バイデン大統領は余計なことを言う。

バイデン大統領は余計なことを言う。３日、バイデン大統領は記者から「アメリカはイスラエルのイランの石油施設攻撃を支援するのか」という問いに、「議論している。」と答えたのだ。記者たちがどよめくのに、あわてて、「少しだけだ。」と付け加えたが、後の祭りである。中東紛争がイスラエルの周辺だけで行われている限りは、原油価格にそれほどの影響はない。なぜなら、紅海でイエメンのフーシ派の船舶への攻撃が頻発化するに従い、多くのタンカーはアフリカの南端を回るコースに航路を変えていたからである。だが、イランが直接的に戦争に加わるような事態になれば、原油の大動脈であるホルムズ海峡は封鎖される可能性が高い。これに市場は敏感に反応する。ＷＴＩ先物価格は同日、５．１％高の１バレル７３．７１ドルに跳ね上がった。イスラエルは本当に、イランの石油施設を空爆するようなことがあれば、原油価格は一気に高騰する。（くちなし亭、2024.10.05）

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