今日と言う日。

昨日は１０月１日からの緊急事態宣言の解除が発表され、今日は自民党の総裁選挙日である。岸田氏か、河野氏か決選投票に進むと言われているが、どちらにせよ、どのような政権になるか不透明だ。withコロナ時代をどのような日常にするのかという展望が見えない。気候は次第に秋日和となり、涼しさを増してきた。中国では不動産バブルの崩壊がささやかれ、石炭価格の高騰による大規模停電が各所に起こり、明日、何が起こるか分からない。為替はドル高に振れていて、韓国ではウオン安が加速している。それにつれて、COSPIの株安である。世界経済は新興国を中心に思わぬ落とし穴にはまりそうである。（くちなし亭、2021.09.29）

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コロナ禍が思わぬ社会的な大混乱を引き起こす。

コロナ禍で、世界の人流や物流の流れが滞ている。それが思わぬ社会的な混乱を引き起こしているようである。中国の世界３位のコンテナ取扱量を誇る寧波舟山港が、一人の新型コロナ感染労働者が出たことで、閉鎖したことは有名だが、中国がオーストラリア産の石炭を輸入禁止にした原因も、コロナの発症源の調査を求めたことに起因するものだ。そして、中国では主力の石炭による火力発電に支障が出始めた。もちろん、オーストラリア産の禁輸によるものばかりではないはずだが、原因の出発、あるいは理由の一つであることは間違いない。そのようなこともあって、習近平政権は環境問題だとして、火力発電所の稼働削減を言い始めた。中国東北部では９月２３日から、各地で、大規模な停電が起こっている。電気が止まると色々と障害も発生する。ガス爆発やら、排気設備が止まり、ガス中毒を起こすひとたちなど様々である。これが初秋なので、まだよいが冬ともなれば、これだけでは収まらない。イギリスではガソリン不足が発生して、ガソリンを求める車が長蛇の列を作っているという。その理由はタンクローリーを運転する運転手の不足だそうだ。（くちなし亭、2021.09.28）

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南アフリカではワクチンがあるのに接種できない。

日本のワクチン接種が進まなかった原因の一つが厚労省のワクチンアレルギーと言うものがあったように、世界でワクチンが進まない理由はワクチンの供給量だけではないこともある。アフリカである。今回の国連総会では事務総長をはじめ、アフリカの各国の首脳がワクチン供給量の後れを指摘し、ワクチン格差なる言葉を連発したのであるが、ワクチン接種が進まない理由は紛争とか、供給量以外のことも多いようである。南アフリカでは、他のアフリカ諸国に比べて、ワクチン量は確保しているようである。それでも、政府が開設したワクチン接種会場には、１日５人程度しか、接種希望者は現れない。もちろん、予約制ではない。希望者は打つことができるのだ。しかし、その事情を知る人たちはため息をつく。アフリカは広い。ここへ来るためにはバスに乗ってこなければならない。生活に困窮している彼らにとって、バス代も払えないのだというのである。打ちたくても、打てないという事情があるというのである。それもワクチンがないからではない。あるのに接種できない事情である。（くちなし亭、2021.09.27）

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もしワクチン接種が２~３か月早く始まっていたら・・・。

日本で、これだけコロナ感染が進んだ理由の一つに、ワクチン接種の遅れがある。少なくとの、欧米に比べて、２~３か月は遅れたのだ。ワクチン開発国のアメリカやイギリスに比べれば、明らかに半年は遅れている。ワクチン開発能力を持ちながらも、開発できなかったことは悔やまれるが、それはさておき、今、なぜ、ワクチン承認が遅れたのかと言う議論が活発になっている。厚生労働省のネガテイブな思考が最大の障壁だというものもあるが、それは日本のワクチン接種の遅れにつながったというものである。しかし、世界中で接種が進み、その結果も出ている中で、なお、人種の違いなどを理由に、治験にこだわる姿勢がこれまでのコロナ惨禍を生んだのである。今、政府が始めようとしているのはその点の改善である。惜しいのは、ワクチン接種がもし、２~３か月早く始まっていたら、菅政権の退陣もなかったし、日本人の日常ももう少し早く取り戻すことができたのではないかと言うことだ。（くちなし亭、2021.09.26）

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韓国経済はコロナ肺炎にかかり始めている。

韓国経済は中国がくしゃみをすれば、風邪をひく状態であることは間違いない。その中国だが、今、くしゃみどころではなさそうな状況である。当然、その影響は韓国に飛び火する。韓国経済は悪化の一途をたどっているのである。その上、今は世界も韓国もコロナ禍にある。韓国防疫当局は新型コロナウイルスの新たな感染者が２４日に３２７３人確認されたと発表した。１日の感染者が３０００人を超えたのは初めてで、前日に引き続き、新規感染者の過去最多を更新中である。新規感染者は前日よりも８００人以上増えており、拡散の勢いが連日強まりつつある。ゼロコロナを目指す作戦は失敗しつつある。このような状況で、ウオン売りが加速している。現在は１米ドルあたり、１１８０ウオンでの攻防が続いている。当局はたぶん、必死であろう。だが、傾向はウオン安へと流れそうである。これはCOSPI、株安とも連動している。LGや現代など不安要素の高い銘柄ばかりではない。サムスン生命など、ただ単に韓国売りと思われる銘柄が暴落しているのである。（くちなし亭、2021.09.25）

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