今日は年度末である。しかし、奇妙な年度末である。私たちが年度末を気にするのは、そこを区切りに、企業成績なり、利益が明らかにされ、他社と比較されることによって、次年度の売り上げなり、官公庁、株主などからの評価が違ってくるからである。ところが、どうも、今年は、その熱気と言うものが伝わってこない。片方で、エネルギーの消費を抑えなければならないという心情が誰にもあるからかも知れない。みずほ銀行関連の会社のように、システム対応に追われ、それどころではないという事情もあるかも知れない。震災の後処理に追われている企業も多い。そのようなところでは増産や通常の営業活動など、夢のまた夢なのである。けれど、歴史に学べば、このようなときに、新たな地位を築きあげた会社も多いのである。このような多くの人が困っている状況では、その人たちを助けることで、その企業もまた大きくなる場合も限りなくある。震災の地で、周りは瓦礫の山に囲まれながら、魚屋さんを開いている店がある。苦労して商品を集めているそうだが、たぶん、2~3年もすれば、その魚屋さんはその地区で最大の魚屋さんになっていることだろう。
Y-FP Office Japan
Y-FP Office Japan