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東京は水に弱い。

2011-05-05 10:04:19 | FP
被災地への救援活動などが一応の軌道に乗り始めて、一息ついたとき、多くの企業や組織では改めて、被災者救護班、災害救助隊、駆けつけチームなどが誕生し、自分達が災害にあったときの対処について、検討を開始した。企業としては、リスクの分散だろうが、一番最初に行うことはやはり従業員や会員の安全確保である。ところがここで、各自が考える災害は違うので、議論がなんとなくかみ合わない。地震災害でも、地震による建物の倒壊が怖いのか。ビルの中の什器類の飛散なのか。火災なのか。津波なのか。あるいは、帰宅の経路問題なのか。一時避難場所の確保なのか。それぞれによって対処は異なる。例えば、地下は地震に対して、比較的安全だと言われている。事実、今回の地震でも地上を走る電車に比べて、地下鉄の復旧が一番早かった。けれど、私の手元にある地下鉄の浸水シミュレーションマップを見ると、もし津波が押し寄せたときに、地下深くにある東京の地下鉄の駅に取り残されていたらと思うとぞっとする。東京の地下鉄は集中豪雨のときの慌てぶりを見ても分かるとおり、大津波などは想定していないのである。東京は関東大震災を教訓に、大火災への備えはずいぶんと進んできた。阪神大震災の教訓で、建物の耐震強度は十分とはいえないまでも、これもある程度の進化は見せた。しかし、水に対する備えはまだ、ほとんど出来ていないのである。

Y-FP Office Japan


コメント (1)
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