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中国債券市場崩壊の危機。

2017-01-22 09:26:51 | FP

アメリカのトランプ大統領が誕生して、アメリカフアーストを大統領就任演説の柱にしている。XXフアーストは都民フアーストでも使われているように、今年の世界の流行語になるかもしれない。それはさておき、トランプ大統領の保護貿易政策が本格化すれば、最も影響を受けるのは中国だろう。アメリカの貿易赤字に占める割合では中国が約50%、半分を占めるからだ。もちろん、中国製品に対して、全面的に高関税をかけるとは思われない、商品によっては自分の首を絞めかねない。選別しながら行うであろうが、中国製品というのは、鋼材でもそうだが、企業は政府によって支えられているので、販路を塞がれたら、価格無視で、他の市場にあふれだすに違いない。それはそれで問題となる。その中国企業を支えているのが、中国の債券市場である。理財商品とも呼ばれているものも含めて、公式統計によれば、銀行の理財商品の残高は2016年6月末時点で26兆2800億元に、証券会社を含めた債券市場の規模はこの3年で63兆9700億元に達しているそうだが、そのほぼ全てを、通常はバランスシートに記載されない無保証の商品である。中国政府は借金つけになっている大手企業に対して、債券発行を奨励し、投資家にも債権の購入を勧めてきたのだが、ここにきて、中国の中央銀行をはじめ監督官庁ははっきりとバランスシートに記載しろと指導し始めた。それが投資家に債権規制と映ったらしい、債券市場は急速に悪化、それにあわてた中銀はさらに多額の資金を供給して、支えているのだが、それがまた、バブル化を引き起こしている。そこにきて、アメリカからの利上げのニュースである。中国の債券市場の崩壊は中国大手企業の存続を含めた大問題へと発展しかねない。(2017.1.22)

Y-FP Office Japan

 

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