夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

ジャンク債の不思議

2011-05-18 10:01:13 | FP
ジャンク債とは、信用格付けが低くて利回りが高い債券のこと言い、ジャンクボンド、ハイイールドボンドという言い方もする。ジャンク債は、デフォルトする確立が高いので、多くの人に敬遠されがちであり、想定価格よりも低く評価されがちである。だから、これを利用して、野村證券は米国ハイ・イールド債権投信を発売している。いくつもの債権をまとめて、細かく分割し、リスクを分散させることにより、通常以上の利回りと安定性を確保しようとしているのである。ただ、近年、このジャンク債に面白い傾向が見える。経済を知る人はご存知のことだが、債権価格は、経済が好調になり、金利が上がって行くと、価値は下がる。ジャンク債ももちろん、債権なので、この性格は同じはずなのだが、アメリカの景気が少しずつ、回復している今、逆に、値を上げている。それは、誰もが感じることだが、ジャンク債はデフォルトする危険性が高いから、安いのであって、景気が回復して、その危険性が低くなれば、持っていても、安心できる商品なのである。しかも、金利は高い。したがって、人気が増すのだが、もちろん、ジャンク債の中身は千差万別なので、素人は飛びつかないほうがよいと思われる。日本ではジャンク債と呼べば、当然、怒られると思うが、ソフトバンクが個人向けの社債を発行した。利率は年5.1%、発行額は600億円で、瞬く間に売り切れたそうだが、取得格付はBBBであった。

Y-FP Office Japan

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする