夢をかなえるキャッシュフロー表

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世界で最も貧しく幸せな大統領であったホセ・ムヒカ元大統領の演説

2015-03-31 11:01:23 | FP

今日は3月31日である。多くの人が年度末の慌しさの中にある。多くの企業が決算を迎える日で、出来るだけ良い成績で終わりたいと誰もが願っているからである。さて、世界で最も貧しい大統領と言われていた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が2012年の世界の環境と開発についての「リオ会議」で行ったスピーチを思い出してみました。ホセ・ムヒカ元大統領は給与のほとんどを寄付し、個人資産は18万円相当の車1台のみで、農場で質素な暮らしをしていたそうです。そんな彼が、ブラジルに招かれて、地球の未来と幸せとは何かについて、ゆっくりと語り始めたのである。「皆さんは本当に世界を良くしたいと心から考えているのでしょうか?今私たちが目指すべきことは、現在の裕福な国々の発展の消費モデルを真似することではありません。みなさんに質問です。例えば、ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持つことになったら、どうなるでしょう。地球で呼吸するための酸素はどれだけ残るでしょうか。さらに言い方を変えましょう。西洋の富裕層が当たり前とする傲慢な消費を世界の70億~80億人の人が同じようにしたら、どうなるでしょう。そんな原料がこの地球上にあるでしょうか?私たちは発展するために、この地球に生まれてきたわけではありません。幸せになるために生まれてきたのです。発展は幸福を阻害するモノであってはいけないのです。」(2015.3.31)

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人工知能を持ったキロボの帰還。

2015-03-30 11:09:37 | FP

ロボットが人工知能を持った時、私たちとのかかわりはどうなるのかと思う。28日、トヨタの人工知能ロボットキロボが記者会見をした。キロボはISS(国際宇宙ステーション)のなかで、日本人宇宙飛行士若田光一さんと一緒に過ごしたロボットである。目的は宇宙飛行士の癒しである。若田さんが昨年5月に帰還した後も、ISSに残り、先月11日にSPACE X社の宇宙船「ドラゴン」で地球に帰還したのである。キロボの第一声は「地球はまるで青色LEDみたいだった。輝いていたよ」というものだったそうだが、ロボットの進化は目覚ましい。この種の人工知能は、将来の自動車の自動運転などに活用され、それが飛行機や電車など、広く応用されれば、今回のドイツ航空機に事故なども、未然に防げたと思われる。さて、ロボットの人口知能はCP(コンピュータ)の進化によって、生まれたものである。いわゆる記憶力や知識と言ったものは、もはや、人間はCPに敵わなくなった。人間は自分の作ったものに頼らざるをえなくなったのである。人間が考える一兆倍もの速度で、CPは答えを出すのである。ある意味、主従の逆転が起こっているのである。だが、CPには「どうするか。」という回答は出せても、人間のように、「どうあらんとするか。」という考えは持てない。昔、どの村にも、心の支えとなっていた長老がいた。体力的にも、頭脳の速さでも、若い人に劣るけれど、人間としての生き方を諭した。そして、尊敬を集めていたのである。そして、長老の発する短い言葉が村の進路を決めたのである。(2015.3.30)

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「ついでに言うとね・・。」

2015-03-29 11:09:30 | FP

全国こども電話相談室というTBSのラジオの番組をご存じだろうか。その番組が50年の歴史に幕を下ろすという。私は大人であったが、よくこの番組を聴いていた。特に営業で、外回りをしていた時には、得意先までの車の中で、この番組を聴くのを楽しみにしていた。子供ながらの、宇宙の疑問とか、動物の話などは、はっとするほど新鮮であった。なぜ、この番組が無くなるのだろうと思うと、やはり、その原因はインターネットの普及であろう。子供たちも、スマホやタブレットを持つ時代である。疑問が起これば、その場で、疑問を解決するツールを持っているのである。しかし、機械には、「ついでに言うとね・・。」という面白い話はない。そのような話のふくらみが人間との会話では起こる。そのふくらみこそが、夢とつながる。「そうなんだ。」で終わるのではなく、「それで、それで・・・。」と続く興味が私たちの心を豊かにする。インターネットに敗れたラジオ番組だが、インターネットを超えるものも必要だ。(2015.3.29)

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大塚家具の株主総会で、京都の老舗企業の話を思い出す。

2015-03-28 11:36:05 | FP

京都の老舗企業の話である。彼がその会社の後継者として、社長に就任した時だという。彼の父は江戸時代に始まる、その企業の何代目かの社長であった。今は、会長に退き、長男である後継社長の後見人を自負している。彼は、社長に就任する以前は、東京の大企業に勤め、武者修行のようなことしながら、近代経営について、学んだ。だから、彼が社長になり、企業の刷新を図ろうとした時には、「古い。古い。」というのが口癖になっていた。この古さから、脱却しなければ、企業として生き残れないと思っていた。そんな彼が外出先から、会社に戻り、ふと会議室での老練社員たちの会話を耳にする。「あのぼんぼん。(彼のことである。)わしらのやることを、なんでも古い古いと言いよる。しまいに、わしらも、古いと言って、追い出されるのと違うか。」彼はどきりとする。そう言えば、彼は彼の父である会長から苦言を言われたことがある。「古い社員たちは、わしと一緒に、この会社を造ってきた者たちだ。彼らがわしに、お前が会社をつぶすかもしれんと言ってきた。お前にはお前のやり方があるかもしれないが、彼らの意見もよく聞いて、方向を誤らないようにしてくれ。」会長と一緒にやってきた番頭的な立場にある社員にとっては、自分と会長のやり方こそが正しいと信じてきた。それが古いという一言で否定されると、反抗心がむき出しになる。会長を担ぎ出しても、抵抗したくなる。昨日、大塚家具の株主総会で、久美子社長派の会社提案が可決された。過日、勝久会長の記者会見の席で、彼の後ろにずらっと並んだ社員たちを見て、この京都の老舗企業の話を思い出した。(2015.3.28)

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答えはまだ見つからない。

2015-03-27 11:26:58 | FP

ドイツのLCC、ジャーマンウイングスのエアバスA320機が墜落事故を起こした。乗員乗客150名もの人たちが命を落としたものとみられる。この事故で、ドイツの警察当局は26日、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の関係先を家宅捜索した。副操縦士が故意に同機を墜落させた疑いが強まっているからである。一部に、副操縦士は鬱であったという証言もある。仮に彼が精神的な疾患を持っていたとしたら、私たちの社会は、テロとの戦いどころではない、不安定な社会に陥る危険性を持っているのである。そして、日本でも、最近、この種の事件が多発している。兵庫県宝塚市の食品加工機械製造会社「品川工業所」社長、品川士郎さん(67)夫婦が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された長男も、そのようであったし、淡路島の洲本市の民家で5人が、引きこもりの男に殺害された事件もそうであった。世界は病んでいるのも事実である。格差が多くの人を精神的な病に陥いらせたのもの事実である。病になった過程は人それぞれである。ただ、病を持った人たちは多く、溢れている。そして、また、その人たちをただ単に、隔離すればよいという問題でもない。先日の日本の事件でも、日本のマスコミはあっという間に、撤退してしまった。この問題をどう扱ってよいのか答えがまだ見えていないからである。(2015.3.27)

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