夢をかなえるキャッシュフロー表

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宗綱のような男

2011-02-28 10:09:14 | FP
私の家内の遠い祖先に、北関東を舞台として、戦国の世を駆け抜けた佐野宗綱という男がいる。当時の佐野一族は古河公方に仕え、北の上杉謙信、南の北条氏照、東の佐竹氏に囲まれ、幾多の攻撃を受け続けたけれど、名城、唐沢山城に立てこもり、これらの名将達の攻撃を撃退してきた勇猛果敢な一族であった。佐野宗綱も若いけれど、この血を引き、また戦い上手な人たちに支えられていた。そして、宗綱はかねてから国境争いを決着させようと長尾攻めを決行する。それは元旦の出陣である。須花坂の戦いがこうして始まる。敵は坂の上で待ち構える。宗綱は「攻めよ。」と号令をかける。そして、その先頭を駆ける。しかし、宗綱の馬は早い。徒歩の家来衆は追いつかない。気がつけば、宗綱は単騎で敵陣に突っ込んでいた。そして、鉄砲に撃たれ、あえなく討ち死にを喫する。こうして、佐野一族の衰退が始まる。その後、当主に後北条氏の一族をいただき、またそれが、豊臣秀吉の攻撃を受ける原因となる。だが、宗綱を笑うことは出来ない。宗綱のような男はけっこう多い。菅直人首相もそのような人物に見えてならない。

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営業マンが客に与える喜び。

2011-02-27 11:09:16 | FP
私たちは、多分、出来ないかもしれないけれど、何か方法はないかと思うことがある。小さなことで言えば、壊れた電気製品を買い換える前に、手を尽くして直す方法はないかというものであり、大きな話で言えば、年金制度を増税せずに円滑に運営していくことは出来ないかと言うような話である。けれど、最近の私たちの周りの人たちは、出来ると出来ないとの間の可能性を見事に消去している。本来の営業マンというものは、客がこうして欲しいと申し出た場合、単純に、出来る、出来ないと割り切るのではなく、出来ないかもしれないけれど、技術者や関係先を飛び回り、その可能性に時間をかける。それが営業マンの喜びのはずである。けれど、現在、多くの営業マンがその喜びを放棄している。この間も、このようなことがあった。「私たちの希望はこうだ。だが、このような理由で出来ないかもしれない。」つまり、99%出来ないかもしれないが、できる方法はないか考えてくれと言うものだった。しかし、答は簡単だった。「あなたの言われた通りの理由で、できません。」私はこの答を聞いて、がっかりとした。そのような答だったら、何も、始から、頼むこともなかった。最初から分かっていたことなのだ。私が求めていたものは、出来ないから出来るまでの間の、何かしらの前進だった。仮に、やっぱり出来なかったとしても、私はこの営業マンと共有する時間を持てたことを喜びとするだろう。また、仮に、出来たとしたら、この上ない喜びとなるではないか。営業マンが客に喜びを与えるとはこのようなことではないのか。

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人口は横ばいだが世帯数は増えた。

2011-02-26 09:41:09 | FP
国勢調査の結果が発表されて、日本の総人口は1億2800万人であった。ここで注目されるのは世帯数の増加である。5200万世帯と5年前の調査時点に比べて、5%も増えた。人口は増えていないのに、世帯数が増えたということは、1世帯あたりの構成人数が減少したことを意味する。もちろん、少子化により、子供の数が減ったことが原因であるが、直感的には単身の高齢者の増加が、この数字に表れているように思える。さて、1世帯あたりの人数が減ったことは、経済的には非効率である。ひとつの明かりにの下に、5~6人で生活するのと、一人で生活するのとでは、消費電力も、食費代もすべてに於いて、余計な出費が必要となる。無駄も生じる。これまでは、この無駄こそが豊かさの象徴のように言われてきたのだが、これからは違う。いかにエネルギーも、食料も、共存化していくかが、大きな課題となる。これまでのような消費は美徳である時代は過ぎ去ったのである。そうでなければ、年金も医療もすべて、なりゆかなくなる時代へと私たちはすでに入っているのである。だから、気のあった高齢者仲間が一緒に住む環境整備なども必要かもしれない。

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もう、春ですね。

2011-02-25 11:55:15 | FP
朝起きて、窓を開けるとあの冬の寒さがなくなっていた。気持ちの良い朝である。もう、春が来たのです。「もう、春ですね。」と人に語りかけたくなるような、わくわくするような温かな気持ちの良い朝である。新聞を見ると、世界経済はリビアの騒乱で、原油の高騰もあり、再び、暗雲が立ち込めている。そして、その影響を最も受けるのがイタリアと言う国らしい。その首相がアメリカの外交文書の露呈で馬鹿であることが分かり、さらに、少女を買春したとして、起訴されているお国である。第2次世界大戦前、リビアはイタリアの植民地であったことで、今なの、その関係は深い。エネルギー大国であるリビアからは大量のエネルギーを確保しているし、リビアからの資本流入も始まっていると聞く。けれど、思い出されるのは欧州のやわらかい下腹地区グループに、イタリアは含まれていることである。強いドイツに対して、弱いイタリアなのである。リビアのカダフイー大佐が頑張れば、頑張るほどに、イタリアは苦境に落ちていく。でも、「もう、春ですね。」

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戦い方を忘れた人たち

2011-02-24 09:51:15 | FP
最近、思うことは戦いを好まない人が増えたことだ。正確に言えば、戦い方を知らない人たちが増えたことだ。勿論、ここで言う戦いとは、武器を持って、火花を散らすことではない。議論のうえのことであり、仲間を増やすという意味である。自分の言っていることが正義ならば、全てに通じるはずであると信じるのであるが、少しでも反対者が現れれば、瞬く間に矛をおさめる。和やかな場を作ることが最大の目的かのように、慣れない笑みをうかべ、それで、事が済めば、ああ、良かったと思う人たちがいかに多いことか。けれど、進歩はある意味で、戦いのなかで始まる。人智を尽くして、仲間に訴え、自欲の殻に閉じこもる人たちを、その殻の中から出てもらわなければならない。それには、時には叱咤することもある。相手だって、負けていないから、反撃を食らう。この反撃にも耐えるだけの心の強さや、周到な準備を重ねなければならない。つまり、戦いを好まない人が増えた背景には強い心に心を鍛えていないからであり、準備に時間をかけることを忘れているからである。

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