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中東に新しい政治力学が発生する。

2017-01-15 11:17:15 | FP

イランのラフサンジャニ元大統領が8日亡くなったのであるが、イランにおける穏健派の彼の死とトランプ大統領の誕生は中東の力学を変えるかもしれない。これまでの構図はサウジアラビア、トルコなどの欧米系グループ対イラン、シリアなどの親ロ系のグループに分けられていた。もちろん、イスラエルは欧米系グループなのだが、少し、性格は異なる。アメリカはこれまで、そのエネルギー政策の中心が中東の油田に頼っていたので、欧米系グループを後押しすることが大命題であった。そこに、アルカイダなどのイスラム過激派が誕生し、それをイランが支援という構図が出来ていた。しかし、アメリカのオバマ政権の誕生、イランのラフサンジャニ元大統領の後押しにより、イランとアメリカとの和解が成立する。アメリカは国内シェールオイル採掘の活況で、以前よりも、サウジアラビアなどに頼る必要もなくなっていた。そして、ISが登場する。この過激派は宗派の違いで、イランとも対立する。シリアを支援するロシアはイラン、さらに、トルコと接近。IS攻撃を名目に、連携を深める。エネルギーを中東に頼る欧州は依然として、サウジラビア系の国々を支援するが、アメリカは違う。特に、今月誕生するトランプ政権はロシア陣営に肩入れするかもしれない。シリアの混迷を解決するよりも、IS根絶を最優先させるかもしれない。それに対して、後ろ盾を失った欧米系グループがどのような戦略を立てるか。混乱が収まるのか、増すのかは、剣が峰に立っているとしか言えない。(2017.1.15)

Y-FP Office Japan

 

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