夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

技術を持てば、仕事につけるという幻想。

2009-07-31 11:18:43 | FP
8月30日の総選挙に向けて、各党によるマニュフェストの発表が続いている。そこで思うのであるが、その中に、「これだけ技術支援をします。」あるいは「資格取得を支援します。」というものがある。そして、それがあたかも必ず高額の仕事をつく道につながっているかのような幻想を抱かせる。私もかつて、保険会社にいたので、その例でお話しますと。保険募集を行うには、初級、普通、上級、特級などの資格を得なければならない。もちろん、会社はより上の資格を取るように勧める。だから、中には、資格を取ることに夢中になる人もいる。高い資格を得て、他の人たちに自慢をする人たちも出てくるのである。しかしである。私たちの商売は、そして、どの商売にかかわらず、高い資格を持っている人が沢山の契約をとれるというものではない。高い技術を持っているだけで、どこの会社も高給で雇ってくれるわけではない。本人の意欲や品格、または求人を求める社会情勢などに関係するのである。だから、現在の不況下では勉強する時間や技術を磨く時間というのがただの気休めの時間となっている可能性が高いのである。

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機関投資家と個人投資家のアプローチの違い。

2009-07-30 11:45:37 | FP
機関投資家と個人投資家のアプローチが根本的に違うと言うことをご存知ですか。それが資産運用とファイナンシャルプランニングとの違いなのですが、混同されている方が多いようです。もちろん、個人投資家の中にはお金を集めることが趣味と言う人もいますけれど、そのような方は放っておいて、一般的な話に入ります。機関投資家はリスクパジェット(=許容できるリスクの中で、投資効果が最大となるリスク配分をすること。)を実践し、その中でのリターンの最大化を目指すことを目的に、投資先を選択します。けれど、最大の特徴は無制限な責任を負わないということです。失敗もしますが、その失敗は投資家が負担します。一方、全責任を負うことになる個人投資家はそう簡単に決断できません。より複雑な心境になるわけです。例えば、お金を借りて投資する場合があります。不動産投資などは特にそうですよね。それに、税金の問題なども当然考慮に入れなければなりません。そして、何よりも、個人投資家のお金を得る目的が自分の人生設計に深くかかわることになります。その目的の範囲内で、リスクを考えることになりますから、リターンの最大化を図る必要はありません。リターンの最大化を図れば、当然、リスクも高くなるからです。そして、それゆえに、むしろ選択の幅はより広くなると言えます。

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ダブルワーカー。

2009-07-29 11:17:19 | FP
世界経済が混迷を深めています。企業の浮沈も慌しくなり、価格設定などは企業経営者の思い通りにはなっていないようです。そんな時代だから人件費は抑制され、私たちの生活は楽ではありません。回復基調にあった賃金もボーナスも再び低下の傾向を見せ始めました。そんな中で、週末起業、週末SOHO、ダブルワーカーなどと呼ばれる複数の仕事を持つ人達が着実に増えています。総務省の調査によれば、本業も副業も共に雇われている人の数だけで81万人にも登るそうです。だから、本業が自営の人や副業が在宅オフイスの人などを含めれば、その数は100万人をはるかに超えていると推測されているのです。昔、農家の機械化が進み、繁忙期を過ぎると、それほど手がかからなくなりますから、近くの工場に働きに出る兼業農家が増えましたが、それが通常のサラリーマンにも広がってきたということのようです。もちろん、その背景にはインターネットの普及もあり、手軽に副収入を稼ぐツールが生まれたこともあります。ただ、一部に副業を認め始めた企業が出てきたとはいえ、多くの人たちは本業の会社に内緒で行っていることが多いようで、労災とか、雇用保険とか、税金とか、実は考えなければならない問題も多く抱え始めているということのようです。

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山下明

2009-07-28 11:12:58 | FP
山下明氏の紹介をさせてください。
氏は06年にY-FP Office Japan を設立し、フイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、この“夢をかなえるキャシュフロー表”のコラムの出筆を担当しています。氏はコラムを通じて、数々の経済的な警鐘をならしてきました。また、会社設立の動機もキャシュフロー表の作成を通して、多くの方々の人生好転のお手伝いをしたいということであると氏は言います。そして、現在、「未来家計簿」と氏が呼ぶ、家計のキャッシュフロー表の普及に取り組んでおります。
07年には、かねてから書き温めていた「左甚五郎」を出版し、好評を得ることができました。さらに、現在はY-FP Office Japanの小説コーナーで、江戸の町を造った男、本多正信“心悩乱”を公開しています。氏は歴史小説といえども、それは現在の話なのだと語ります。

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リタイアメントライフの三つの段階

2009-07-27 09:33:58 | FP
団塊世代の人たちが定年退職を迎え、いわゆるリタイアメントライフの時期に入る。私はこのリタイアという言葉は好きではないのだが、日本が終身雇用制のシステムをとってきた残照のような言葉なので、ここでは使わせていただくことにする。さて、リタイアメントライフは3つの時代に分かれる。第1の時期は「第2の子供時代」と呼ばれる時期である。これは親や会社などの監督を受けずに自由に好きなことが出来る時代で、身体もまだ若々しく、健康で、旅行をしたり、山登りをしたり、趣味に没頭したりと会社勤めをしていたときには出来なかったことを存分に楽しむ時代である。もちろん、活動的である分、お金も必要となるが多くの人にとって楽しみの時期でもある。第2は「穏やかな時期」となる。身体も少しずつ自由が利かなくなる分、家族との時間を大切にする時期となる。例えば、ガーデニングなどを楽しむことに時間が費やされる。だから、この時期の支出は減少する。第3は「静かな時間」である。健康もすぐれなくなり、多くの人たちが老人ホームなどに入居していく時期と重なる。これは人生の最後の心豊かな時期でもあると同時に、他の人からお世話を受けなければならなくなる時期である。だから、この時期には再び、出費が増える。私たちは人生を考える上で、「死ぬリスク」よりも「長生きのリスク」を考えなければならなくなったのである。

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