夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

独白・2009年暮れ(2009.12.31)

2009-12-31 09:33:21 | FP
2009年は21世紀に入って、真の意味で新しい世紀に入ったことを予感させる年になりました。アメリカではオバマ政権が誕生いたしました。20世紀には超大国アメリカで黒人の大統領が誕生するとは誰も思わなかったことです。また日本でも、長い自民党政権が終わり、民主党政権が誕生いたしました。夏の選挙期間中まで、ある程度の民主党の躍進は予想されていましたが、他方では誰もが戦後の日本を支配し続けた自民党の強さがそう簡単に崩れるはずがないと思われていました。けれど、時代は自民党を瓦解させようとしています。55年体制は、ソ連の崩壊で、まず社会党から急速に力を失いました。そして、世界がアメリカの1極集中体制に一時的に変わったように、日本の自民党の1極支配も、次の変化の起こるまでのつなぎとして、現出したに過ぎませんでした。もちろん、日米の新政権とも、失敗や物足りなさが見えます。けれど、それは仕方のないことです。長い旧政権と結びついた多くの人達の生活があります。その人たちの生活が180度、すぐに転換できるはずはありません。旧政権の下で、長く批判や擁護を繰り返してきたマスコミや評論家の皆さんもまだまだ健在なのです。その人たちの頭が急激な変化についていけるはずもありません。政権の変化は劇的でも、社会はやはり徐々に変わっていかざるをえないのです。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オスライオンの咆哮が続く。

2009-12-30 11:30:32 | FP
アフリカのサバンナでは野生の生き物たちの死闘が続いている。ライオンの家族で狩をするのはメスライオンだ。それに比べて、大きな身体と立派なたて髪を持つオスライオンはいつも大きなあくびをし、のんびりと寝そべっているしか能が無いようにも見える。ある日、母ライオンの群れが1頭のインパラをしとめた。子供たちも集まってきて、そのインパラを食べようとしたとき、ぶちハイエナの群れが突然現れた。そのぶちハイエナの群を率いているのは尻尾黒だ。ハイエナのなかでもとりわけ身体も大きく、恐れを知らない獰猛さを持っていた。お母さんライオンは尻尾黒を見て、獲物を離した。子供たちを危険な目に合わせるわけにはいかなかったのだ。それを見て、ハイエナの群れはインパラに群がり、余すところ無く食べつくしてしまった。そして、このようなことが2度、3度と起こるようになり、ハイエナの群れはいつかライオンの狩を待つようにもなった。だが、ある日、尻尾黒の前に、オスライオンが立ちはだかった。それは一瞬の出来事だった。尻尾黒の無残な姿がサバンナにさらされ、オスライオンの咆哮がしばらく続いた。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セカンド○○の薦め。

2009-12-29 11:25:02 | FP
セカンドドクターという言葉は聞いたことがあると思います。これは自分にとってより良い治療方法を求めていくシステムです。ところが、最近、絶対にセカンド○○が必要だという事件が起きました。ある人(Aさん)が自分の住んでいる地域の社会保険事務所に年金の相談に行きました。ところがAさんは、そこの相談員からまだ15ヶ月の未納分があります。その納付が終わらなければ、年金の支給は出来ませんよと言い渡されたのです。Aさんは年金のことを良く知りませんでしたから、別の地に住む兄のBさんに相談しました。BさんはAさんの説明が要領を得ないこともあって、Bさんの住む別の社会保険事務所に説明を受けに行きました。けれど、その内容はBさんの予想とは異なるものでした。つまり、Aさんはもう保険料の支払いをする必要はなく、しかも請求をすれば、すぐにでも年金の受給が出来るというものでした。それは最初の社会保険事務所の相談員がAさんの退職一時金を受けていた厚生年金の加入期間を加えていなかったからです。もちろん、当初の社会保険事務所の相談員に悪意があったわけではありません。たぶん、例の統合作業が遅れていたせいだと思われます。でも、このようなことで、知らず知らずに不利益を受けている方も多いのではないかと思われます。勿論、これは年金だけの話ではありません。それがセカンド○○を薦める理由です。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソーシャルワーカーのYさん。

2009-12-28 11:14:54 | FP
人は病気にかかれば、健康な人のように元気に動き回ることはできません。また障害があれば、通常の生活が出来ないということが起こります。まして、高齢になれば、気持ちは若くても、これまでのようには何事もできなくなります。最近大きな病院には、その様な方の色々な相談にのってくれるソーシャルワーカーという人がいます。今回、私の相談者は夫婦二人くらしで、妻が長く精神の病気で病院に通われていました。そのような中で、夫が急にガンを発病したのです。そうなると夫婦の生活自体が不安定なものになります。 私は土地の活用等種々の提案をさせていただきましたが、その中に、奥様の障害年金の請求というものもありました。その時、一緒に、助けていただいたのがソーシャルワーカーのYさんでした。考えてみれば、ソーシャルワーカーも万屋さん。私たち、FPも万屋さんです。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の価値観が想い出される日。

2009-12-27 11:22:45 | FP
今年も経済学のサミュエルソン教授のような私達の尊敬する多くの方々が亡くなられました。私たち自身が大分年齢を重ねて参りましたから、私達が青春時代に影響を受けた方々が亡くなられていく寂しさも受け入れなくてはなりません。ですから、大恐慌を経験した世代ももう少なくなってきているのです。そして、それとともに昔の価値観も失われつつあるようです。「今の世の中は倹約や計画的な消費生活にまったく無頓着の若者たちが席巻して、これまで、この国をこれほど偉大にしてきたものが駆逐されつつあります。」これはH.ドゥボルキン氏の言葉であります。アメリカの少し前のことを言ったものですが、日本にも当てはまる言葉のようです。けれど、アメリカも日本も大恐慌に匹敵する経済不安を今、迎えています。このような中で、私たちは昔の価値観を思い出しているのです。他人を家族の同じように思う。これは家族主義から抜け出した私たちにはうっとうしく感じさせてきたことです。でも、それは心の底では私たちが大事にしてきたものです。そのような価値観が、再び、見直されようとしています。失われたことを甦らせるには、悲しい出来事が必要なのでしょうか。生まれた時代、育った時代に、異なる価値観を持つことは仕方のないことですが、本来、色々な価値観が交じり合って、偉大なものが構築されるということだったのではないでしょうか。今の価値観も必要なのですが、昔の価値観も大事にしなければならないのです。

Y-FP Office Japan
歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする