多くの金融関係者は将来的に、インターネットに顧客を奪われてしまうのではないかと疑心暗鬼になっているようです。けれど、少し前の話ですが、損害保険市場に、外資が進出し、テレビコマシャルを通じて、その安さを宣伝したことがありました。一時、多くの損保関係者は、その保険収入の伸び率に、戦々恐々となり、日本興亜社などは通販専門の子会社をあわてて作ったほどでした。けれど、結局、1%の壁に阻まれました。日本の損保市場の1%を上回ることが出来ずに、しだいに、TVCMの数も減っていきました。つまり、顧客の多くは対面募集という、人の顔のほうを信用したのです。さて、インターネット市場でも同じ現象が起こっています。アメリカのForum for Investor Adviceの調査によれば、10人の投資家のうち、7人はインターネットを活用しているそうですが、そのうち、インターネットで取引をした人は15%にすぎないそうです。ほとんどの投資家は情報を得る手段に使っているだけだということです。そして、多くは自分のアドバイザーの意見を尊重しているし、それに満足しているとの回答を寄せているそうです。
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