広い地球上で、傘を必要とする地域が一体どれほどあるだろうか。木々の生い茂る密林の中では傘はさせない。暑い地域なら、雨に濡れることも快感だろう。そもそも、雨がこれほど、長時間降り続く地域が他にあるのだろうか。地球という惑星は長い時間をかけて、大きな変化を繰り返してきた。あの世界最大の砂漠であるサハラ砂漠にしても、何万年も前ならば、雨の降り続く豊かな密林だったそうである。その地下からはその証拠が山のように出る。かつて、地球は海に覆われていたときもあったという。地球温暖化と騒いでいるが、それは我々人類にとって重要なことであって、長い地球の営みの中ではたいしたことではないのかもしれない。

今日、アメリカ大統領選挙の日である。１億３千万人もの空前の人達が選挙のために、長い行列を作っているという。この人達の関心はエコノミーだという。選挙速報ではオバマ氏が優勢である。多くの人が切実に変革を求めているのは確かなようである。

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健康な食生活！

最近、中国からの輸入された冷凍食品に高濃度の農薬が検出されました。また、農水省から提供された事故米が食品の一部として、市場に出回っていました。食の安全が叫ばれていますが、このような状況では私たちは幾ら気をつけていても、限界があるというものです。信用できないと言っても、食べないわけにはいきませんから、知らぬ間に、私たちの健康を蝕んでいるのかもしれません。さて、話は変わりますが、健康な食生活の基本って？何でしょうか。それに対する答のひとつに、厚労省、農水省、文科省の３省でまとめた食生活の指針というのがあります。なにやら硬げですが、その第一の項目は「食事を楽しみましょう」です。心と身体においしい食事を味わって、食べましょうというものです。そのためには、家族の団欒や、友達と一緒に、楽しみながら食べる。あるいは時々パーテイーなども開いてみましょうと薦めています。最近は男性が厨房に入ることも珍しく無くなりましたから、創る喜びやともに食べる喜びも重要なことです。でも、確かにそれはとても大切なことなのですが、他方でこの食べるものに農薬が入っているのかななどと考えると途端に食欲がなくなります。

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